じじぃの「発酵食品・お酢は老化防止に効く?本当はどうなんだろう」

小泉武夫 徹子の部屋 「みそ・納豆...健康を科学」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=slNdYwfc7JI
つかえるテレビ - 12.02.07 動画 Youku
http://v.youku.com/v_show/id_XMzUwNDUwNzYw.html
 Google 検索
http://www.google.co.jp/search?q=%E9%85%A2&start=10&hl=ja&sa=N&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivnse&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=t7bQTfDuOYO6vQPPic2uCg&ved=0CDYQsAQ4Cg&biw=907&bih=571
醸造酢☆体にやさしい発酵食品
http://www.ziyus.com/hakkou/su.html
疲れが取れないのでりんご酢を飲もうと思いますが、大丈夫でしょうか 教えて!goo
回答
酢は体を冷やすそうですので冷え性の方は注意したほうがいいかも。
りんご酢に限らず黒酢等も物によるけどさほど高くないものもあります。成分表を見てチェックしてみてはどうですか。
薄めればいい気がしますが、他には牛乳に入れる。少しとろみが付いて飲むヨーグルトに近い感じ。酸味やにおいでむせる人には飲みやすいかも。
クエン酸は確かに疲れや足のだるさが取れました。ただ酸味が強いので注意が必要です。量をとりすぎると胃が荒れます。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4893256.html
健康カプセル! ゲンキの時間 (追加) 2013年7月28日 TBS
【司会】三宅裕司渡辺満里奈 【レポーター】ヒデ(ペナルティ)
高血圧、冷え症、糖尿病に美肌・・・ドクターおすすめの健康
▽冷え症
手や足の爪を爪もみします。全身の血流がアップし、体温が上昇します。
http://www.tbs.co.jp/program/cbc_genki.html
 ウィキペディアWikipedia)より
酢は、食品に酸味を付与または増強し、味を調え、清涼感を増すために用いられる液体調味料のひとつ。1979年6月8日に「食酢の日本農林規格法」が公示・施行され、JASでの呼称は食酢(しょくす)となった。
酢酸を3-5%程度含み、その他に乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸類やアミノ酸エステル類、アルコール類、糖類などを含む。
一般的には、原料になる穀物または果実から酒を醸造し、そこへ酢酸菌(アセトバクター)を加え、酢酸発酵させて作る。
疲労回復効果】
疲労回復の手段として、酢が用いられることがある。 酢の中に含まれる酢酸は、疲労の原因となる血行の循環不良をおさえたり、疲労のもとになる乳酸を分解すると考えられていたからだが、疲労が筋肉にたまった乳酸によるというのは現在では否定され、原因は細胞外のK+(カリウム・イオン)にあることが報告されている(むしろ逆に、疲労を防ぐことが示唆されている)。
さらに疲労回復効果を高めるためには、糖分と食酢を同時に摂取するとよい。 糖とともに食酢(主成分の「酢酸」)を摂ると運動により消耗されたグリコーゲンの再補充(回復)が促進されて疲労回復がさらに早くなるといわれている。

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たまった「疲れ」が驚くほどとれる本 ヘルスケア研究会編著 永岡書店 2009年発行
酢は疲労物質を分解する優れモノ
酢が最近あらためて注目を集めている。「疲れ」に抜群の効果を発揮するというのだ。
その主役は、酢に含まれる酢酸やクエン酸など。これらの有機酸が疲れにくい体をつくる鍵になる。そのメカニズムは次の通りだ。
人間の体は食べ物を体のなかで燃焼してエネルギーに変える。エネルギーに変えるときに、完全燃焼されずに燃えカスが残ってしまう。これがたまると乳酸などの疲労物質になり、疲労のもととなる。
酢酸やクエン酸には、代謝を促進してこの疲労物質をできにくくする働きがあるのだ。
また、いったん体のなかにできた疲労物質を無害な水と炭酸ガスに分解する働きも認められている。なるほど、酢が疲労に効くわけだ。
成人の場合、酢は1日に約20mlはとりたい。
ただし酢は、基本的には料理に調味料として使うこと。いくら体にいいからといってそのまま飲んだりすると、胃の粘膜を屑つけかねない。
ドリンクにするときには、必ずソーダやジュースなどをプラスして飲むようにしたい。利用する酢の種類は、りんご酢などの果物を使った果実酢がよく合う。
なお、酢が疲労に効くといっても、これらの効果は有機酸を含む醸造酢だけがもっているもの。醸造酢とは穀物や果実を原料とし、発酵させてつくられた酢。化学的につくられた合成酢には望めないので購入するときには注意したい。

