じじぃの「人の死にざま_69_カエサル」

ガイウス・ユリウス・カエサル あのひと検索 SPYSEE
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Shakespeare's Julius Caesar (1979 TV) - Caesar assasinated 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=9H-Kztt6WpM
ガイウス・ユリウス・カエサル 提供: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ガイウス・ユリウス・カエサルは、共和政末期の政治家、軍人であり、文筆家。
三頭政治と内乱を経て終身独裁官となり、のちの帝政の基礎を築いた。「来た、見た、勝った」「賽は投げられた」「ブルータス、お前もか」などの引用句でも知られる。
【終身独裁官就任】
元老院派を武力で制圧して、ローマでの支配権を確固たるものとしたカエサルは共和政の改革に着手する。属州民に議席を与えて、定員を600名から900名へと増員したことで元老院の機能・権威を低下させ、機能不全に陥っていた民会、護民官を単なる追認機関とすることで有名無実化した。代わって、自らが終身独裁官に就任(紀元前44年2月)し、権力を1点に集中することで統治能力の強化を図ったのである。この権力集中システムは元首政(プリンキパトゥス)として、後継者のオクタウィアヌス(のちのアウグストゥス)に引き継がれ、帝政ローマ誕生の礎ともなる。

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『目からウロコの世界史』 島崎晋 著  PHP文庫
ローマ帝国の誕生「賽(さい)は投げられた」カエサルの決意 (一部抜粋しています)
前73年、イタリア中南部の都市カプアで奴隷の数機が起きた。反乱は前71年には鎮圧されるが、鎮圧に功のあったポンペイウスクラッススがこれをきっかけに権力を強め、前60年にカエサル(前102頃〜前44年)を加えた3人による第1回3頭政治がはじめられた。
3人のなかでまずポンペイウスが、長年ローマの悩みの種であった海賊討伐に功をあげ、東方遠征でもめざましい活躍をみせた。カエサルガリア(現在のフランス)遠征に功績をあらわす。こうなると残るクラッススに焦りが生じるのも無理はなく、それが命取りとなる。武勲を欲してパルティアに遠征したクラッススは、前53年、無残にも敗死する。3頭政治の均衡が崩れたことで、内乱の再開は必至となった。
前49年、元老院から召喚(しょうかん)を受けガリアから帰還の途についたカエサルは、イタリアとの境であるルビコン川に達した。この川を越えたら軍隊を解散させなければならない。元老院ポンペイウスを支持している現状では、身ひとつで帰れば政治生命を断たれるうえに、命をも奪われかねない。
「さあ行こう。神々の示す方向へ。適たちの不正の呼びよせる彼方に。賽は投げられた」
カエサルは軍団を率いたままローマへと進軍した。翌年にはファルサロスの会戦でポンペイウスを撃ち破り、大勢を決する。
カエサルは権力を一手に握り独裁化を進めたが、これを危惧した元老院共和派の手によって前44年に暗殺され、カエサルの後継者たち−−アントニウスオクタヴィアヌス(前63〜後14年)、レピドゥスによる第2回3頭政治がはじまる。しかしこの均衡も長くは続かず、早々にレピドゥスが脱落して、両雄の激突は必至となる。前31年、オクタヴィアヌスがアクティウムの海戦でアントニウスとエジプトのクレオパトラ連合艦隊を破り、ようやく内乱の1世紀に終止符が打たれた。

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『人間臨終図巻 上巻』 山田風太郎著 徳間書店
シーザー (前102-前44) 58歳で死亡
ジュリアス・シーザーユリウス・カエサル)は死の前夜、友人と雑談中、はからずも死の問題が出て来たとき、「どんな種類の死をよいと思うか」と訊かれ、「突然の死だ」と、答えた。
その翌日の3月15日、「ローマの独裁者(デイクタツーラ)」を斃(たお)そうとする陰謀者たちに元老院におびき出された彼は、刺客たちに囲まれて乱刃を浴びた。
彼は手にしていた鉄筆をふるってたたかい、いちじは血路をひらいたがブルータスが短剣を握って襲って来たのを見て、
「ブルータス、お前もか! わが息子よ!」
と、さけんで、崩れて死んでいった。
ブルータスの母と、彼は昔関係があって、ブルータスは自分の子かも知れないと、彼は考えていたのである。

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ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルビコン以前」8〜10 塩野七生 Ciel Bleu
http://ciel.relieur.net/archives/09/03/11_17.php