じじぃの「ぼけっと、NEWS・FINE_100405」

ボーイングB787「ドリームライナー」、ついに初飛行 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=udtsr8Z0ME0
炭素繊維 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
炭素繊維とは、アクリル繊維またはピッチ(石油、石炭、コールタールなどの副生成物)を原料に高温で炭化して作った繊維。アクリル繊維を使った炭素繊維はPAN(Polyacrylonitrile)、ピッチを使った炭素繊維はPITCHと区分される。
【歴史】
1959年、ユニオン・カーバイドの小会社ナショナル・カーボンがレーヨンから黒鉛にする世界初の炭素繊維を発明するが、このレーヨン系は廃れている。
1961年、通商産業省工業技術院大阪工業試験所(現産業技術総合研究所)の進藤昭男博士がPAN系炭素繊維を発明した。
1970年代以降、優れた強度を持つ特性から強化プラスチックの補強材や複合材料の素材として使われ始めるようになる。
1980年代以降、製造コストの低減や加工方法の進歩が見られ、ロケットや航空機などの大型輸送機器からテニスラケットや釣り竿、白杖など身近な道具、さらには剣道の竹刀や弓道の弓など武道の分野にまで応用の幅を広げた。
2006年炭素繊維を機体の大部分に利用する世界初の旅客機開発のため、東レボーイングと7000億円の炭素繊維を供給する大型の契約を締結し、注目を集めた。
【メーカー】
日本発の技術であり、現在でも世界市場に占める日本企業製品のシェアは非常に高い。
PAN系メーカー
東レ
東邦テナックス (親会社は帝人
三菱レイヨン

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ボーイング787 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ボーイング 787は、ボーイング社が開発している次世代中型ジェット旅客機。ボーイング757ボーイング767およびボーイング777の一部の後継となる。
中型機としては航続距離が長く、今までは大型機でないと行けなかった距離もボーイング787シリーズを使うことにより直行が可能になる。この事により、需要のあまり多くない航空路線の開設が可能になるとされている。
【国際共同事業の推進と日本企業の協力】
ボーイング787は機体の70%近くを海外メーカーを含めた約70社に開発させる国際共同事業である。これによって開発費を分散して負担できるとともに、世界中の最高技術を結集した機体になるとしている。参加企業は下請けを含めると世界で900社に及ぶ。イタリア、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、韓国、中国といった国々が分担生産に参加しており、日本からも三菱重工業を始めとして数十社が参加、日本企業の担当比率は合計で35%と過去最大である(767は15%、777は20%を担当)。この35%という数字はボーイング社自身の担当割合と等しい。
機体重量比の半分以上に日本が得意分野とする炭素繊維複合材料(1機あたり炭素繊維複合材料で35t以上、炭素繊維で23t以上)が採用されており、世界最大のPAN系炭素繊維メーカーである東レは、ボーイングと一次構造材料向けに2004年から2021年迄の18年間の長期供給契約に調印し、使用される炭素繊維材料の全量を供給する。
また全日本空輸がローンチカスタマーであり、開発における発言権と、取得に対する優先権を持っている。

