じじぃの「人の生きざま_05_日野原・重明」

日野原重明さん死去 「生活習慣病」生みの親(17/07/18) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=JOpUg0KQeWI
死を見つめ、今を生きる」日野原重明氏・柳田邦男氏ら講演 メメント・モリ長崎 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=qOj21S-fQXI
生と死に向き合った105年 〜追悼・日野原重明さん〜 2017年7月23日
【司会】森田美由紀 【ゲスト】落合恵子(作家)、福井次矢聖路加国際病院院長)
今月18日、105歳で亡くなった日野原重明さん。
戦後まもなく日本の医療改革に取り組み、民間病院で初の人間ドックを導入、生活習慣を改善して病気を予防する考えを提唱。その後も終末期医療の普及や小中学生への「いのちの授業」などを通じて、多くの人々に生と死について考える機会を与えた生涯だった。
100歳の折りその日常に1年間密着したNHKスペシャルを通して、日野原さんが遺したメッセージとは何かを考える。
患者の太田美樹さんが肺病で亡くなり、夫の大田雅之さんが妻が残したノートを日野原さんに見せた。ノートの最後のページには、日野原さんへの感謝の言葉が書かれていた。生前の彼女は日野原さんが色紙に書いた、「笑顔を 増やすなら 微笑みの しわを」の言葉が好きだったという。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/91845/1845530/index.html
日野原重明 ウィキペディアWikipedia) より
日野原重明(ひのはらしげあき、1911年(明治44年)10月4日- )は日本の医師。医学博士(京都帝国大学)。聖路加国際病院理事長。同名誉院長。
その他の栄誉に名誉博士(人文科学)(トマス・ジェファーソン大学)、名誉博士(マックマスター大学)。東京都名誉都民。東京都中央区名誉区民。文化功労者文化勲章、東京都文化賞、日本医師会最高優功賞、日米医学科化学者賞(フィラデルフィア医師会、日本キリスト教文化協会日米キリスト教文化功労者。勲等は勲二等瑞宝章
【エピソード】
趣味の一つにピアノがある。結核を患い、闘病生活を送っていた当時、「ノクターン」を作曲した。この曲は、2008年2月17日放送の「N響アワー」(NHK教育テレビ)で日野原がゲスト出演した際、池辺晋一郎によってごく一部ではあるが披露された。
よど号ハイジャック事件に遭遇した経験を持つ(福岡で開催される日本内科学会総会に出席するため搭乗していた)。日本初のハイジャック事件ということもあり、犯行グループが「この飛行機は我々がハイジャックした」という犯行声明に対し、「ハイジャック」と言う言葉の意味を知らなかった日本人乗客の為に自ら手を挙げ、「ハイジャックとは飛行機を乗っ取って乗客を人質にすることです」と機内で説明している。
食事は、夕食をメインにしたものである。朝食はジュースにオリーブオイルをかけて飲み、昼食は牛乳とクッキーだけで済ませる。夕食は少し多めに食べ、その日の体調に合わせて食べ物を変えるという。本人曰く「集中していれば空腹にならない」とのこと。
日野原は、東京大空襲の際に満足な医療が出来なかった経験から、「過剰投資ではないか」と言う批判を抑えて、大災害や戦争の際など大量被災者発生時にも機能出来る病棟として、聖路加国際病院の新病棟を1992年(平成4年)に建設した。この備えは1995年(平成7年)の地下鉄サリン事件の際に遺憾なく発揮された。院長であった日野原の判断により、事件後直ちに当日の全ての外来受診を休診にして被害者の受け入れを無制限に実施し、同病院は被害者治療の拠点となったのである。この時の顛末はNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』でも取り上げられている。

