じじぃの「コーヒー豆の原価」考

'Cat coffee' gets Halal green light 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=0pajB4g3Q6Q
Must Love Cats: Cat Poo Coffee 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_vvzE3gvOd4&feature=related
あさイチ 「もう一杯飲みたくなる! 女性のためのコーヒー学」 (追加) 2012年10月15日 NHK
実はコーヒーという飲み物はかってイスラム社会では薬として使われていたんです。
そもそもは薬として重用されてきた歴史を持つコーヒーですが、近年そのパワーの裏付けとなるさまざまな調査結果が報告されています。そんな『疫学調査』をいくつか紹介しました。
(1)肝臓がんとコーヒー
 国立がん研究センターを中心とする研究班がまとめたのは40〜69歳の男女およそ9万人を対象に10年間の肝臓がん発症率を追跡した大規模疫学調査を実施。
 結果、1日に5杯以上コーヒーを飲む人の『肝臓がん』の発症率が飲まない人の4分の1にとどまると発表。
(2)大腸がんとコーヒー
 女性のがん死亡率が国内でもっとも高いという大腸がん。
 岐阜大大学院の永田教授が1992年からの8年間、35歳以上の岐阜件高山市の住民およそ3万人を対象に追跡調査を実施したところ、コーヒーを全く飲まない人の発症率を1とすると1杯以上飲む人は男性で0.81 女性はなんと0.43と発症率が半分以下に抑えられていました。
(3)胆石とコーヒー
 胆のうに石がたまって痛い胆石の調査は日本から遠く離れたアメリカ。
 米ハーバード大医学部の研究グループが10年がかりで調査を実施した結果によると1日2〜3杯のコーヒーを飲む男性は、飲まない男性に比べて胆石になるリスクが40パーセントも低くなるそうなんです。
(4)パーキンソン病とコーヒー
 コーヒーはあのモハメド・アリもかかった難病『パーキンソン病』にも効果を発揮。
 ハワイで30年にも及んで行われた大規模調査ではコーヒーを1日800cc飲む人は飲まない人に比べて発症リスクがなんと5分の1に低下するという結果が得られたのです。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/10/15/01.html
『雑学全書』エンサイクロネット 光文社 2000年発行
コーヒー豆は、何色
コーヒーの色といえば、黒褐色。ではコーヒー豆の色は?
同じく黒褐色と答えるようでは、あなたはまだまだコーヒーを知らない。コーヒー豆は、赤から緑、緑から黄色、そして黄色からおなじみの黒褐色へと、その色を4変化させるのである。
赤は、まだ収穫されるまえのこと。コーヒーの木になっているとき、コーヒー豆はサクランボのような赤い果実に包まれている。
この赤い果実をむき、殻を割って生豆を取り出すと、それはきれいな緑色。これを乾燥させると、黄色になる。そして、煎(い)り上げて初めてあのコーヒー色になる。
その豆でコーヒーをいれ、ミルクを加えると茶色に変わるというのは−−蛇足。

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『身近な経済のギモン 知らないとソンする』 イースト・プレス 2009年発行 (一部抜粋しています)
コーヒーショップのコーヒー、原価を下げるカラクリって?
買い物途中の休憩に、仕事の打ち合わせに、知人との待ち合わせに。コーヒーショップ、喫茶店へは、自分で意識している以上に煩雑に入店しているもの。このように気軽に利用できるようになった理由として、外資系大手チェーンの参入やファーストフード点のコーヒーメニュー充実により、コーヒーショップおよびカフェのコーヒーが手ごろなものとなったことがあげられるだろう。
コーヒー1杯の値段は、ファーストフード点なら100円から、大手カフェチェーンなら300円前後、個人経営の喫茶店では400円前後が平均的な値段となっている。テイクアウトの場合ならまだしも、店内で着席し、場所代も含めての料金がなぜここまで安くできるのか、そのからくりはこうだ。
まず、現材料費において、チェーン全体の一括仕入れにより、コスト引き下げを実現。大手の場合、現材料費は定価の10%程度、20〜30円で抑えられている。ちなみに、他の容量のコーヒーがプラス100円で飲めるショップもあるが、原価率はほとんど変わらないので、そういったサービスも可能というわけだ。
こうして、メインであるコーヒーの「味と品質」をキープしつつ料金を下げ、客の満足感を高くし、リピート率を上げるのが第一の目的である。しかし、低価格であるがゆえに、薄利多売がビジネス成立の条件となる。効率よく利益を得るためには、コーヒー以外の追加注文を増やし、客単価を上げればよい−−というわけで、各チェーンとも、季節のスイーツなどの「サイドメニュー」を充実させているのだ。
缶コーヒー、原価の多くは「容器代」が占める?
