じじぃの「闇社会の手配師・福島第一原発作業員に何が?追跡!AtoZ」

福島第一原発 作業員に何が1 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=tz1Lil9_fp8
福島第一原発 作業員に何が2 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=k0rgjbafdGA&feature=related
報道特集 福島原発作業員が実名で語る「過酷」.mp4 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=SVzjf5524os&feature=related
放射線管理手帳の発行激増=収束作業に新規250社超−福島第一 2011/08/12 時事ドットコム
福島第一原発の事故後、作業員個別の被ばく履歴を記録する「放射線管理手帳(放管手帳)」の発行数が既に、通常時の1年間分に達していることが12日、分かった。激増する新規の原発作業員への被ばく教育が十分なのか、懸念する声が出ている。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b7%e3%c1%fd&k=201108/2011081200454
追跡!AtoZ 「福島第一原発作業員に何が?」 2011年8月12日 NHK
【キャスター・取材メンバー】鎌田靖 【取材メンバー】新名洋介 【語り】皆川純子
この先数十年かかるともいわれる福島第一原発の事故処理。
そこでは常時、全国から集められた3000人もの作業員が事故処理にあたっているが、今も非常に高い線量の放射線が計測されている。
東京電力によると、政府が定めた被ばく線量の限度を超えた作業員は6人。
また、これまでに作業に当たった人たちの内部被ばく線量を計測しようとしたところ、143人の作業員の所在が把握できないという。
事故現場で働く作業員の安全は本当に守られているのだろうか。
なぜ、厳重に放射線量が管理されているはずの作業員と、連絡がつかないなどという事態が生まれるのだろうか。
我々は、福島第一原発での安全管理の実態と、作業員がどのように集められているのかを追跡した。
すると、作業現場の過酷な実態と、そこに人を送り込む闇社会の姿が浮かび上がってきた・・・。
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/110812.html
どうでもいい、じじぃの日記。
8/12、NHK 『追跡!AtoZ』 「福島第一原発作業員に何が?」を観た。
大体、こんな内容だった。 (手抜きしている)
事故の処理が続く福島第一原子力発電所。敷地の中では依然、高い放射線が計測されている。
作業員は全国から集められ、毎日3000人が事故処理にあたってきた。今ここで新たな問題が持ち上がっている。3月から5月の間に事故処理にあたった作業員のうち、下請企業の143人の所在が分からなくなった。連絡がつかず、大切な内部被曝の検査ができないというのだ。背景に何か?
放射線量が高い現場では「使い捨て」にされる作業員が集められているという。
取材スタッフが作業責任者から作業の実態を聞いている映像が出てきた。
作業責任者、「使い捨ての構造でないと、今のところ成り立っていかない」
さらに取材を進めると、作業の手配に闇社会の影がちらつき始める。
福島第一原発の作業員をめぐって何か起きているのか。追跡が始まる。
原発作業員の所在がなぜ分からなくなるのか? 私たちは作業員から直接話を聞くために、早朝の温泉街から取材を始めました。
       ・
原発作業員には被曝線量を記録する手帳を発行することになっています。発行には住民票など身元が確認できるものが必要とされているのです。一体、作業員の管理はどのように行なわれているのか。ようやく2人の作業員に話を聞くことができました。
車の中で取材スタッフが2人の作業員から話を聞いている映像が出てきた。
2人は下請会社に所属し、1ヵ月以上前から事故処理にあたっています。これは敷地内に立ち入る時に提示する「作業証」です。
取材スタッフ、「これが身分証明書ですね」
現場作業員、「そうです」
会社名や名前は書かれていますが、顔写真はありません。これでは本人の確認が十分にはできません。
現場作業員、「たまたま拾ったことで、そのカードで入ることはあるかも知れないですね。(カードだけでは)知り合いじゃなきゃ、(違う人だと)わからないですね」