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『くさいはうまい』 小泉武夫/著 毎日新聞社 2003年発行
食酢 (一部抜粋しています)
酢酸を含む液体酸性調味料が食酢で、日本では調理時に二杯酢、三杯酢などといって用います。それを使ってさまざまな酢のものができ、また炊いた飯(めし)に加えてすし飯としたりしています。世界的にはピクルスやニシン漬などの酢漬けがあり、マヨネーズやケチャプ、ドレッシングといった加工食品の原料にも多く使われ、最近では「酢の効用」などと題した単行本も多く出版されるに至っています。
今日、酢は非常に多く消費されています。例えば我が国の場合、1975年の国民一人当たりの食酢消費量は約2.2リットルでしたが、10年後の85年には3リットルを腰、今日は5リットルを超す勢いです。
英語で食酢のことをビネガー(Vinegar)といいますが、その語源はフランス語の「vin aigre」すなわち「酢っぱいワイン」であります。このことからわかるように、酢は酒からできます。正確にいえば、酒の中のエチルアルコールが酢酸菌で発酵されて酢酸が生じるのです。多くの発酵がブドウ糖を起点とするのに対し、酢酸菌は酒が大好きなようで酒(アルコール)に作用して酢をつくります。面白いですねえ。
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酢の効能が一般的に知られるようになった大きなきっかけは「TCA回路説」でした。アメリカのバーモンド州は昔から罹病率が低く長寿者が多かったのですが、これは、この地方特有のリンゴ酢とはちみつを混ぜた「バーモンド酢」のためではないか、という考え方が起こり、調べてみたところバーモンド酢愛好者の多くが、酢を飲まない人に比べて肉体疲労度が少ないことなどがわかったのです。
そこでクローズアップされたのがTCA回路説というものでした。TCA回路説とは、人のエネルギー摂取のための重要な生体反応で、体内のブドウ糖(食事によって摂取した炭水化物が分解されて生じる)がさまざまな代謝物質に転換される過程で乳酸を生じますが、人の疲労の原因の一つに、筋肉を中心とした体内の乳酸の蓄積があるのです。この時、酢酸を体内に入れてやると、TCA回路の循環を活発にし、ピルビン酸が乳酸に変化せず、分解されてしまうことがわかりました。つまり、酢には人の疲れのもととなる乳酸を消してしまう効果があるのです。酢は大したもんでありますねえ。
現在、酢の機能はさまざまな方面から検討されており、その中に老化防止の効果も含まれています。例えば高血圧の患者に臨床的に毎日一定量投与した場合、投与しなかったグループに比べて血中総コレステロール値や中性脂肪値が減少したという報告もあります。
また、体内の脂肪分解促進の効果が酢によってもたらされることも認められ、さらに高血圧症発生のメカニズムであるアンジオテンシン系の酵素を阻害する成分も発見されてきました。ほかに現在のところ、糖尿病にたいする効果、肥満抑制効果、脂肪肝改善効果、過酸化脂質抑制効果、抗腫瘍性効果などが実験的に認められています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先日、図書館のなかで本巡りをしていたら、小泉武夫著『くさいはうまい』という本があった。
「くさいはうまい」か。くさいのはうまいのか?
本の最後のほうに、哲学者中村雄二郎氏との対談が載っている。
中村 話をうかがっていると、ますます、においや味の感覚としての原初性が、実際に体験したものでないと捉えがたいもどかしさを感じます。これは素朴な疑問ですが、それほど臭い食べ物でも、発酵と腐敗の違いはわかるものなんですか?
小泉 わかります。ものすごいにおいといっても、血や肉が腐るにおいと違って、あくまでも発酵のにおいなのです。腐敗によって発生するのは、アミンやメルカプタン、アンモニアなどです。例えば家の中でネズミが死んでいると屍(しかばね)のにおいがしますが、あれは発酵したにおいとは全然違いますね。よく、韓国の黒山島(フクサンド)で食中毒がありますが、あれは、エイを発酵させたものによるので、腐っているものと発酵しているものを見分けられない方が亡くなっているんです。逆にいえば、ほとんどの人がそれを見分けていることがわかります。人間というのは、初めてのものを食べる時、いきなり口に入れる人はいない。まず鼻にもっていってにおいを嗅ぐわけで、それが本能というか、自然にですが、安全を確かめてから食べるでしょう。そういう意味からすると、においというものは目を守るためにも必要なのですね。
中村 腐っているものと発酵しているものを見分けられない人というのは、人間あるいは動物としての肝心な機能を喪失していることになるのですね。そういう食べ物の場合、発酵がどんどん進むにしたがって臭くなっていくのですか?
小泉 はい。ただ、どんどん臭くなって、一定のところまでいくと、もう微生物が増えませんからそれでおしまいになります。
中村 そこに一定の限度があるというのは面白いですね。生態系がおのずとバランスをとっているのでしょう。それでも発酵と味の関係については、発酵していけばいくほどうま味は増していくのですか?
小泉 ええ。なぜかというと、魚や肉はタンパク質で構成されていますが、これは発酵微生物が分解する過程で、アミノ酸核酸などのうま味成分をつくるからです。あるいは、漬け物みたいな植物性のものでも、中国の臭漬とか臭豆腐とかいろいろ臭いものがありますが、そういうものも発酵の過程でうま味が増し、臭くなっていくわけです。
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「腐っているものと発酵しているものを見分けられない人というのは、人間あるいは動物としての肝心な機能を喪失していることになるのですね」
今まで、食べ物を鼻にもっていってクンクンやったことがあったのかしら。 (^^;;
『くさいはうまい』の本に「食酢」が載っている。
お酢が発酵食品とは知らなかった。
醸造酢は、原料になる穀物または果実から酒を醸造し、そこへ酢酸菌を加え、酢酸発酵させて作るのだそうだ。
酢の効能が一般的に知られるようになった大きなきっかけは「TCA回路説」でした。
TCA回路とはなんぞや。
結論からいえば、酢酸やクエン酸は脂肪や酸化物を効率よくエネルギーに変化させ、疲労物質をできにくくする働きがあるのだ。
「梅のりんご酢漬け」とか、体によさそう。
お酢はダイエットにも効果があるのだとか、もしかしたら、ボケ防止効果もあるのかも。