じじぃの「人の死にざま_422_F・リスト」

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フランツ・リスト フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
フランツ・リストは、ハンガリーに生まれ、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各国で活躍したピアニスト・作曲家。両親の血統、母語、もっとも長い活躍地のいずれもドイツに属すが、自身生地のハンガリー(現時はオーストリアに帰属している)を祖国と呼び、死後もドイツ人(オーストリア人)よりはハンガリー人と記載されることが多い。
ピアニストとしては演奏活動のみならず、教育活動においてもピアニズムの発展に貢献をした。演奏会形式としての「リサイタル」を初めて行なった人物と言われている。また、作曲家としては新ドイツ楽派の旗手、および交響詩創始者として知られる。ハンス・フォン・ビューローをはじめとする多くの弟子を育成した。
【生涯】
オーストリアハンガリー人の父アーダム・リストと、オーストリア人(ドイツ人)の母アンナの間に生まれた。ドイツ人ヴァイオリン奏者フランツ・リストを叔父に、同じくドイツ人刑法学者フランツ・フォン・リストを従弟に持つのはこのゲルマン系の家系のためである(リスト自身も最終的にはドイツに定住した)。
父親の手引きにより幼少時から音楽に才能を現し、10歳になる前にすでに公開演奏会を行っていたリストは、1822年にウィーンに移住し、ウィーン音楽院でカール・ツェルニーおよびアントニオ・サリエリに師事する。1823年にはパリへ行き、パリ音楽院へ入学しようとしたが、当時の規定により外国人であるという理由で入学を拒否された(こうした規定が存在したのは学生数の非常に多いピアノ科のみであった。他の科においては、外国人であることを理由に入学を拒否された例はない)。そのため、リストはフェルディナンド・パエールとアントン・ライヒャに師事した。パエールの手助けにより、翌年には歌劇『ドン・サンシュ、または愛の館』を書き上げて上演したが、わずか4回のみに終わった。
1823年4月13日にウィーンでコンサートを開いたとき、そこで老ベートーヴェンに会うことができ、賞賛されている。その時の石版画が1873年、リストの芸術家生活50周年の祝典が行われた際、ブダペストで発表されている。
ピアニストとしては当時のアイドル的存在でもあり、女性ファンの失神が続出したとの逸話も残る。また多くの女性と恋愛関係を結んだ。特に、マリー・ダグー伯爵夫人(後にダニエル・ステルンのペンネームで作家としても活動した)と恋に落ち、1835年にスイスへ逃避行の後、約10年間の同棲生活を送る。2人の間には3人の子供が産まれ、その内の1人が、後に指揮者ハンス・フォン・ビューローの、さらにリヒャルト・ワーグナーの妻になるコジマである。
マリーと別れた後、再びピアニストとして活躍したが、1847年に演奏旅行の途次であるキエフで、当地の大地主であったカロリーネ・フォン・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人と恋に落ち、同棲した。彼女とは正式の結婚を望んだが、カトリックでは離婚が禁止されている上に、複雑な財産相続の問題も絡み、認められなかった。1848年にはヴァイマルから宮廷楽長として招かれた。カロリーネの助言もあって、リストはヴァイマルで作曲に専念した。
1859年にヴァイマルの宮廷楽長を辞任。1861年にはローマに移住し、1865年に僧籍に入る(ただし下級聖職位で、典礼を司る資格はなく、結婚も自由である)。それ以降『2つの伝説』などのように、キリスト教に題材を求めた作品が増えてくる。さらに1870年代になると、作品からは次第に調性感が希薄になっていき、1877年の『エステ荘の噴水』はドビュッシーにも影響を与えた。そして、1885年に『無調のバガテル』で無調を宣言したが、シェーンベルクらの12音技法とは違い、スクリャービンメシアンと同じような旋法的な作品である。この作品は長い間存在が知られていなかったが、1956年に発見された。
リストは晩年、虚血性心疾患・慢性気管支炎・鬱病白内障に苦しめられた。晩年の簡潔な作品には、病気による苦悩の表れとも言うべきものが数多く存在している。
1886年バイロイト音楽祭ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』を見た後に慢性気道閉塞と心筋梗塞で亡くなり、娘コジマの希望によりバイロイトの墓地に埋葬された。