NHK放送文化研究所世論調査部が2008年に行った調査によれば、「日本人30〜59歳の男女の好きな飲料」のトップはコーヒーで、年間45万トンにものぼるコーヒー豆の輸入量はアジアトップ。そんな日本での缶コーヒーの販売量は年間3億5000万ケース(日本食料新聞調べ)。1ケースは30本入りなので、単純計算すれば国民ひとりあたり年間280本を消費していることになる。
近年はお茶系飲料に押されてはいるものの、国民的飲料の座に君臨し続けて久しいこの缶コーヒー。その原価はいかほどなのか。
コーヒー1本120円のうち、約40%(約48円)がメーカー自体の経費で生産にかかる人件費や広告宣伝費、約30%(約36円)が小売店のマージン、残りの30%弱(36円)が原材料といわれている。ただし、この現材料費のうち約半分は、容器代と発送時の梱包材費が占めるという。
というのも、国民的飲料であるコーヒーは国内メーカーの競争も激しく、各社商品の顔である容器のデザインへのこだわりが強い。そのため、加工費や印刷費が多くかかり、1本あたりの容器にかかるコストは20円といわれている。小売価格120円の約17%が割かれている計算だ。
実にメインであるコーヒー代は、1本あたりコーヒー豆約10グラムで原価は5円程度。ミルク、甘味料を加えても15円ほどで、全体から考えるとたった12.5%となる。

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『日本と世界の実力がわかる資源の本』 世界博学倶楽部 PHP文庫 2009年発行 (一部抜粋しています)
コーヒーは石油に次ぐ国際貿易商品である
コーヒーは茶、ココアと並ぶ世界3大飲料のひとつである。3つのなかでも世界総生産量はコーヒーがトップで、年間取引量は800億ドルと、石油にに次ぐ市場規模を誇る。
いまや世界中の人々に愛飲されているコーヒーだが、もともとの原産地はエチオピアだといわれている。10〜11世紀にはアラビア半島に伝えられ、14世紀になるとトルコやエジプト、イラクなどのイスラム寺院にコーヒーを飲む習慣が伝わった。そして16〜17世紀にはヨーロッパでも広く普及し、17世紀後半に入ってからアメリカに伝えられた。日本に輸入されはじめたのは江戸時代末期のことで、明治になるとカフェがオープンした。
おもな国のコーヒー消費量は世界1位がアメリカで122万トン、2位がドイツで52万トン、3位が日本で44万トンとなっており、イタリアとフランスがそれに続く。最近は中国やロシアなどの新興国でも消費量が増加しているため、総需要は年々増える傾向にある。
国民ひとりあたりの消費量がもっとも多いのは12.04キログラムのフインランドで、4.18キログラムのアメリカや6.64キログラムのドイツ、3.21キログラムの日本のはるかに上を行く。
一方、生産国は中南米諸国、エチオピアタンザニアインドネシアベトナムなど、「コーヒーベルト」と呼ばれる南北両回帰線のあいだの国々に集中している。そのうち最大の生産国はブラジルで255万トンと世界の総量の約3割を占めている。2位のベトナムは過去10年間で生産量を約7倍にまで伸ばしている。
コーヒーを飲めば飲むほど極貧農家が増えていく!?
