じじぃの「白石工業・ナノサイズの炭酸カルシウム!知られざるガリバー」

白石グループ

動画 shiraishi.co.jp
https://www.shiraishi.co.jp/

白石工業 高純度カルシウム製品群の開発

生体バイオ

shiraishi Group
人工骨補填材などのライフサイエンス分野、セラミックスコンデンサなどの電子分野、シンチレータなどの光学分野、炭酸カルシウムの応用が期待できる分野はたくさんあります。
私たちは、これまで多くの分野で培ってきた技術を生かして、これまでになかった新しい分野へのチャレンジを行っています。
具体的には独自手法よる高純度化処理を行った高純度カルシウム製品群の開発、世界でも例の少ない炭酸カルシウム焼結体の作製、骨補填材や細胞担持キャリアとしての応用可能性検討、炭酸カルシウムの新しいフィールドへの挑戦は私たちが主体となって取り組んでいます。
https://www.shiraishi.co.jp/core/research/domain/new/

炭酸カルシウム

ウィキペディアWikipedia) より
炭酸カルシウム(calcium carbonate)は、組成式 CaCO3で表されるカルシウムの炭酸塩である。
貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)、方解石、霰石の主成分で、貝殻を焼いて作る顔料は胡粉と呼ばれる。土壌ではイタリアのテラロッサに含まれる。
【製法】
実験室では、水酸化カルシウム水溶液に二酸化炭素を吹き込むことで合成する(石灰水による二酸化炭素の検出原理)。
  Ca(OH)2 + H2CO3 → CaCO3 + 2H2O
焼成時に発生した炭酸ガスを再利用する製法は、開発者である白石恒二(白石工業・創立者)の名に因んで特に白石法と呼称される。他方、欧米では溶液法によって生産されることもある。

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知られざるガリバー 「エクセレントカンパニーファイル」

2021年6月5日 テレビ東京
【ナレーション】渡辺真理

白石工業

接着剤向け炭酸カルシウムで世界シェアトップクラスを誇る白石工業。石灰石を化学的に分解して粒子状にしたこの素材を、超微細レベルで制御する技術力を取材した。
軽質炭酸カルシウムとは、石灰石に化学処理を施した粒子状の素材。接着剤に加えると粘り気が増し、ゴムに使うと強度を高めます。ペンキの光沢やコピー用紙の白さを際立たせるためにも用いられます。
創業者の白石恒二は砕いた石灰石の粉を歯磨き粉メーカーへ持っていったが最初は粗くてダメだと言われる。そこで物理的ではなく科学的に分解。製造方法で特許を取得し1919年に白石工業を設立した。
白石工業設立当初は歯磨き粉の研磨剤に使われる炭酸カルシウムを主に製造していたが気温など特定の条件が揃ったときに炭酸カルシウムがごく小さい粒子になることに気づきそれを再現しナノサイズの炭酸カルシウムを開発。自動車タイヤに強度を与える特性で需要を開拓。制御技術を磨いて成長していった。一方で食品の分野にも進出。
白石中央研究所では炭酸カルシウムの高純度化する研究を行っている。石灰石にはマグネシウムなどのミネラル成分が含まれており、純度を高めることでヘルスケア分野でも使える素材にする研究が続けられている。今回ろ過装置を特別に見せてもらった。また、高純度化で炭酸カルシウムをセラミックス化できることを発見。体への吸収が早いため骨の再生を助けることが期待されている。
白石工業が見据える未来について取締役専務執行役員の細井和幸さんは「制御技術を加えて違った用途の展開も可能性がある」と語った。
https://www.tv-osaka.co.jp/onair/detail/oaid=2014321/
どうでもいい、じじぃの日記。
6月5日、テレビ東京 知られざるガリバー「エクセレントカンパニーファイル」を観た。
白石工業。
水の侵入を防ぐシーリング材に粘り気をつける炭酸カルシウム。
原料となる石灰石(方解石や苦灰石)は、日本が唯一100%自給できる鉱物なのだそうだ。
石灰石を1200℃の高温で焼いた石灰石を水に溶かして液状に。さらに二酸化炭素をつけるときに温度、濃度、反応させるときの速度の3つの条件を制御することによって大きさなどをコントロールしている。
また、高純度化で炭酸カルシウムをセラミックス化できることを発見。体への吸収が早いため骨の再生を助けることが期待されている。
炭酸カルシウムはチョークやタイルなどへの接着剤などに使われている昔からの素材。
それが、高純度化することで、科学の最先端の材料になっているのだ。
素材の高純度化技術は、日本人のお家芸なのだ。 (私も一応、日本人です (^^;; )