ハナ肇 - あのひと検索 SPYSEE
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ハナ肇とクレージー・キャッツ "1969" 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=J1OBLNQRtRc
タニーケイだよピーナッツ(谷啓) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=OAK9-UQXW2Y
谷啓さんに最後の別れ 告別式 2010年9月14日 CHUNICHI Web
脳挫傷のため11日に78歳で亡くなったミュージシャン・俳優の谷啓さんの告別式が13日、都内でしめやかに営まれた。密葬で、親族、事務所関係者ら約50人が参列。クレイジーキャッツのメンバー犬塚弘(81)と桜井センリ(80)が、前日の通夜に引き続いて駆けつけた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2010091402000096.html
ハナ肇 ウィキペディア(Wikipedia)より
ハナ肇(はなはじめ、1930年2月9日-1993年9月10日)は、日本のドラマー、コメディアン、俳優。コミックバンド「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダーであり、同バンドのドラマーでもある。東京府北豊島郡(現在の東京都豊島区)長崎町生まれ、血液型はB型。工学院大学土木科中退。
妻は、結婚当時日活のスター女優だった島村葉子。現在阪神タイガースに在籍する桟原将司は又甥に当たる(ハナの兄が桟原の祖父という関係である)。
【クレージーキャッツ】
1960年代に一世を風靡したコミックバンド。バンド結成時にその資金を出したのが渡辺晋であり、そのため、結成当初から渡辺プロダクションに所属した。
1955年の結成後、ジャズ喫茶での音楽ギャグで人気を博し、『おとなの漫画』(フジテレビ)、『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ)などのテレビ出演をきっかけに人気が爆発した。映画でもクレージーの出演作は東宝のドル箱シリーズとなり(東宝クレージー映画)、挿入歌として発表されたシングル『スーダラ節』『ハイそれまでョ』『ドント節』なども軒並み大ヒットを記録する。
しかし、1965年を過ぎた頃から、植木・ハナ・谷・犬塚ら主要メンバーの個人活動が多くなり、石橋エータローが1971年1月に脱退した頃にはグループとしての活動機会はめっきり減ってしまった。1980年代以降は、コメディアンというよりは各メンバーとも俳優としての性格が濃くなり、グループとしては実質的な解散状態を迎えていた。
その後も幾度かグループで出演したこともあるが、1993年9月にリーダーのハナ肇が死去したことで、植木等から正式な解散宣言が出された。この宣言は翌日には撤回されているが、その植木も2007年3月には他界、2010年9月には不慮の事故で谷啓が他界。その時点で存命のメンバーは犬塚、桜井の2人のみとなっている。
所属事務所、渡辺プロダクションの後輩にはザ・ドリフターズやザ・ピーナッツ(クレージーを含めたこの3グループで「ナベプロ3大タレント」と言われることもある)がいる。ザ・ドリフターズが1964年に再結成した際に、メンバー全員の名付け親となったのはハナ肇である。また、ザ・ピーナッツとは映画や番組での共演が多数あった。なお、渡辺プロダクションは、1960年代に数多くの人気タレントを抱えていたことで、反発を買うケースも多かったようだが、事務所の黎明期から在籍し、才人ぞろいのクレージーキャッツとザ・ピーナッツが同プロダクションの看板タレントであったことが、その反感をやわらげる上で大きく役立った面もあったようである。
【晩年】
最後の入院の際は、弟子であるなべおさみや元ザ・ピーナッツの2人が交代で看病し、そのたびに笑顔で「いつも済まないねえ」「おとっつぁん、それは言わない約束でしょ」と『シャボン玉ホリデー』のコントのセリフを繰り返していたという。
1993年9月10日、肝臓がんにて他界。63歳没。谷啓、犬塚弘らクレージーのメンバーに見守られて息を引き取った。
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『病室のシャボン玉ホリデー―ハナ肇、最期の29日間』 なべおさみ/著 文藝春秋 2008年発行
9月9日(木) 入院28日目 別れ (一部抜粋しています)
危篤の危機は去ったといえども、そんなものは子康状態でも何でもないのだ。
紛(まぎ)れも無く肉体の崩壊は目の前だと、誰もが皆んな確認し、次第に納得させられて来ていた。おやじの絵図で何回も呼集させられているのだと、段々判って来たのだ。
