じじぃの「人の死にざま_702_H・ヘルムホルツ」

ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ - あのひと検索 SPYSEE
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conceptual physics Conservation of Energy 動画 YouTube
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RGB HD 動画 YouTube
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ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ ウィキペディアWikipedia)より
ヘルマン・ルートヴィヒ・フェルディナント・フォン・ヘルムホルツ(1821年8月31日-1894年9月8日)はドイツ出身の生理学者、物理学者。
1821年ポツダムにて生まれる。父は哲学教師、母はアメリカ、ペンシルベニア州創立者ウィリアム・ペンの子孫であった。
1838年、ベルリンのフリードリヒ・ヴィルヘルム医学学校に入学。医学、生理学のみならず、化学や高等数学を学んだ。1842年、無脊椎動物の神経繊維と神経細胞に関する研究により、学位を取得。同年、軍医としてポツダム連隊に配属。兵舎の中に研究室を作り、実験を行った。ここでの研究が認められ、1849年、ケーニヒスベルク大学生理学教授に就任。1855年ボン大学生理学教授、1858年ハイデルベルク大学生理学教授、1871年ベルリン大学物理学教授を歴任した。1887年以降はシャルロッテンブルク国立理工学研究所の理事を兼任。
19世紀半ばのドイツ科学を代表する科学者として、多くの弟子を輩出した。例えば、ハインリヒ・ヘルツはヘルムホルツの指導のもと電気力学に関する研究を行い、のちに電磁波の存在を証明した。日本人の弟子として、田中正平がいる。
【業績】
ヘルムホルツの研究は物理学から生理学まで多岐にわたる。
ジェームズ・プレスコット・ジュールが行ってきた熱の仕事当量に関する実験をもとに、熱力学の第1法則を導き出した。1847年、この成果をベルリン物理学会にて論文『力の保存について』として発表。マイヤー、ジュール、ウィリアム・トムソン(ケルビン卿)と並ぶエネルギー保存則の確立者の一人とみなされるようになった。
さらに、熱力学に関する知見を化学に応用し、系の全エネルギーを自由エネルギー、温度、エントロピーに関連付けることで、化学反応の方向の決定を可能とした(1882年)。この研究はウィラード・ギブズも独立して行っていたが、発見者としての栄誉は、ギブズ-ヘルムホルツの式としてヘルムホルツ、キブズ双方に与えられた。
生理学の分野では生理光学、音響生理学における貢献が大きい。トマス・ヤングが、かつて提示した光の三原色に関する理論を発展させ(ヤング=ヘルムホルツの三色説)、残像の色彩や、色盲についての説明を可能にした。

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『すばらしい人間部品産業』 アンドリュー・キンブレル/著、福岡伸一/翻訳 講談社 2011年発行
人間モーター (一部抜粋しています)
工業化時代を迎え、機械論的思考は大きな発展を遂げることになった。
工業化時代の科学者は、自然界をもはやガリレオニュートン流の時計じかけの世界とは見なされず、むしろ熱とエネルギーを限りなく生産する大きな広がりをもつ内燃期間としてとらえるようになっていた。生体もまた、デカルトやラ・メトリー流の比較的単純な装置のアナロジーとしてではなく、むしろ蒸気機関や発電装置に代表されるような、近代的動力機関と同じものであるととらえられるようになってきた。科学史家アラン・ラビンバックは、次のように書いている。
「19世紀になると、エネルギーをさまざまなかたちの仕事に変えられる近代的動力機関が登場した。これによって、デカルト流の動物機械論は大きな変化を余儀なくされることになった。人体と工業的装置は共に、エネルギーを機械的仕事に変換する動力とみなせることになったのである」
この宇宙と生体を動力機関とみなすという革命的な考え方は、熱力学とエネルギー保存の法則という重要な発見によって強化されることになった。特に、ドイツ人生理学者であったヘルマン・ヘルムホルツの業績が大きい。
ヘルムホルツは自ら導いた法則を機械にも生物にも適用した。ラ・メトリーから1世紀を経て、「動物体は、熱と力を生み出す方法に関してみると、蒸気機関と変わるところがない」とヘルムホルツは述べている。さらに、「エネルギー消費については、人間の労働と機械の労働とを並べて理解することが可能である。労働力の程度が大きければ大きいほど、また労働時間が長ければ長いほど、腕の疲労はより大きくなり、蓄積されたエネルギーがこの間に消費される程度が大きい」と説明している。
この新しい機械論的思考の支配下において、これまで以上に大きな生産と利益の獲得をめざして、人間と動力機関は、物理的にも、心理的にも結合されることになった。

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