そうした中、現場には新しい人が次々と入ってきているといいます。
現場作業員、「今(作業員が)何千人と入っていますからね。日本全国からです」
現場で作業を行うのは500社近くある下請会社の人たちが大半です。東京電力から発注できるのは元請企業で東芝や日立といったメーカーです。その下が1次下請、多くの場合、元請会社の子会社です。子会社は地元の建設会社に発注、さらに配管やケーブルの設置など、それぞれを専門とする3次下請に下りることがあります。ところが国が行った調査で、さらにその下にも下請が存在することが明らかになりました。
一体、何が起きているのか。追跡を続けていると複雑な下請の構造の中に所在不明の従業員が生まれるカラクリが浮かび上がってきたのです。
       ・
東京電力は3次下請までしか認めていない。5、6、7次の下請手配師が集めた作業員も、必ず3次下請の会社名を書かせる。これにより、4次以降の下請の実態は抜けてしまう。5次以降の下請は関西方面が多いという。
「使い捨て」作業員として送りこまれるのはどういう人たちなのか。その手掛かりを求めて大阪に向かった。
大阪・西成区で街の中にダンボールを持ちこんで寝泊りしている人たちの映像が出てきた。
訪ねたのは日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区のあいりん地区。
5月ではここで宮城県内のダンプカー運転手に応募したはずの男性が、実際には福島第一原発に送りこまれ、がれきの撤去をさせられていたことが発覚した。
       ・
取材を進める中で、原発作業員の手配師をやっていたという人物に会うことになった。
あいりん地区から車で20分離れた、とあるビルの1室。
ワンルーム・マンションのような部屋で袖をまくった腕にイレズミをしている男性の映像が出てきた。
そこにいたのは暴力団関係者だった。
取材スタッフ、「原発に人を送る仕事は何年前から?」
暴力団関係者、「10年ぐらい前からです。愛媛の伊方もあるし、福井の原発もあるし、福島もあります」
福島第一原発事故の後、状況が大きく変ったという。
暴力団関係者、「我々の言う所の『シノギ』というものがあるんですけど、原発に1人送るたびに月150万円ほど入るんです。3月11日の事故が起きるまでは1人7万円から8万円だったんです」
取材スタッフ、「1人どれぐらい送ったら、それくらいになるんですか?」
暴力団関係者、「期間は別に問わず、とにかく福島原発に行く人間を探しているわけです。やっぱり借金している人間ですね。1000万円とか借金を抱えたら行かざるをえないじゃないですか。『お前どやねん、しゃあないやろ? 60過ぎたら、あと何年生きられるねん? 60過ぎてこんなことしていてもしょうがないやろ。後10年も生きられないだろうし、2、3年辛抱して嫁さんに金を送ってやれ』といって行かすわけです。借金をしている人間は名前を明かせない。身元を偽らせるなんて簡単。こんなもの簡単に偽造できます。(偽造の健康保険証は)10万で手に入る」
       ・
正確な放射線量の記録が無いので、今も苦しんでいる人がいる。
福岡市内のある住宅に住んでいるお年寄りが映像に出てきた。
福岡市に住む梅田さん(76歳)。20年以上前から原因不明の倦怠感に襲われるようになり、仕事ができなくなった。
梅田さん、「脱力感というのですかね。なにか、突然鼻血が出たりします」
梅田さんが30年前、福井の原発などでおよそ1ヵ月働いた。炉心の近くで配管の溶接などを行なった。梅田さんの管理手帳に記されている被曝線量は8.6ミリシーベルト。しかし実際にはもっと大かったはずだという。
原発で作業する時に着ける「アラームメーター」。一定の量を被曝するとアラームが鳴り、作業を止める規則になっているが、当時はその運用が厳格ではなかったという。
取材スタッフ、「アラームはちゃんと着けていましたか?」
梅田さん、「着けていました。着けていましたけど外すんですよね。(アラームを)着けたらピーピー鳴りますから。放射能管理区域外の人に、(アラームを)預けるんです。作業が終わるまで。『鳴き殺し』しないと仕事にならんぞというわけです。アラームを殺すんです」

                                          • -

じじぃの感想
今まで、こんな「使い捨て」の現場の作業員がテレビに出てきたことはなかった。
東京電力でも中部電力でも、このような実態を知っていて知らぬふりをしてきたんだろうな。
偉い人の言うことが信じられなくなってきた。