それにしてもと、一同は思っていたに相違ない。毎回美事に立ち直ってみせる超人的なパワーに対する驚嘆である。
ハナ肇との縁を大切に生きて来た人々にとっては、それでも、
「逝ってしまうだろうな」と、今朝の集合で心の準備は整ったのだった。
当時副社長だった美佐さんは、社長に逝かれてからはハナさんの存在は大きかった。
全てを理解してもらえる拠り所だったのだ。
「美佐にも悲嘆させることはできない」
心に決めていたはずだ。
2人の娘達への親心も深い。
自分の去り方がおやじ自身の心に、型となって作られていったのだ。
そして、この世への未練を断ち切ったのは、体の復元が無駄な努力だと悟った時だ。
命の間尺を見据えたのだ。
「葉子の心に傷は残せない」
そう固く決心したのだ。
弱い自分は見せられないと、潔(いさぎよ)い決別を誓ったのだ。
周りの人々は、それに気付いたと思う。
「ハナは優しいなぁ」
犬塚さんの言葉に表れている。
「頑張っているのは葉子ちゃんの為だよ」
そう見抜いていた。
いつもいつも集まってくれた、美佐、美樹親子、植木等、谷啓、犬塚弘、安田伸、桜井センリの皆さん、そしれ家族の友人知己、そしてキクさん夫婦、ゴーオに私の妻、皆さんが最後の集合を感じていよう。
人間の弱点をみごとに利用したおやじの作戦は、頭の下がるものだった。
危篤で死への前触れを与え、復活してみせると、すぐ次なるピンチに陥る。
それを凌ぐや次なる危機を作ってみせる。
その度に人々は馴れたのだ。
別れへのトレーニングだった。
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そしていよいよ、死に際の大舞台の幕が切って落とされる。時間の問題だと思った。
ただし、今度呼び出されたらその次は無いだろうと、全ての人が知っていた。
おやじの最期が近いと、風が知らせてしまったのか、次々と枕元の電話は鳴り響いた。心を残して来た病院へ、寝ずに出掛けた。
おやじを見て驚いた。
顔面が生きているとは思えぬほど蒼白だ。少し付いてた若い衆を叱って、その分を取り返すよう促した。
若い者3人と私とが手足1本ずつに取り付いた。滞(とどこお)った血液の循環作業だ。
おやじの若い者2人も、私の付人も私も、
「おやじが死んじゃうぞ」
で、必死だった。
そして2時間、心臓に送り返す手助けは功を奏した。おやじの顔面に赤味がさしてきたのだった。固くなっていた手足は皆、柔らかく元に戻った。呼吸こそいつものマラソンランナーのものだったが、息苦しさが消えていた。そんなに長い時間、こんな息づかいが続けられるわけがないだろうから、その辺が限界線だろうと思った。
こうなれば魂を喜ばせてあげるしかない。
たとえ言葉に出せなくとも、この耳には多くの感喜の言葉が残っていた。
言わなくても判る気がして奮い立った。
「おやじさん、今もっと楽にしますからね。元気出しましょう」
それから2時間、温タオルによる身繕いで、顔や髪までさっぱりしてもらった。
恐らく全身を拭いて、身も心も清々しく思ってもらえるのは、最後かもしれないと考えていた。次には、間違いなく湯灌(ゆかん)となってしまうのだろうと確信したが、口には出せなかった。
「毎日、稽古が終わったら飛んで来ますから大丈夫ですよ」
出来ることならそうありたい願いを込めた。壁の大時計が新しい日の来た事を告げていた。それこそがハナ肇が天から授かった寿命の最終日であったのだが、私も奥さんも誰もが暗黙のうちに知っていた限界線であった。極言すれば、一番知っていて得心していたのはハナ肇だったろう。
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『20世紀命日大事典』 蕪木和夫/著 風塵社 1999年発行
9月10日−ハナ肇 (タレント・63歳)
私たちの世代にとってクレージーキャッツという音楽ギャクを主とするコメディーグループは忘れ難い存在である。
ハナ肇はそのリーダーだった。グループきっての人気者、植木等が「スーダラ節」をはじめとする数々のコミックソングで売り出した時、ハナは我がことのように喜んだという。
ハナ肇あってのクレージーキャッツだった。植木や谷啓のキャラの面白さもハナが引き出してこそである。
それにしても憎むべきはガンである。ゴリラの如き偉丈夫を誇っていたハナの肉体が晩年、見るに耐えないほどやせ細ってしまった。
私は山田洋次が撮った「馬鹿まるだし」や「遥かなる山の呼び声」でのハナが好きだった。単細胞のお人良し。気はやさしくて力持ちといった像はハナ肇ならではの役どころだった。
また、少年時代に楽しませてくれたバラエティ「シャボン玉ホリデー」も決して忘れはしない。
ハナ肇とクレージーキャッツは永遠だ!
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ハナ肇 Google 検索
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