じじぃの「未解決ファイル_131_水の起源」

EQUINOX - Return Of The Elohim - Earth Rise 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=KWuWi2MQQZc&feature=related
Supernova 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=iIdgzoCNDzY&feature=related
水はどこからきたのか?
http://subsite.icu.ac.jp/people/yoshino/Bigban.pdf
『水の神秘 科学を超えた不思議な世界』 ウェスト・マリン/著、戸田裕之/翻訳 河出書房新社 2006年発行
水の起源 (一部抜粋しています)
創造についての古代の解釈と現代の化学的な解釈は、多くの点でひどく異なっているが、もろん、振動の過程と、水という物質が、創造にあずかって力があったという考え方は共通している。古代神話では、伝説の、<混沌(カオス)の水>が天と地を作ったとされているが、現代科学では、水の水素原子と酸素原子はともに、ビック・バンとその星々によって存在を与えられたと考えられている。事実、水は星の誕生に決定的な役割を果たし、宇宙のなかの原子のほとんど(水を構成する酸素原子も含まれる)が、星から生命を与えられたと仮定されている。地球のものであるとかって科学が信じていたこの水という物質は。いまや宇宙の至るところに、氷や水蒸気としてだけでなく、液体としても存在すると理解されている。この惑星の水の循環のなかで水は、その段階の変化(氷、水蒸気、液体)を経て太陽エネルギーと地球の進行過程をとりもつ役目を果たしている。こうして、宇宙のなかでもっとも単純な分子の1つが、もっとも異なった役割のいくつかを演じているのである。
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現代物理学では、プラズマは物質の4番目の段階にあり、固体、液体、気体というなじみのある3つの段階を結びつけると考えられている。
<元素>という古代の概念に戻るなら、プラズマは火であり、そのほかの3つは土<固体>、水<液体>、空気<気体>である。プラズマは私たちの五館では簡単に観察できない段階であるにもかかわらず、宇宙の大量のエネルギー(波と波、波と粒子の相互合作用)はプラズマ媒体を通して広がっていく。プラズマは星の内部に存在するだけでなく、星風や太陽風のおもな原因でもある。太陽風電荷を持つ素粒子(ほとんどが陽子と電子)の流れでできていて、あまりにもエネルギーに満ちているために太陽の重力によって封じこめることができず、したがって、光速に近いスピードで惑星間空間へと加速していく。
こうして利用できる水素のほとんどがヘリウムに変わってしまうと、星は拡張し、冷えはじめる。これは星の死滅の最初の過程であり、通常は、寿命の大半を通してその星を周回するすべての惑星を包み込む結果になる。この状態の星は<赤い巨人>と呼ばれ、<メイン・シークェンス>の星より冷たくて大きい。残っている水素が使い果たされると、星の中心は収縮して熱くなり、原子核融合の素としてヘリウムを使い始める。実際には、このような星のなかで連鎖反応が起こり、それによってヘリウムの原子核がほかの原子と反応してより大きな原子核を段階的に生み出すのである。こうして、少なくとも鉄と同じ重さの酸素を含む原子が、星のなかに誕生する。ヘリウムの原子核との融合で形成された原子は酸素と炭素を含み、熱力学的に完全に安定している。
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温度が1万度Kを超えた状態では、すべての物質は、高度にイオン化したプラズマとして存在する。1万度Kから約3000度Kまで温度が下がると、水素イオン化は急に減少し、大半が純粋な原子の状態(H)で現われる。水素分子(H2)が優勢な種として存在するのは3000度K以下のときだけである。水素分子は宇宙でもっとも豊富な分子であるにもかかわらず、地球大気のおもな構成要素ではない。なぜなら、水素分子はヘリウムとともにとても軽く、地球の重力ではそこにとどめつづけられないからである。<白い小人>の星は1万度Kを超える温度を維持するが<赤い巨人>の星は、通常は2500度Kから5000度Kの範囲にある。<メイン・シークェンス>の星は温度の幅が非常に広く、太陽は6000度Kの表面温度を維持しつづけている。恒星とはかなり対照的に、恒星間空間の温度は、極寒の水準である10度K近くをさまよっている。
水素と同じく、さまざまな酸素イオンも、温度と圧力に対して相関関係にある。非常に温度の高い恒星間(1万度K近く)では、酸素のもっともよくある形は陽イオン(O+)であり、約3000度Kまでひえるにしたがって減少していく。その温度になると、酸素の陽イオンは電子と完全に反応して酸素原子(O)を形成し、その酸素原子が水素や炭素と結びついて、それぞれ水(H2O)、一酸化炭素(CO)を作る。恒星間空間の極寒の領域では、酸素は水からできる氷の構成要素としておもに存在している。ここまで見てきたことから、宇宙でもっとも単純な原子ともっとも豊富な原子で構成された水は、幅広い条件の下で、多くの場所で形作られる可能性をもっていることがわかる。しかし、水はいったいどのようにして行き渡るのか? 水がどれほど広く分布しているかがわかりはじめてのは、ここ10年にすぎない。
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水が恒星の誕生を助けるという考え方は、2つの点で特に魅力的である。1つ目は、恒星間の雲の衝撃波を通して水蒸気が実際に形成されるのは、酸素原子が水素分子と爆発的に相互反応するからだという点である。つまり、水の分子は自らの酸素と水素の成分から作られ、それによって、恒星の誕生過程での水蒸気の濃縮が著しく促進されるということである。ただし、ほかの2つの分子−−水素と一酸化炭素−−がこの過程に関わっている場合は、これは確かではない。2つ目は、科学者が、恒星が生まれるときにできる水の最終的な2つの運命について仮説を立てていることである。その1つは、生まれたばかりの恒星の強烈な熱が急に水やほかの分子を分離してして、水を構成する原子に戻すという説である。もう1つは、水が塵の粒の上に降りて、のちに恒星の小惑星を形作るという説である。この後者の仮説を私たちの太陽系に当てはめれば、地球のほとんどの水はもともと太陽の誕生のために使われたということになる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
地球は水の惑星とも言われている。地球の7割は海なのだそうだ。
地球の水はどこからきたのだろうか?
太陽系、そのものは宇宙のチリが集まってできた。太陽から、地球が生まれたわけではない。
では、チリの中にもともと水があったということなのか。
はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年11月にイトカワに着陸し、チリの採取を行った。採取したチリが入ったカプセルは2010年6月13日、オーストラリアに着陸した。そして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月16日、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの中に小惑星イトカワから採取したチリがあったと発表した。
このチリがどこからきたのだろうか。
銀河系の中の超新星が約50億年前に爆発、プラズマ状態になっていた元素はチリを作り、飛び散ったチリが再び集まって密度の高い集団を形成した。その一つが太陽であり、地球であり、火星である。
地球とか火星はチリが積もって山となり、重い元素(鉄)は沈み、軽い元素は大気となった。
チリの中の水が海になったのである。
地球は重力のおかげで水が蒸発しなかったが、火星は地球に比べて重力が小さく、火星表面のほとんどの水が蒸発してしまった。
宇宙はチリで満ちている。ということは、この宇宙に第2の水の惑星があってもおかしくないのだ。