じじぃの「人の死にざま_448_フランツ・カフカ」

FRANZ KAFKA 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=bVjt7GF7zMs&feature=related
100分de名著 カフカ 変身『しがらみから逃れたい』 Part1 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SMOZoxH7ZVM
100分 de 名著 名著12 カフカ 変身 「しがらみから逃れたい」 2012年5月2日 NHK Eテレ
【司会】伊集院光島津有理子 【ゲスト講師】川島隆(滋賀大学経済学部特任講師)
「変身」はカフカの人生を投影した作品であると同時に、普遍的な人間の真実をついた作品である。
生前、カフカは保険協会のサラリーマンとして働いていたが、本当は小説を書くことに集中したいと思っていた。そのため、外に出かけて働くのはたいへんな苦痛だった。実は「変身」の主人公・グレーゴルが虫になり、部屋に閉じこもるのも、カフカの出社拒否願望の現れと解釈できる。第1回では、世間や家族のしがらみから逃れて自由になりたいと願う、カフカの心を解き明かす。
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/12_kafka/index.html
フランツ・カフカ ウィキペディアWikipedia) より
フランツ・カフカは、出生地に即せば現在のチェコ出身のドイツ語作家。プラハユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆、常に不安と孤独の漂う、夢の世界を思わせるような独特の小説作品を残した。その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成る。
生前は『変身』など数冊の著書が知られるのみだったが、死後に友人マックス・ブロートによって未完の長編『審判』『城』『失踪者』を始めとする遺稿が発表されてから再評価を受け、特に実存主義から注目されたことによって世界的なブームとなった。現在ではジェイムズ・ジョイスマルセル・プルーストと並び20世紀の文学を代表する作家と見なされている。
海辺のカフカ』は村上春樹の長編小説。
ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもとギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公で、不思議な世界を自ら行きながら、心の成長を遂げていく物語である。

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『人間臨終図巻 上巻』 山田風太郎著 徳間書店
カフカ (1883-1924) 41歳で死亡。 (一部抜粋しています)
チェコプラハユダヤ人として生まれ、大学卒業後、労働局災害保険局にまじめに勤務しながら小説を書き出したフランツ・カフカは、33歳のとき『変身』を書いたが、その翌年ごろから健康を害しはじめた。それは創作のため昼夜逆転の生活となり、一方、日中の勤めもしなければならないサラリーマン作家としての過労のためであった。
そして、34歳のとき、ついに喀血し、結核と診断された。
それまで幾度かの恋愛も、彼の極端に内気な性格のために空しく消えたが、1923年、はじめてユダヤ娘ドーラと結婚し、ベルリンに移って結婚生活を送った。しかし、当時ベルリンを襲っていた大インフレは、貧しいカフカを打ちのめし、結核は昂進した。
1924年4月、ウィーンの病院で喉頭結核の診断が下され、サナトリウムにはいった。
最後の数週間は何ものどを通らなくなった。6月3日の朝4時、妻のドーラは、カフカが呼吸困難におちいっているのを見て、医者にカンフル注射をしてもらった。カフカは看護婦に、これまでにないはげしい口調で、出てゆけといい、心臓にあてがっていた氷嚢を投げとばし、「これ以上苦しめるな、何のために長びかせるのだ」と、さけんだ。
そして彼は医社にモルヒネ注射を請い、医者が偽ってパントポンを注射すると、「よろしい、だが、もっと! きかないじゃないか」といいながら、寝込んでしまった。しばらくしてから、頭を少し持ちあげて「そうだ、それでいい」とつぶやき、これが最後の言葉となった。
その死顔を、医師のクロップシュタットは、「彼の精神が純粋できびしかったように、彼の顔もきつく、きびしく、近寄りがたかった。それは古い大理石の彫刻の胸像のように美しかった」と、書いた。
死後、彼の机のひきだしから、唯一の親友ブロートにあてた紙片が発見された。それには、
「僕の最後の願いだ。僕の遺稿の全部、日記、原稿、手紙のたぐいは、一つ残らず、中味を読まずに焼却してくれたまえ」「僕の書いたものの中で、まず一応認めてもいいのは、すでに書物になった『死刑宣告』『火夫』『変身』『流刑地にて』『村医者』『断食行者』だけである。それだけを一応認めるというのは、それが新しく重版され、明日の人々に読まれたいと願うのでは決してない。そんなものがすっかり無くなってしまえばいちばんありがたいのだ。ただ、とにかく一度出版されたものだから、それを持っていたいという人々が所持しているのまで、禁止しようとはしないだけのことだ」
と、書いてあった。

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