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帝人、コンセプトカー「PU_PA EV」を発表 2010年3月30日 【自動車ニュース】
帝人は、帝人グループの素材や技術を結集し、5〜10年先の自動車をイメージして、実際に走行可能な、重量が500kgを切る軽量コンセプトカー『PU_PAピューパ) EV』 を製作した。
『PU_PA EV』 は、実走行を可能とする剛性を備えつつ、軽量化やハイブリッド化、電気自動車化に向けたさまざまなソリューション技術を融合させたシンボルカーで、3月30日より、帝人グループの素材・技術を紹介する総合展示場「テイジン未来スタジオ」にて展示を開始する。
帝人グループでは、「自動車・航空機」「情報・エレクトロニクス」「ヘルスケア」「環境・エネルギー」の4分野を注力市場と位置付けており、各分野において積極的に市場開拓および技術開発に取り組んでおり、2009年4月には、「自動車・航空機」関連のビジネス拡大を目的として、CEO直轄組織である「モビリティービジネス企画室」を新設。自動車ビジネスの拡大や、CO2削減ニーズに対応するための自動車の軽量化やハイブリッド化、電気自動車化に向けた素材技術の開発に取り組んでいる。
今後、帝人グループは、顧客である自動車メーカーや部品メーカーに向けて、同グループの自動車を取り巻くソリューションをアピールするとともに、顧客の新たなニーズを探り、共同開発テーマの設定へと結び付けていくとしている。
http://autoc-one.jp/news/501157/
炭素繊維を用いた電動自転車 2010年3月16日 革新的発明と製品情報
車体が超軽量炭素繊維で作られたユニークな電動自転車。電力装置が車体の内部に隠れて、高導電性炭素繊維を利用して、自転車ライトとモーターにエネルギーを供給する仕組み。右回り回転する軸で後輪に動力を供給することで、自転車は前へ進む。洗練されたデザインでおしゃれ。
http://www.j-tokkyo.com/2010/03/16/23100.html
カーボンヘルスマット
寝ている間に健康をカーボンヘルスマットで
炭素繊維(カーボンヘルスマット)はミクロの穴の集合体(多孔質)です。
http://www.hi-ho.ne.jp/aichi/kabon.htm
宇宙エレベーター」空中昇降テストに成功 2005/10/06 OptionLife
炭素繊維とエポキシ樹脂で鉄よりも丈夫で軽く錆びない。最近いろんな分野で使われているようで、構造物を扱う私も使用したことがありやす。
格安宇宙旅行も夢ではなくなってきましたね〜
http://www.optiondesign.net/life/?p=104
Fine! 2010年4月5日 テレビ東京
特集 炭素繊維
軽さと強さを兼ね備えて鉄やアルミに変わる「夢の素材」とも言われています。
炭素繊維の圧倒的シェアを誇る日本が飛び立つのはいつなのでしょうか?

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どうでもいい、じじいの日記。
4/5、テレビ東京 ニュース番組『FINE』を、ぼけっと観た。
今日の特集は「炭素繊維」だ。炭素繊維は日本人が発明したものであることは知っていた。
まぁ。『FINE』はニュース番組なのでそれほど詳しいことはないだろうが、興味をもって観た。
ドイツ証券株式調査部の渡部貴人さんが解説をする。
ボーイング787が映像に出てきた。もうすぐ初飛行だ。従来の機体の総重量が炭素繊維を使うことによって1/2になっているのだ。
炭素繊維の特徴
 強度   鉄の10倍
 重量   鉄の1/4
コスト面で鉄の値段と比べた場合、鉄はキロ当たり100円、炭素繊維は2000〜3000円と20倍から30倍する。
炭素繊維の世界シェア
東レ       34%
帝人       25%
三菱レイヨン  14%
この3社で世界シェア70%を占める。
映像に帝人の電気自動車「PU_PA EV」が出てきた。この車は鉄の部分がほとんど炭素繊維でできている。
この車は同じクラスのエンジン車と比べて総重量が1/2なのだ。1回の充電で約100㎞走る。
炭素繊維を使った自転車が出てきた。価格は20〜30万円する。自転車屋の店長さんの言葉。「少し高いけど、それなりの性能がありますよ」
スタジオにテニスラケットが出てきた。
番組の担当者。「このテニスラケット、炭素繊維からできているんですよ。どぉ、軽いでしょ」
東レ・・・・・・・・ ボーイング787で使われている炭素繊維材料の独占供給権を持つ。また、原子力発電にも進出している
帝人・・・・・・・・ エアバス風力発電に進出している
三菱レイヨン・ スポーツ分野に進出している
じじぃの感想
先月、テレビ朝日の『スーパーモーニング』で「軌道エレベーター」(宇宙エレベーター)の特集をやっていた。
地上から宇宙まで炭素繊維でできた軌道エレベーターが将来できるかもしれないというのだった。
今日、ケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーションISS)に乗り込む山崎直子さんの乗ったスペースシャトルディスカバリーが打ち上げられた。