じじぃの「食べ物から失われつつあるもの!本当はどうなんだろう」

農薬散布 ヘリコプター 動画 YouTube
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(東森新聞1)這一生,至少當一次瓜~超感動的?瓜精神篇 動画 YouTube
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『身の回りの有害物質徹底ガイド』 パット・トーマス/著、佐竹元吉/監修、中小路佳代子、小野寺春香/翻訳 武田ランダムハウスジャパン 2010発行
食べ物と飲み物 (一部抜粋しています)
意図的あるいは無意図的に食料供給に加えられるものはさておき、現在の集約的な農法によって私たちが失っているものはたくさんある。そしてこのことは、私たちの長期的な健康にも重要な意味をもっている。
一般的に、果物や野菜、全粒粉には必須栄養素が十分に含まれていると考えられている。だが、現在の食品や穀物の大半は、やせた土壌で栽培され、農薬を浴び、売りに出されるまで長い間保管される(この間もずっと殺虫剤や防カビ剤をかけられている)。買った後も、食べたり料理に使ったりするまで、さらに長期間、保存される場合もある。
そのため、最近の栄養学の専門家の中には、「このようにどこから見ても豊かさのただ中にありながら西洋諸国の多くの人は、かっては日々の食事から取れた基本的な栄養素に飢えている」と考える人もいる。
専業栽培農家は、生産の悪循環に陥っている。彼らは作物の生産量を増やそうと土に化学肥料を混ぜるが、これによって結局は、多くの植物の害虫に対する脆弱性が高まる。すると、農薬を使う量が増える。だが、使用する農薬は、地力を維持し、地力を引き出す土壌の力に影響を及ぼす恐れもあるのだ。
もともとやせている土壌で合成肥料を使って植物を育てることは、ほかにも憂慮すべき事態を招く。たとえば、本来もつべき一般的な保護栄養素を植物が何ももっていない場合、植物は肥料によって成長が促されるが、同時に、土壌中のアルミニウムや水銀、鉛などの重金属をより多く吸収することにもなる。そしてこれらの重金属は、植物連鎖を通して次々と伝わっていくのである。
この間、食べ物の栄養化は低下する一方である。
英国の化学者であるロバート・マッカンスとエルシー・ウィドウソンは1940年、食品の栄養素の量に関する定期的な調査について初めて公にした。この研究は長年にわたりこのテーマ指針となる参考書になっているが、第5版が出た1991年、英国人で地質学者から栄養学者に転身したデイビット・トーマスが、諸藩で発表された栄養化と、最新版のものとを比較する作業を行った。
28の生野菜、44の調理済みの野菜、17の果物、そして10種類の食肉や家禽肉、獣肉のデータを検証した。その結果は恐ろしいものだ。今日食べられている食品について次のような結果が得られている。
ジャガイモ ・・・・・・・・・・・  マグネシウム30%減、カルシウム35%減、鉄45%減、銅47%減
ニンジン ・・・・・・・・・・・・・  マグネシウム75%減、カルシウム48%減、鉄46%減、銅75%減
茹でたブロッコリー ・・・・  カルシウム75%減
茹でたホウレンソウ ・・・・ 鉄60%減、銅%96減
ルタバガ ・・・・・・・・・・・・・・ 鉄71%減
新玉ネギ ・・・・・・・・・・・・・ カルシウム74%減
クレソン ・・・・・・・・・・・・・・ 銅93%減
食肉全体 ・・・・・・・・・・・・・ カルシウム41%減、鉄54%減
果物全体 ・・・・・・・・・・・・・ 亜鉛27%減
リンゴ・オレンジ ・・・・・・・  鉄67%減
ほかにも心配な結果がある。特定のミネラル(ナトリウム、リン、カリウム)しか含まない土壌への播種によって、食べ物がもつ本来のミネラルの構成が大きく変わってしまったのだ。こうして今ではルタバガに含まれるリンの量は、以前の110パーセントになっている。このように栄養素の構成が変わったものを食べると、私たちの体内組織や骨のもつ本来のミネラルの構成も同じように変化せざるを得なくなり、健康に影響を及ぼしかねない。
米国でも1999年に同じような調査が行われた。栄養学の専門家であるアレックス・ジャックが、この年の米国農務省(USDA)の便覧に書かれている栄養化と、1975年のものとを比較したのだ。ミネラルの不足が多く見つかったほか、カリフラワーのビタミンCが1975年に比べて40パーセント減少していることもわかった。
さまざまな種類の除草剤が植物の代謝に変化をもたらし、それによって栄養成分も変わる可能性がある。たとえば、光合成の働きを抑える除草剤(トリアジン系やフェノキシ酢酸系など)は、光の少ない場所で植物を育てるのと同じ作用をもたらす。こうした状況では、植物の炭水化物やa・トコフェロール(ビタミンE)ベータ・カロテン(ビタミンAの前躯体)の含有量が減り、タンパク質や遊離アミノ酸、硝酸塩の濃度が高くなる。同じように、漂泊系の除草剤もベータ・カロテンの濃度を下げると考えられ、スルホニル尿素剤の除草剤も分枝鎖アミノ酸(人間の筋肉組織の維持に必要なもの)の濃度を下げることがわかっている。

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どうでもいい、じじいの日記。
『身の回りの有害物質徹底ガイド』という本を見ていたら「食べ物から失われつつあるもの」が出てきた。
人間に必要なミネラルとして12成分(亜鉛カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウムマンガンヨウ素・リン)がある。
鉄は赤血球のヘモグロビンに含まれる。体内の鉄分が不足すると、酸素の運搬量が十分でなくなり、鉄欠乏性貧血を起こす。
マグネシウムはやタンパク質や、エネルギー代謝に関する生体機能に必須な元素であるためマグネシウムの欠乏は虚血性心疾患になる。植物にとってマグネシウムが不足すると生育の減退を起こす。
亜鉛は体内で酵素の構造形成および維持に必須である。それらの酵素の生理的役割は、免疫機構に大きく関わっている。
カルシウムは骨の主成分であり、人体にも必須の元素である。食物を通じて常時摂取ないと健康が維持できない。
銅はヘモグロビンを作るために不可欠である元素である。植物にとって銅が不足すると、光合成能力の低下、種子の形成異常が起こる。
ジャガイモとか、ニンジンなどは野生のものと、今の品種改良されたものとではミネラルがどれだけ違ってきているのだろうか。
植物の品種改良は人間に都合のいいように人為的に植物の遺伝子を変えることである。
それが品種改良によって、ジャガイモだとマグネシウムが30%、カルシウムが35%、鉄が45%、銅が47%、失われている。
ニンジンではマグネシウムが75%、カルシウムが48%、鉄が46%、銅が75%、失われているのだ。
これらの結果を見ると、品種改良の目的は多収穫、耐病性で、植物の持つミネラルのことは何も考えてこなかったのではないかと疑ってしまう。