じじぃの「背筋がぞーっとするお人形の話!新都市伝説」

Trilogy of Terror(1975) Part 3
動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=FOEJkeLPSRQ&feature=related
"Prey" Movie Trailer
動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=oubb9bWywxU&feature=related

すごく怖い話・都市伝説 8作目『呪いのリカちゃん人形』 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=UgSKBapW-NQ

気味の悪い人形

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『小説以外』
恩田陸/著 新潮社 2005年発行
「恐怖」ということ 
いつも通り半分眠った状態で通勤電車の吊り革につかまっていると、たまたま目の前に素敵な美女が座っていた。40代位で、髪形に化粧、アクセサリーやスーツの趣味も申し分なく、品と知性を感じさせる女性である。これから自分が迎えるであろう年代にこういう素敵な女性を見ると、なんとなくホッとするし励みにもなる。
電車は終点に着いた。押し込められていた電車から、固まっていた麺がほぐれるように人間が吐き出され、私も服を整えながら電車を出ようとした時、件(くだん)の美女がスッと何か大きなものを抱えて外に出ていくのが見えた。載っている時は気付かなかったが、彼女はそれをずっと膝に載せていたものらしい。えっ、と一瞬自分の目を疑った。
金髪の女の子、大きな人形だった。その大きな人形を、彼女は赤ん坊のように腕に抱いて、混み合うホームを平然と、ハイヒールの音も高らかに歩いていくのである。
何かいけないものを見てしまったようで、ショックだった。そのあと、背筋がぞーっとした。開発中の商品だったのかもしれないし、娘か姪ごさんへのプレゼントだったのかもしれない、といろいる考えてみたのだが、それをむきだしで腕に抱いている理由がどうしても思いつけない。異様に思ったのは私だけではなかったらしく、周囲の擦れ違うサラリーマン達が、けげんな顔で振り返り彼女の表情を窺うのが見えた。
「何か怖い話は」と聞かれると、私はいつもこのことを思い出す。現実には、遠くにいる親が倒れるとか、とっても寒い日に給湯器が壊れるとか、会社でさんざん他人の吸うタバコの煙を吸わされるとか、恐ろしい話には事欠かない。しかし、私が「恐怖」ということを考える時、思い出すのはこの話だ。普通の顔をしていて、品があって、知性があって、冷めている。しかし、手元にあるのは金髪の人形。

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『都市伝説 信じたくない恐怖』
現代ふしぎ調査班/著 河出書房新社 2009年発行
3本足のお人形さん
「もしもし、わたし、○○」……。
女の子から大人気のキャラクター人形がしゃべる、おもちゃの「電話」である。女性なら一度はあの声を聞いたことがあるだろう。その国民的アイドルにかんしての都市伝説だ。代表的な会談「3本足の人形」とはこうである。
北関東にあるメーカーの工場で、ちょっとした製造ミスから足が3本ある人形がラインに流れてしまった。
もちろん、このような”規格外”の商品を販売できるワケはなく、工場の責任者がその全てを回収、そして破棄するはずだったのだが……。
それから数年後、都内のある高級デパートのトイレに入った女性がふと汚物入れを見ると人形が捨ててある。
「こんなところに人形?」
そう思いつつ手にしたそのとき……。
「わたし、○○。呪われてるのよ。わたし、○○……」
としゃべりだすではないか。女性は悲鳴とともに、その3本足の人形を床に投げ捨てるが、人形はいつまでも、
「わたし、○○。呪われてるのよ……」
としゃべり続ける。後にこの女性は、いつまでもこの声が耳から離れず、やがて精神を病んでしまったという……。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと『都市伝説 信じたくない恐怖』という本を見ていたら、「3本足のお人形さん」があった。
3本足のお人形さんとは、ある人形の製造メーカーの工場で製造ミスから足が3本ある人形が作られ、世の中にその人形が出回ってしまった人形のことである。都市伝説では「3本足のリカちゃん」という名前で言われることが多い。
デパートの女性トイレにその3本足のリカちゃんが捨てられており、女性が拾い上げると、「私、リカちゃん。でも呪われてるの」としゃべりだすのだという。
「都市伝説」とはうわさ話で話の発祥地があいまい・不明であることをいい、例として「口裂け女」や「サッちゃん」などがある。テレビ番組タモリの『トリビア』で「ガセビア」とされる話だ。話の結末がよく出来ていて、聞いた人が「へ〜」という反応を起こし、一度聞いたら誰かに話たくなるような面白い話のことだそうだ。
「怖い人形」というと、人形そのものが怖い顔であることが多い。特に女性の顔に傷があるのが怖い。女性にとって顔は命なのだ。
また、人形の顔ではなく、人形が生きた人間のように振るまうことで恐怖を覚えることもある。
昔、テレビで深夜番組に観たので、今でもよく覚えているのがある。主人公は箱に3体のアフリカ人形が入ったのを手に入れた。その人形は首狩族の30センチくらいのズーニー人形で、かってに箱から出てきて、ナイフを片手に主人公を部屋中、追いかけ回すというものだった。
ネットで「怖い人形 新都市伝説」をキーに検索してみた。(創作)
●日本人形が居間に飾られていた。全体からみて、手が大きい人形だった。この人形の持ち主は年金暮らしの夫婦2人で、毎日財布をみてはため息をついていた。だんだん、お金が少なくなっていった。夜中に低い声で「一枚、二枚、三枚」と聞こえてきた。みると、居間に飾られていた人形が床に下りてきて、「一枚、二枚、三枚」と財布のお札を数えているのであった。
●2030年、医学が進んで人間の平均寿命が120歳という時代になっていた。体の具合の悪いところは自分の分身からパーツを移植すれば、ほとんど元の健康な状態に戻った。人の死は脳死であり、脳が生命の価値を決定づけていた。分身として作られたもう一人の自分がいるのでいつでも体の再生ができた。ただ、分身が自我(魂)を持つとやっかいなので、分身からは脳の記憶に関する細胞は削りとられていた。
●電車の中で綺麗な女性が何か人形のようなものを持って座席でうつむいて座っていた。駅のホームに着くと、その女性はすっと立ち上がり、持っていた人形を腕に抱いてホームに降りた。何とその人形は金髪の素っ裸の女の人形だった。電車に乗ろうとぶつかった人に、その女性は言った。「見たな〜あ」。その女性は口裂け女で、人形は口なし人形だった。
●じじぃは肩、腰が痛いと毎日言っていた。じじぃはじじぃの人形に息を吹きつけ、言った。「ちちんぷい、ぷい」。じじぃの人形はじじぃの肩や腰を揉み始めた。じじぃはまた、じじぃの人形に息を吹きつけ、言った。「ちちんぷい、ぷいぷいぷい」。こんなのがほしいなあ。