じじぃの「体に無駄な部分はあるのか?人間を科学する事典」

Vestigial organs! 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pbc7ee9u1JE
科学&宇宙 - “痕跡器官”とされた脾臓の役割解明 August 3, 2009 ナショナルジオグラフィック
人体には虫垂や扁桃腺(へんとうせん)、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在している。進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきた。しかし、医療研究技術の発達に伴い、痕跡器官にも実際には懸命に働いている臓器があることがわかってきた。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=30633971&expand#title
盲点テスト-稲葉實のコンピューター視力検査
http://www.geocities.jp/opt_inaba/eyetest_blind_spot01.html
尾てい骨 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E5%B0%BE%E3%81%A6%E3%81%84%E9%AA%A8&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=TFsUTfn9MoqWvAOgocTWDQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CDAQsAQwAA
ダーウィンの伝記映画「クリエーション」を見られないアメリ
http://blogs.yahoo.co.jp/aka59mahi/30626674.html
痕跡器官 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
痕跡器官とは、退化によって本来の用をなさなくなった器官が、わずかに形だけがそれと分かるように残っているものをさす。ヒトの尾てい骨、男性の乳首などがある。
【重要性】
痕跡器官は、ほぼ完全に退化した器官の名残であり、その生物の先祖の形を探る上で有益である。たとえばヘビには四肢がない。脊椎動物である以上、四肢は存在しているのが基本的な形なので、もともとは四肢があったのだということはまず確かな訳だが、それを証明するのは難しい。ニシキヘビ類だけは後肢の痕跡が残っていることは、その具体的な証拠として重要である。
進化論そのものに対する問題として考えれば、痕跡器官は、何よりも進化が実在のものであることの証拠であり得る。なぜならば、痕跡器官は、実際にその生物の役に立っていないのだから、それの存在する理由を、かつてそれが必要だったことに求めるほかに理由をつけるのが難しい。それは当然、生物の形態が変化したことを認めるものでもある。

                                • -

『人間を科学する事典―心と身体のエンサイクロペディア』 佐藤方彦/編集 東京堂出版 2005年発行
体に無駄な部分はあるのか? (一部抜粋しています)
アメリカの一部の州(特に南部)で進化論に関する論争が続いています。「創造論者」と呼ばれる一部のキリスト教徒は、生命は神によって創造され、ノアの洪水は実際にあり、地球の年齢は6000年であると主張し、進化論を公立学校で教えることを禁止させようとしています。1925年にテネシー州の公立学校教師が学校で進化論を教えたことが州法違反であるとして有罪判決を受けました。この裁判は「モンキー裁判」とも呼ばれ、全米をまきこんだ大論争を引き起こし、後にこの裁判を題材にした映画まで作られました。このような論争は決して過去の話ではなく、現在も深刻な対立が続いています。
この進化論VS創造論論争において、「ヒトの身体に無駄なところがあるか」という疑問は大変重要な意味をもっています。ヒトの身体に無駄な部分があるということは、ダーウィンの進化論で、進化の重要な証拠の一つとされています。ダーウィンはこのような無駄な器官を「痕跡器官」と呼びました。痕跡器官とは、ほとんど機能していない退化した器官のことで、ヒトの痕跡器官として、耳を動かす筋肉、瞬膜、嗅覚、体毛、第三大臼歯、虫垂(ちゅうすい)、尾てい骨、男性の乳房などを挙げています。痕跡器官があるということは、その生物が痕跡器官がよく発達していた生物から進化した証拠となるとダーウィンは考えました。
これに対して創造論者は、全能の神が自分自身に似せて人間を創ったのであるから、ヒトの身体に無駄な部分などあるはずがなく完全無決な構造であるはずだと主張しています。つまり「ヒトの身体に無駄なところがあるのか、ないのか」ということは、この対立におけり主要な論点の一つになっているのです。
ヒトの機能していない無駄な器官の代表は虫垂です。いわゆる「盲腸の手術」というのは、実際には盲腸ではなくて盲腸に付随する器官である虫垂を切っているのです。かって虫垂はまったく不要の器官と考えられていて、「虫垂は外科医のためにある」などといわれていました。しかし最近の研究で、虫垂にも免疫に関係する働きがあることがわかってきました。創造論者は虫垂にも役割があることが明らかになったことを例に挙げて、ダーウィン進化論は否定され神の存在が証明されたと主張しているようです。しかし、「ダーウィンが正しいか、聖書が正しいか」という二分法自体が適切ではないでしょう。ダーウィンの記述の一部が間違っていたからといって、それが神の存在の証明になるわけではないからです。
ヒトを含む脊椎動物の網膜では、光を感じる視細胞の手前に神経が通っているので、目から入った光の一部は神経に遮られて視細胞まで届きません。これを「盲点」と呼び、目の中心から鼻側に約17度のところにあります。ビデオカメラに例えれば、レンズの前を接続ケーブルが通っているようなもので、明らかに不適切なデザインといえます。
       ・
この盲点の存在は、ヒトの身体の不適切なデザインの代表例といえるでしょう。
このように、痕跡器官の存在以外にもヒトの身体には不完全な部分がいくつもあります。人体は小宇宙とも称されるぐらいに精密で複雑ですが、それでも決して完璧ではないと思われます。

                                • -

どうでもいい、じじぃの日記。
『人間を科学する事典―心と身体のエンサイクロペディア』という本に「体に無駄な部分はあるのか?」が載っている。
この間、テレビでアメリカのニュースとして進化論を信じていると答えたアメリカ人はわずか40%で、進化論を学校で教えることは法律違反だとかやっていた。
人間の胎児が母体内で成長するとき、エラの痕跡が確認されたり姿が魚から爬虫類へと、あたかも生物の進化の様子を再現する。
この科学が進んだ世の中で、神が過去1万年ほどの間に、人間を現在のような形で創造したと信じている人がいるというのは驚きだ。
ダーウィンの進化論で、進化の重要な証拠の一つに「痕跡器官」があるとしている。その痕跡器官の一つに「尾てい骨」がある。
人間は猿から進化した。その証拠に人間には猿の進化の痕が残っている。尾てい骨はしっぽがあった証拠なのだ。
オランウータン、ゴリラ、チンパンジーもしっぽを持っていない。
オランウータン、ゴリラ、チンパンジーは人間になりそこねた失敗作なのだ。
本当かな。(^^;;