                          • -

『テンダー・ラブ それは愛の最高の表現です』 日野原重明/著 ユーリーグ (一部抜粋しています)
「テンダー」とは、愛を形容する最高の表現。自分に何ができるかをまず考えることです
テンダー・ラビング・ケア(tender loving care 略してTLC)のなかのテンダーという言葉は、愛を形容する最高の表現で、医療の世界では大切な言葉として使われています。日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは、がんの末期の患者さんが安らかに苦しまないで生涯を終えたいと願えば、「私の最後のときには無理な延命処置をしないで、苦しまないように眠らせてください」と前もって医師や看護婦に伝えておきます。すると、医師や看護婦は「あなたの言葉を大切にして、無駄な治療はせず、楽に、平和に眠るように最後を迎えられるように協力することを約束します。どうぞ私たちに任せてください」と答えます。これを実行するのがテンダー・ラビング・ケアです。診療記録に略語で、TLCと書いてあれば、きめ細かな配慮をもって、患者さんの最後に愛を送りますということです。どの医師や看護婦にもわかるようになっていて、容態が急変した際には、その患者さんが望むように愛の最高のケアをしてもらえるのです。
日本には尊厳死協会がNGOの団体として、1976年に発足しています。
自分ががんの末期で積極的に治癒(ちゆ)できる医学的見通しが、まったくないと専門家が診断するとか、交通事故、そのほかでまったく意識もなく、昏睡状態になり、脳死だと判定されたりしたときには、積極的な治療や無駄な検査を受けることは一切拒絶し、自然な状態で臨終を待ちたいことを遺書として表明し、尊厳死の宣言書(これを英語ではliving willと言う)として医師に提出することができます。日本尊厳死協会に加入して、これを願う人たちの数は近年増えました。
アメリカの病院のホスピス、そのほかの病棟で、患者からそのような申し出があると、医師は診療の経過表にDNRと明記することが決められています。これはDo Not Resuscitate(蘇生術を行わぬこと)の略号です。その場合、患者を何もしないで放っておくのではなく、患者当人だけでなく、悲しむ家族の方々のためにもやさしい心の支えを提供します。これを表す記号として、テンダー・ラビング・ケア、 略してTLCと書きます。
テンダー・ラブ(ハート)というと、それは人間の幸福とは何かということも考えさせてくれます。人間は、だれでも幸福になりたいという気持ちをもっていますが、本当の幸福は求めても得られるものではありません。
メーテルリンク作の『青い鳥』のチルチルとミチルは、青い鳥を探し求めて旅に出ますが、どこにもいません。何日か旅をして帰ってきたら、家のなかにその青い鳥、つまり幸福があったという話ですが、この作品に示唆(しさ)されているように、幸福は外にあるのではなく、人の心のなかにあるのです。そして自分が幸福になるだけではなく、希望を失っている人に、小さくてもよいから希望の灯(ひ)を届けてあげるのが、本当の愛の行為です。私は何もできないという人がいますが、何もできない人はいません。悲しみ、悩んでいる人がいたら、そばに行って希望の灯をともしてあげてください。
人間には欲望と言う厄介なものがあります。しかし、私たちは誰もが裸で生まれてきたと同じように、地位や財産などの欲望をもって死ぬことはできません。ささやかなことでも、人の心に希望の灯をともしてあげてこそ、結果として幸福がもたらされるのです。
また、お金が貯まったから人のために役立てたいというギブ・アンド・テイクの考え、たとえば、企業でも儲かったら寄付をしましょうと考える場合がありますが、そうではなく、先にギブの考え方で何かをする−−。あるアメリカ企業の方が突然私に会いに来られて、これから商売を始めるので、儲かるかどうかわからないが、利益の1パーセントを寄付させてほしいと言われたことがあります。これがギブの考えです。人に幸福を与えるには、自分の幸福を考えるよりも、自分に何ができるかをまず考えること。テンダー・ラブもその一つの行為なのです。

                          • -

国際共同制作・高齢化する世界(2) 5月9日 NHK BS TVニッカンスポーツ・コム
「長寿時代をどう生きるか?」
【日本場合】 聖路加国際病院の元院長 日野原重明さんが出演されています。「高齢者は若い人と比べて走っりすることは遅いかもしれないが、生活をする質の深さは大きく知恵をもっている」
http://tv.nikkansports.com/tv.php?site=007&station=0003&mode=14&sdate=20090509&shour=0&lhour=1&category=a&sminutes=10&template=detail&arg=13
『世界を変える100人の日本人!』日野原重明(ひのはらしげあき) 聖路加国際病院医療チーム 2008年11月28日 テレビ東京
平成7年3月20日、日本中を震撼させた地下鉄サリン事件
事件当日、最も多くの被害者を受け入れたのは聖路加病院だった。
原因不明の化学兵器によるテロ事件、次々と運ばれる被害者。
この緊急事態に、聖路加病院理事長・日野原重明は、『他の医療現場を緊急ストップさせ、より多くの被害者を聖路加病院に搬送せよ』と指示。
この判断により640人もの被害者を受け入れ被害を最小限に食い止めた。
http://www.tv-tokyo.co.jp/100japan/backnumber/0811.html
日野原重明の言葉
「幸福は外にあるのではなく、人の心のなかにあるのです。そして自分が幸福になるだけではなく、希望を失っている人に、小さくてもよいから希望の灯(ひ)を届けてあげるのが、本当の愛の行為です」

                          • -

日野原 Google 画像検索
http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E6%97%A5%E9%87%8E%E5%8E%9F++%E7%94%BB%E5%83%8F&um=1&ie=UTF-8&ei=zsS-SqylFYqQ6AP0mqiEAQ&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=1