じじぃの「人の死にざま_679_関根・正」

関根正二 - あのひと検索 SPYSEE
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関根正二 自画像 画像
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日本近代美術 洋画Ⅱ「大正時代の洋画家達」 アート/ART
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関根正二「信仰の悲しみ」/倉敷市
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関根正二 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
関根正二(せきねしょうじ、1899年4月3日-1919年6月16日)は、大正期の洋画家。
1899年、福島県西白河郡大沼村(現白河市)に生まれる。1908年に上京。友人に伊東深水がおり、彼の紹介で15歳の時から印刷会社に勤める。1915年、16歳の時に描いた「死を思う日」が第2回二科展に入選。1918年、19歳の時に二科展出品作の「信仰の悲しみ」が樗牛賞を取り、将来を期待されたが、その翌年、結核のためにわずか20歳で夭折した。その余りにも短過ぎた生涯のため現存する作品は少ないが、彼の代表作である「信仰の悲しみ」は日本の近代洋画史を代表する傑作の一つと評され、2003年に重要文化財の指定を受けている。

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『名画再読 美術館』 芥川喜好/著 小学館 2001年発行
関根正二 「自画像」 (一部抜粋しています)
黄ばんだ画用紙のなかに、濃い影を負う若い男の顔が浮かび出る。
眉間に皺を寄せて何かを睨みつけている。こちらも思わず目を据える。
だが男が見ているのは自分自身だ。鏡のなかにいるそいつを見据え、どう引っとらえようかと考え、手を動かしている。
目つきの厳めしさは、自分を描くという行為に集中することの厳めしさでもある。
鏡を見、目をおとして紙にペンを走らせる。また鏡をのぞき、ペン先に集中する。
繰り返されるその子刻みな行為の緊張感を、そのまま映しこんだ目だ。銅版を彫ったような金属的な線の重なりが、息をつめて自分を凝視する男の不規則な呼吸を伝える。
線1本を刻むごとにそこに自分が暴かれ、晒されていくのを彼は感じていただろう。晒され、暴かれるほどに自分に近づき、自分に迫っていると思いこんでいたはずである。
早熟な自己探求のかたちというべきか。年相応の自我の表出というべきか。疑うことを知らず韜晦(とうかい)を知らず、正面から自分の「内面」なるものに向きあおうとしている人間の熱気が封じこめられたことだけは確かだ。
背後に陰影をつけて顔を浮き出させるこのレリーフ状の彫りこみを見ているうちに、ある想念が浮かぶ。作者関根正二は、顔を自分の体表に張りつく仮面のようなものとして意識していたのではないか。

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