じじぃの「ワイパーに変化なし?本当はどうなんだろう」

ワイパー 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=abWAnEJaRFQ&feature=related
300系新幹線ワイパー駆動 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=9C-Im1vWkvQ
自動車におけるワイパーレス雨滴除去方法及びその装置
http://www.patentjp.com/07/I/I102104/DA10001.html
クローズアップ現代 「見過ごされてきた踏み間違い事故」 2010年10月19日 NHK
【スタジオゲスト】工学院大学教授 畑村洋太郎 【キャスター】国谷裕子
8月、米運輸省は、トヨタ車の急加速問題について、多くが「ドライバーのペダルの踏み間違い」だったと示唆する中間報告を出した。アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、日本でも年間およそ7000件、幅広い年齢層で起きている。交通心理学の研究者たちは、このところ、事故の原因を「車の構造」と「人間の心理」から検証、ペダルの配置が操作ミスを誘発しているとの報告を出している。AT車が普及した頃から事故は続いてきたものの、メーカーは車の構造に踏み込む対策をとれずにいた。こうした中、地方の自動車整備工場などで、事故を防ぐための独自の装置の開発が始まっている。番組では「単なるミス」と放置されてきた事故が、実は、人の心理に深く関わっていることを明らかにするとともに、問題解決への課題を探る。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2951
『空想科学[生活]読本』 柳田理科雄/著 扶桑社 2007年発行
F1の車載カメラにヒントを得たベルトコンベア式装置はどうか!? (一部抜粋しています)
もちろん、現状でも充分に有用なワイパーである。フロントガラスから雨粒を除去する方法としてはもはや完成形で、これ以上の変革は無用なのやも知れぬ。だが、目前で左右に動くことによって運転者の集中力を拡散させたり、豪雨には無力などの問題もある。よりよいワイパーを目指して、頭脳を振り絞ってみよう。
いきなりひらめいたのは、フロントガラスを現状よりグ〜ッと傾けることだ。前方からの風圧で、雨滴が上へ上へと運ばれるであろう。
いや、よく考えれば危ない。この方式だと、雨が激しくなればなるほど、速度を上げねばならんということではないか。高速道路でも、雨が降ったら速度制限が激しくなるのに。
生兵法は事故のもと。ネットで調べたところ、意外な発見があった。ワイパーの本来の効果は、雨滴を拭い去ることではなく、平に押し広げることにあるという。フロントガラスに雨滴がつくと、細かいレンズを多数貼りつけたのと同じことによる。これが視界不良の原因で、ワイパーで雨滴を薄く押し広げれば、それが防げるというのだ。
ならば、雨滴がフロントガラスに当たるや否や自動的にさっと広がって、膜を形成するような方法はないか。理屈の上では、水ときわめて相性のよい物質でフロントガラスを作ればよい。水と相性の悪いコーテングで水滴を弾くという液体ワイパーとは逆の発想だ。しかし、そんな物質が現実にあるのかどうか・・・・。
暗礁に乗り上げたのでシンボさんに相談したら「それ、聞いたことがあります」。TOTOが開発した「ハイドロテクト・タイル」は、水との相性がよいために、水が薄い膜を作り、汚れの付着を防ぐという。タイルで可能なら、ガラスでも可能なのでは?
異業種からのヒントは、ほかにもある。F1マシンに搭載されたカメラは、レンズの前に透明な膜が張られていて、オイルの飛沫などで汚れると、それこそカメラのフィルムのようにスライドして新たな面を出すという。これは使える!
フロントガラスの前方に、透明なベルトコンベアを設置してはどうか。右ハンドル車なら、上から見て反時計回りに回転させれば、雨粒のついた面は運転者から見て左へ左へと流れていく。水滴は、左端に固定したワイパーで除去。これによって、運転者の前方には雨滴のついていない面が次々に現れる。現状のワイパーと同じ速度で動かせば、同様の視界が得られるはずだ。
問題があるとしたら、晴れた日か。ベルトコンベアを形成する表裏2枚の膜が、透明とはいえフロントガラスだけのときより視界を悪化させる。柔らかい素材だけに、風でパタパタはためくかも。う〜む、雨の日の安全を追求するか、晴れた日の安寧を守るか・・・・。

                                    • -

どうでもいい、じじいの日記。
ぼけっと、『空想科学[生活]読本』という本を見ていたら「F1の車載カメラにヒントを得たベルトコンベア式装置はどうか!?」が出てきた。
車に「ワイパー」と「ハンドル」は付き物と思っていたが、「ワイパーレス」の車など実際にあるのだろうか。
10/19、NHKクローズアップ現代』で「見過ごされてきた踏み間違い事故」を観た。
車の「アクセルペダル」と「ブレーキペダル」を一体化した「アクセルセットブレーキペダル」というのが出てきた。
足を使ってブレーキ操作を縦方向で、アクセルペダル操作を横方向にすることで、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み違えることがなくなるというものだった。
しかし、運転するのは人間である。こんなことで本当にペダルの踏み間違い事故が減るものだろうか。
一昔前には車のペダルは「クラッチペダル」、「アクセルペダル」、「ブレーキペダル」と別れていた。車を運転して「クラッチペダル」は煩わしいものだった。
それが、「アクセルペダル」、「ブレーキペダル」だけになり、「アクセルセットブレーキペダル」になる?
そんなのを考えれば、「ワイパーレス」の車があっても不思議はないのか。
「フロントガラスに雨滴がつくと、細かいレンズを多数貼りつけたのと同じことによる。これが視界不良の原因で、ワイパーで雨滴を薄く押し広げれば、それが防げる」
要するに、フロントガラスに水滴がべったりくっ付いてしまうのが曇りの原因なんだ。
この間、NHK HI 未来への提言「サイエンスライター ジャニン・ベニュス 〜自然に学ぶ驚異のテクノロジー〜」を観た。
バイオミミクリー」とかいうものだった。
バイオミミクリー」とは生物・生命を意味する「バイオ(Bio)」と、まねを意味する「ミミクリー(Mimicry)」の2つの単語をあわせた造語だ。
蓮(はす)は泥の多い沼地で育ちます。しかし、その葉はいつも乾いて、汚れておらず、きれいです。顕微鏡でのぞくと、蓮の葉は、表面が信じられないほど山のようになっていて、高い所と低い所があるので、泥の小さなかけらは、山の高いところでふわふわ動いていて、一滴の雨粒がそこにあたると、雨粒は球状のまま、泥のかけらを持ち上げて、葉をきれいにします。
蓮の葉は葉にくっ付いた水滴をきれいに取ってくれるのだ。
車のフロントガラスを蓮の葉にすれば、ワイパーはいならくなるのだ。
本当かな。