じじぃの「人の死にざま_842_A・ラヴォアジエ」

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Antoine Lavoisier - Introduction for AcDec 動画 YouTube
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Antoine Lavoisier 動画 YouTube
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アントワーヌ・ラヴォアジエ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ(1743年8月26日 - 1794年5月8日)はフランス、パリ出身の化学者である。
【来歴】
1774年、精密な定量実験を行い、化学反応の前後では質量が変化しないという質量保存の法則を発見した。また、当時は燃焼を物質に含まれているフロギストンが空気中に出ていく現象であるとするフロギストン説が支配的であったが、1777年に燃焼が物質と酸素が結合することであると説明した。
フランスの科学者クロード・ルイ・ベルトレーらとともに、物質の命名法を確立し、元素を定義付け、また、水の成分が酸素と水素であることを発表した。ただ、これは彼に先立って英国人のヘンリー・キャヴェンディッシュが既に発見していたが、かなりの変人だったキャヴェンディッシュはラヴォアジエの発表に何の関心も優先権も主張しなかったため、ラヴォアジエに優先権が発生することとなった。
熱が物質であるというカロリック説には肯定的であった。酸の元は酸素であると考えて(実際は水素イオン)、この名称をつけた。
1789年、ラヴォアジエは『化学原論』を出版し、33の元素表を示し、近代化学の革命を成し遂げた。

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周期表でスラスラわかる! 「元素」のスゴい話 アブない話』 小谷太郎/著 青春文庫 2011年発行
どこにあるのか、火の元素 (一部抜粋しています)
科学の偉大な祖アリストテレスをはじめとする古代ギリシャ哲学の教える4(5)元素のうち、やや異質な火の元素とエーテルについては、現代の観点から解説を加えておきましょう。残りの土と水と空気は、元素ではなく化合物・混合物であることを近代科学は知っており、それぞれどんな元素からなるかも明らかにされています。しかし火の元素とエーテルは、周期表上野元素を混ぜ合わせても作ることはできません。
身もふたもなくいってしまえば、火の元素だとかエーテルなんてもものはないのですが、4(5)元素元素説の強い影響を受けたヨーロッパ科学が、そんなものはありゃしないという結論に到達し、アリストテレスの呪縛(じゅばく)から解放されたのは、つい最近といってよい出来事なのです。
18世紀の化学者は年少をつかさどる元素「フロギストン」を探し求めました。物の燃焼とは、物からフロギストンが出ていく現象なのだというのが当時の学説でした。これは、木材が燃える時には木材から火の元素が出ていくのだという4元素説とよく似ています。つまりフロギストンとは当時の科学用語で火の元素をいいかえたものなわけです。
しかしフロギストンはなかなか見つかりませんでした(存在しないのだから当たり前です)。ヘンリー・キャベンディッシュ(1731〜1810)は水素を発見しましたが、最初この爆発性の気体をフロギストンだと思いました。キャベンディッシュはついでに窒素も分離したようですが、この変わり者の学者は(他の多くの発見と同様に)その結果をしまいこんで発表しなかったようです。
窒素の中では物が燃えないことが知られると、窒素はすでにフロギストンで飽和した空気なのだと考えられました。1771年に酸素が発見されると、この中では物がよく燃えるので、酸素はフロギストンをよく吸い取る「脱フロギストン気体」と呼ばれました。でもそれなら酸素の中で物を燃やしていくと、しまいにフロギストンでいっぱいになった酸素が窒素に変化してもよさそうですが、そうはなりません。
1775年、アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ(1743〜1794)は、こうした混乱を正し、フロギストンの存在を否定し、燃焼とは物質が酸素と化合することなのだと明らかにしました。
ところがそのラヴォアジエが挙げた元素のリストには、熱素(カロリック)という想像上の元素が含まれています。それによれば、熱素とは熱をつかさどる元素で、物が燃えて熱を発する時に放出され……。なんのことはない、これは火の元素です。フロギストンなどなくてあるのは酸素なんだと喝破し、当時の科学者たちの目からウロコがぽろぽろ落したはずのラヴォアジエは、火の元素を完全に消しさる勇気がなくて、こっそり元素の表に名前を変えて残しておいたのです。恐るべきアリストテレスの呪縛。
熱素が熱をつかさどるという(まちがった)説は、その後しばらく生きつづけました。熱の正体は熱素ではなく、分子運動であることが実証されたのは、19世紀でした。

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