じじぃの「枯れゆく森を救え・ナラ枯れ!夢の扉」

TBS「夢の扉+」6月5日(日)#9「京都・枯れゆく世界遺産の森を守れ」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nG5XbUBKkAg&feature=related
キクイムシ Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B7&hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=cwvxTfzsHo_-vQOQwNCdBA&ved=0CCIQsAQ&biw=909&bih=555
『むしコラ』むしむしコラムおーどーこん -近くて不思議な虫の世界
キクイムシ」には、その名の通り木を食べる種類の他に、木の中に餌となる菌類を持ち込んで栽培する種類がいます。このような農業を営むキクイムシの一種が樹木の幹に孔をあけ、次々に枯死させる被害が全国各地で拡がっています。今回は、この奇妙な現象を紹介しようと思います。
http://column.odokon.org/2007/0327_180100.php
島根県 : ナラ類の集団枯死による被害について
近年島根県の西部地域においてコナラが夏から秋期に葉が赤褐色に変色して枯れてしまう被害が広がっています。これはカシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus)(以下カシナガと略記)という小さなナガキクイムシが媒介する病原菌(Raffaelea quercivora)、通称ナラ菌によって引き起こされる萎凋病であることがわかってきました。
http://www.pref.shimane.lg.jp/shinrinseibi/nararuikosihigai.html
COP15と北欧のバイオマス利用 - 鳥取環境大学環境マネジメント学科公式サイト
http://dem.kankyo-u.ac.jp/essais/110.html
「夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜」 2011年6月5日 TBS
【ドリームメーカー】都府立大学特別講師 小林正秀 【ナレーター】向井理
2000年以降、全国に急速に被害が拡大し続ける「ナラ枯れ」。 去年までに29の都道府県で被害が報告された。 その枯れゆく森を救うために、一人の大学講師が立ち上がった。
小林正秀、45歳。
木が枯れるのは、これまで酸性雨地球温暖化等が原因とされてきた。 しかし、最近では、わずか5mmの小さな虫「カシナガ」が、その原因とされ、小林は、そのカシナガの生態と被害拡大のメカニズムを発見した。 そして、その驚異は今、京都の世界遺産下鴨神社のご神木をも呑み込もうとしている。 6年前では、京都市周辺で、65本だったナラ枯れは、去年で実に1万7000本と急激に広まった。
やむなくチェーンソーで、世界遺産のご神木を切り倒すという苦渋の決断。 森と人間との共生を夢見る小林は、さらなる被害をくいとめようと、猛威をふるうカシナガを相手に、様々な作戦を試みる。
今年、被害はさらなるピークを迎えるともいわれる中で、小林が救世主となるのか...。
小林の夢は、幼少期、野山を駆け回った地元・美山町が、昔ながらの姿を、もう一度、取り戻すこと。 人が、森と共生していたあの時代へと...。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20110605.html
どうでもいい、じじぃの日記。
6/5、TBS 「夢の扉+ 〜NEXT DOOR〜」を観た。
大体、こんな内容だった。(手抜きしている)
京都の夜景で「大」の字が浮かび上がっている映像が出てきた。
2010年8月、京都大文字山。京都の風物詩「五山送り火」。””の字が夜空を彩る。
去年の夏、紅葉にはまだ早すぎる季節に、山のいたるところの木が真っ赤に染まった。実は木が枯れていたのだ。原因はある伝染病。それが「ナラ枯れ」。
東京都・八丈島の山がまだらの赤に染まっている映像が出てきた。
被害は29都道府県に広がり、かけがいのない世界遺産岐阜県白川郷、鹿児島県・屋久島など)まで枯らしている。今、日本の森に危機が迫っている。
一人で山に登り、枯れ木をチェーンソーで倒したり、小さな木の成育をチェックして歩いている男の映像が出てきた。
森を愛する一人の男が立ち上がった。森林保護のスペシャリスト、小林正秀、45歳。
京都・枯れゆく世界遺産の森を守れ
ナラ枯れの最前線で闘う、熱い魂。男には笑顔にしたい人がいる。
小林さん、「50年後か、100年後か、分かりませんが、豊かな社会があり、笑顔があれば一番うれしい」
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小林が森に入り、伐採を続けている。ナラ枯れの木を見つけ、チェーンソーで切っていく。
枯れた木を切った後の切り口に小さな穴が見える。しばらくすると、その穴の中から小さな虫がはい出してきた。木の中にナラ枯れの犯人が潜んでいた。
カシノナガキクイムシ(通称 カシナガ) 体長 約5mm
カシナガという体長わずか5mmの虫だ。これほど小さな虫がなぜ、大木を枯らすのか。
ナラ枯れのメカニズム
まず、カシナガのオスが木の幹に穴を掘る。その直径わずか2mm。その穴にメスが入り込み、そのときメスだけが持つ病原菌「ナラ菌」が木に蔓延。すると水の通りが塞がれ、木が枯れる。
小林さん、「樹齢何百年の木を見ると、すごい畏敬の念を感じる。こういう木が目の前で死んでいくというのがものすごく心が痛む。何とか守りたい」
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かって、ここには人が住み、木がある程度の大きさになるとナラなどの木は薪(まき)や炭(すみ)として利用されていた。今、森に燃料を求める人がいなくなり、結果木は伐採させず、そのまま大きくなった。それはカシナガの格好の棲みかとなり、繁殖期を迎えるとカシナガは飛び立ち、若い木よりも老木を好んで攻撃した。たちまち木は枯れる。
小林さん、「人が住んでいれば、あんなふうにはならない。ちゃんと伐採して、何らかの形で使う。木を使わなくなったのが被害を増した要因です」
老木こそがカシナガの大量繁殖の温床だった。森の奥でカシナガは大量に繁殖して急激な広がりを招いた。
小林さん、「ナラ枯れはカシナガだけが悪いのではなくて、人がかなり影響している。厳しい言い方をすれば、人災と言える。山を無視、放置してきた。人がもう一回被害を起こす前に戻すとか、被害で枯れてしまいそうな、守りたい木を何とか守ることが必要です」
人間が引き起こしたナラ枯れは人間が止めなければならない。
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世界遺産下鴨神社の映像が出てきた。
今年3月下旬。糺(ただ)すの森はナラ枯に侵されていた。神々の森が危ない。カシナガの攻撃は成虫が飛び立つ6月下旬に始まる。その前に守りを固める。糺すの森を守ろうと20人以上の協力者が集まった。
ある程度、大きくなった木の幹にビニールシートを巻きつける。これがビニ防御。体長わずか5mmのカシナガがアタックできないように、木とのわずかなすきまも許さない。
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じじぃの感想
ナラ枯れはカシナガだけが悪いのではなくて、人がかなり影響している。厳しい言い方をすれば、人災と言える。山を無視、放置してきた。人がもう一回被害を起こす前に戻すとか、被害で枯れてしまいそうな、守りたい木を何とか守ることが必要です」
やはり、何かがおかしい。