じじぃの「人の死にざま_412_久和・ひ」

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久和ひとみ

久和ひとみ フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
久和ひとみ(1960年9月25日-2001年3月1日)は、日本のニュースキャスター。趣味、特技はクラシック音楽、相撲観戦。夫はテレビ朝日ディレクターの小林雄高。
【生涯】
東京都武蔵野市出身。東京都立国立高等学校卒業後、1980年、早稲田大学政治経済学部政治学科入学。
1996年3月、『ニュースの森』出演が6年にわたったこともあり、リニューアルを機に降板、渡米。コロンビア大学に留学し、研究を重ねた。帰国後、政治・経済面に強いキャスターとして、1999年10月にテレビ東京の『TXNニュースアイ』のメインキャスターに起用された。この『ニュースアイ』のタイトルは彼女の名前「ひとみ」(eye)に因んだものである。
しかし、2000年10月、体調不良を理由に、『ニュースアイ』を降板。子宮がんの手術を受けた。その後も治療に専念するも、2001年2月、肝臓へのがん転移が発見され、同3月1日、急性肝不全で死去。40歳の若さだった。久和の死は、当日の番組の冒頭で伝えられ、その際にがんにかかっていたことが初めて明かされた。
【エピソード】
好角家として著名で、大相撲バラエティ『OH!相撲』(テレビ朝日系)の司会進行も務めた。大相撲に関する著書に『まわしをはずしたお相撲さん』があるほか、『知ってるつもり!?』(日本テレビ系)で柏戸剛が取り上げられた回にパネラーとして出演している。

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久和ひとみ 絶筆―子宮がん闘病116日の日記』 久和ひとみ/著  小学館 2001年発行 (一部抜粋しています)
グッドニュース
 1.31 Web Fine
 抗ガン剤の針を入れに来たB医師が、いいニュースをもってきた。
 1月18日に調べた血液の主要マーカーが「劇的に」減って、別人のものかと思ったほどだったと言う。放射線の効果が表れているらしい。1日中、うれしくて仕方がない。アガリクスやプロポリスやサメの肝油やSSMなども効いたのかもしれない。肛門の不快感も気にならなくなる。
 今回はあまり眠くもならず、食欲もある。売店で赤飯のおにぎりを買ってしまう。薬品的、化学的なニオイがする。そういうものからずっと遠ざかっていたからかも。ラウンジでカードの返事を書く。1時間くらいかかる。タバコのにおいがして、たまらなく窓をあける。B医師は、あと3月に1回か2回、別の薬をやって遅くとも4月の1週間前に退院というが、私はそういう社会の悪いものや空気に慣れる時間をみると、やはりもっとほしい気がする。
腫瘍マーカーの数値が非常に好調で、手放しの喜びようだ。こうした結果を踏まえて、主治医は3月末までに抗ガン剤などの治療をひとまず終了する方針を立てた。だが、事態はこの後暗転する。2月に入り、彼女の体調は目に見えて衰えていった。
彼女がこのわずか1ヵ月後になくなったことを考えると、この腫瘍マーカーの検査結果とはいったい何だったのか。1月18日の検査の時点ではがん細胞の増殖が抑えられていたにもかかわらず、再入院の2月22日に行われた精密検査では脳以外の全身にがんが転移してもはや手の施しようのない状態だったのだ。
がんは若年であるほど進行が早いとはいうが、わずか1ヵ月あまりの間にこれほど劇的に悪化するものなのだろうか。
日一日と悪くなっている
 Feb 14 Wed Snow Cloudy Fine Cold!
 朝8時前に出た時は細かい雪だったが、夕方には青空も。とても寒いが、もうこれも終わりだと思う。午前中、体が痛く、A医師が点滴をしに来た時に話して、CTか何かをやってもらうよう頼み、鎮痛剤をもらえるようにする。帰り際に試し、少し寝って帰る。
 15分で効き始め、"周辺"の痛みにはよく効いた。
 Coreの部分にはあまり効かないようだ。夕食、昼食ともよく食べられた。まだおいしいとは思わないが、階段を上がったりすると、きのうからとても体力が落ちているのがわかる。しかしA医師の言うように、「急にそんなにいっぺんに痛くなるはずがない」というのももっともだ。右脚のつけ根は、少し上の方に問題がうつってきているように思う。
久和さんは、主治医にしきりに体の痛みを訴え、精密検査をしてほしいと頼んでいる。しかし主治医は「急にそんなにいっぺんに痛くなるはずがない」と、その訴えに疑問を呈していたようだ。この頃になると、鎮痛剤を投与しても以前ほど効かなくなっていたのがわかる。
 Feb 15 Thu Fine, mild
 右脚のつけ根は骨盤の割れるような痛みをともなってきた。飲み薬だけではきかず、座薬を併用した。夜、また痛くなって座薬を使った。
 日一日と悪くなっている。
 シンチとCTの日程がきまって良かった。一日も早い方がいい。税理士にTelして、明日行くことにした。保険で出る金額は改めて計算すると300万以上となり、支払った金額とほぼ同じになる。かけ金をかけてきたのだから、決して安いものでないのだから、これでいいのだ。コロンビア大の先生からTel。明日からEurope。プロデューサーにTel。記者会見の打ち合せ。Sさんからimode mail。土曜日の件。痛みがない時は前向きになれる。ヨーカドーで買物とお茶アイステラ。
久和さんの日記はここで終っている。

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