これらコーヒー生産国の多くは途上国にある、国の経済の大部分をコーヒー産業に依存している。だが、コーヒー産業はアメリカなど大国の経済重要に左右されるため、世界経済が好調でコーヒーの生育が順調であればよいが、先進国が不況に陥ったり天候不順になると、相場辺土王の影響をもろに受け、農家が破産してしまう。
実際、2000年初頭にはコーヒー豆の国際相場が史上最安値を更新している。
高品質のアラビカ豆などを取り引するニューヨーク市場では、相場価格が1キロ=約50セントに下落。この価格はなんと生産コストの半分である。アフリカやアジアのロブスタ豆を取り引しているロンドン市場でも、1トン=400ドル台に下落した。これによってエチオピアでは7万件以上の農家が破産し、極貧の生活を強いられたという。
じつはコーヒー1杯の値段のうち、生産者に入る利益はわずか100分の1にしかならないといわれている。コーヒー豆の価格は穀物メジャーや多国籍の焙煎(ばいせん)加工業者に牛耳られており、末端に位置する生産者まで利益が行き届かないのだ。逆に、先進国でコーヒーの打ち上げが伸びれば伸びるほど、生産農家は困窮していくという事態が生じている。
こうした矛盾を解消する目的で、近年はフェアトレード運動が活発化してきている。
【コーヒー豆の主要品種】
●ブラジル (ブラジル産)
 生産量世界一のコーヒー豆。まろやかな味。
●コロンビア (コロンビア産)
 まろやかななかにも良好な酸味がある。
●ブルーマウンテン (ジャマイカ産)
 味はもちろん、香りもいい最高級品。
●グァテマラ (グァテマラ産)
 良質な香りとコクが自慢の高級品。
●ハワイ・コナ (ハワイ産)
 酸味があり、マイルドな味わい。
●ジャワ・ロブスタ (インドネシア産)
 強い苦みが特徴的。アイス用。
●マンデリン (インドネシア産)
 コクと香りに苦みがプラスされた本格派。
モカ (エチオピア・イエメン産)
 シャープな味わいの定番品。
キリマンジャロ (タンザニア産)
 豊かな酸味のシャキッとした味わい。
ケニア (ケニア産)
 コクと深みのあるを有するヨーロッパの定番。

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どうでもいい、じじぃの日記。
3日前、東金のスーパー ビッグハウス(Big House)に女房と買い物に行ってきた。
ビッグハウスというだけあって、建物も大きいが、駐車場も広い。
買い物をして、女房がレジに並んで会計を済ましている間、いつも建物の横にある自動販売機に行ってコーヒーを買い、店内に戻り、コーヒーを飲みながら、会計の済むのを待つというのが習慣になっている。
自動販売機は2台あって、100円用と50円用だ。
貧乏人のじじぃはもちろん、50円コーヒーだ。
普通、自動販売機でコーヒーというと120円が一般的だが、50円は今までここだけだ。
選べるコーヒーや、お茶の銘柄は当然というか、100円用とは違っている。50円で利益が出ているのだろうか。
コーヒーについて調べてみた。
『日本と世界の実力がわかる資源の本』によると、世界のコーヒーの約3割がブラジル産で、そして生産者に入る利益はわずか100分の1にしかならないのだそうだ。
薄利多売とはコーヒー豆を生産する人たちのことをいうのであろうか。
『身近な経済のギモン 知らないとソンする』によると、1缶のコーヒーの容器にかかるコストは約20円だそうだ。そして1缶あたりコーヒー豆約10グラムで原価は約5円なのだそうだ。
コーヒーはブラックで飲むが、甘味料を加えたりしていたとして10円。計20+10=30円。後は自動販売機の光熱費が加算されて35円ぐらいだろうか。
運送費もあるだろうから、50円コーヒーはほとんど儲けにならない金額になる。
生産者に入る利益がその100分の1だと、50円コーヒーで0.5円以下しかならない計算になる。
コーヒーは味覚が鈍感なのか、コーヒー豆の品種までは分からない。モカというのは違った味だったような気がするが。ジャワ・ロブスタというのはアイス用なんだ。
ついでにネットで「世界一のコーヒー豆」をキーに検索してみた。
「ジャコウネコの糞から取れるコーヒー豆なのです。コピ・ルワクのコピは、インドネシア語でコーヒーを意味しており、ルワクは、マレージャコウネコの現地での呼び名のことというところからも、このコピ・ルワクの採取方法はわかりますね。ジャコウネコは、栽培されているコーヒーノキから熟した果実を餌として食べますが、種子であるコーヒー豆の部分は、消化されずにそのまま排泄物となります。その糞からコーヒー豆を取り出し、洗浄・乾燥・焙煎したものが幻のコーヒー、コピ・ルワクなのです」があった。
世界一おいしいコーヒーはジャコウネコのウンチから採れるコーヒーなのだ。じじぃのジャコウネコのウンチはどうだろう。ジャコウネコのウンチコーヒー飲んでるお金持ちの方、ゴメンナサイ。