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『1冊でわかる クラシック音楽ガイド』 後藤真理子/著 成美堂 2007年出版
リスト 恋ゆえに僧籍に入った花型ピアニスト (一部抜粋しています)
リストは単に19世紀を代表するピアノのヴィルトゥオ−ゾというだけではない。ベルリオーズの『幻想交響曲』を聴けばその表現力豊かな管弦楽の効果をピアノに生かそうとし、パガニーニのヴァイオリン演奏を聴けば、その超絶技巧を自身のピアノに取り入れる工夫を考え、ショパンを聴けば、その繊細な音色に感動するといった具合に、ピアノのもつ可能性に常にチャレンジしていった。さまざまな曲をピアノにアレンジして、原曲をポピュラーにしたことも功績のひとつである(旋律やモティーフを借りてかなり創作を加えた場合から、楽器を単純にピアノに置き換えた場合まで、さまざまなやり方をした)。
リストはまた「交響詩」という新しいジャンルの創始者でもある。当時すでに交響曲ベートーヴェンの作品をもって最高峰に達したと考える音楽家は多く、偉大な先人を超えようとしたリストは「詩的なものと音楽的なものの結合」として、音楽独自の形式よりも音楽ではなく言葉で表現される「表題」に基づく内容を優先するものとして「交響詩」を考えた。
それにはベルリオーズの『幻想交響曲』の影響が大きく、リストやベルリオーズ、その信奉者らは「新ドイツ楽派」の名で呼ばれる。シューマンブラームスは彼らの主張を「音楽の本質に反する」として論陣をはり、19世紀最大の音楽論争が繰り広げられたのである。
1848年から58までワイマル宮廷楽長を務めたリストが、ゲーテゆかりのこの古都にゲーテ財団を設立し、文学、美術、音楽の各分野でのコンクールを開こうと試みたことなどは、芸術全般に深い関心をもっていたことの表れといえる。彼が新しい芸術の中心地にしようと考えたワイマルは、現在EUの「欧州文化首都」に選定されている。

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『人間臨終図巻 下巻』 山田風太郎著 徳間書店
リスト (1811-1886) 75歳で死亡。 (一部抜粋しています)
ハンガリー幻想曲」などで知られるハンガリー生まれのフランツ・リストは、少年時代から天才的ピアニストとしてヨーロッパじゅうでもてはやされ、天性の美貌と相まって、その女性遍歴はカサノヴァもしのぐばかりであった。
恋した女性は必ず情人とし、その多くは人妻、それも貴族の婦人であった。彼の娘のコジマも、彼が26歳のとき、フランスの伯爵夫人マリー・ダグーに生ませた娘であった。
中年になってからリストは、2歳年下の無名の作曲家ワーグナーの天才を認め、心酔し、あらゆる手段をつくしてこれを世に出すことに熱中した。
ところが、リスト59歳のとき、そのワーグナーは、すでに人妻になっていたコジマと姦通し、ついに善良なその夫からコジマを奪いとった。この問題で、ワーグナーとコジマにこんこんと説教したリストに、、ワーグナーはいった。「あなたは昔まっとうな人でした。あなたは女を愛すれば、それがすべてでした。もし当時のあなたが正しかったとすれば、いまのわれわれだって決してまちがっていないわけです」
このときの悶着で、コジマは父のリストと断絶した。リストの好色は、実の娘によってその酬いを受けたのである。
娘からそんな仕打ちを受け、かつリスト自身も一種の地獄を痛感して、やがて彼は僧籍にはいり、司祭になった。しかし、それでもなお彼の女道楽はとまらなかった。
1883年ワーグナーが死んだとき、その葬式にリストを呼ばなかったコジマも、1886年7月末、バイロイトワーグナー音楽祭がひらかれたときには、気をとり直して招いてくれた。リストはいそいそとバイロイトに出かけた。
そこで風邪をひき、発熱したが、うれしさのあまりそれを押してリストは音楽祭に出席した。このときも若い美しい女弟子を同伴していた。
が、彼は宿で動けなくなり、医者が呼ばれ、肺炎になっていると診断された。はじめて見舞いにやって来たコジマは、つきそいの女弟子を見つけて追い出してしまった。
7月31日リストは死んだ。

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