じじぃの「未解決ファイル_08_ミツバチ」

養蜂場だより ミツバチの巣が六角形なのはなぜ?
http://honey.3838.com/frombeefarm/vol_05.html
THE世界遺産 「ジャイアンツ・コーズウェイとその海岸」 (追加) 2015年1月25日 TBS
【ナレーター】藤原竜也
●マグマが造った!4万本の六角柱
コーズウェイ海岸に突き出た奇妙な岩の岬は、溶岩が固まった4万本もの六角形柱でできています。
その精巧さから、伝説の巨人が海を渡るために造った石の道“ジャイアンツ・コーズウェイ”と呼ばれてきました。
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20150125/
「科学の謎」未解決ファイル 日本博学倶楽部 PHP文庫 2008年発行 (一部抜粋しています)
空間造形に効率の良い六角形
ミツバチの巣は、巣穴という小さな部屋を水平にいくつも並べたような形でつくられる。その部屋の出入り口は、すべて六角形だ。どの巣を観察してもきれいな六角形が敷き詰められている。なぜ巣穴の形は円形や三角形でなく、六角形なのだろうか。このことは今もって解き明かされていない自然界のミステリーのひとつである。
ひとつの考えとして、ミツバチの巣が六角形なのは、それが合理的だから、と単純に考えることができる。六角形という形にはいくつも並べたときに効率が良いという利点があるのだ。
たとえば平面に図形を並べて描いてみてほしい。五角形や八角形、円などでは、図形と図形の間に必ず隙間ができるはずだ。それは空間に無駄が出るということにほかならない。
一方、三角形や四角形であれば空間に無駄が出ない。非常に合理的な配列ができるはずだ。このことから丸や四角形よりも六角形が優れているということがわかる。では、三角形の巣穴や四角形の巣穴が並んでいてもいいはずなのに、なぜそうしないのだろうか。
じつはこの3つの図形を比べたとき、六角形がもっとも優れている点があるからだ。それは外周の長さで、同じ面積を各図形で埋めたとき、四角形なら六角形の1.1倍、三角形なら1.2倍の外周の長さが必要になり、六角形がもっとも短くてすむのである。
ミツバチは、「蜂ろう」という体内からの分沁物を使って巣作りするが、そのとき、同じ容量の巣をつくるのに、もっとも蜂ろうの量が少なくてすむのが六角形ということだ。やはり、理にかなっている。しかも隙間がないから、外から巣にかかる力にも強い。ハチにとって一挙両得の形だと想像できるのだ。
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ミツバチが規則的な六角形をつくれる不思議
ミツバチの巣の空間的、素材的効率のよさは、人間が建築に用いる工法にも利用されている。その構造はミツバチの巣を英語でハニカムというところから、ハニカム構造と呼ばれる。最少の建築材料で最大の空間を占めることができるため、軽いという利点があり、六角形の並ぶ平面に対して垂直にかかる力に強い。そのため、ジェット機の翼や新幹線の床などに、このハニカム構造が採用されている。ヒトがハチを真似たことになる。
では、こうしたハニカム構造をつくるとき、人間は計測器具を用いて正確につくることができるが、定規やコンパスも持たないミツバチはどうやって規則的な六角形をつくるのだろうか。
一説には蜂ろうが分沁されてすぐは柔らかく、空気に触れて固まる点から、円柱にしておいても隣り合う巣同士で押し合って、自然に六角形になるのではないか、といわれている。
また重力刺激を感知して、触覚の先端部で触れて六角形の形や巣の厚みを計測していると見る説もある。しかし、どれも学者がミツバチの観測を通して立てた仮説でしかない。なぜ六角形なのか。どうして正確につくれるのか。それらの不思議は解けていない。

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どうでもいい、じじぃの日記。
7/8、テレビ朝日ナニコレ珍百景』を観た。
番組の中で、自然が作り出した芸術「六角形の岩」が出てきた。
不思議だなあと思い、「自然 六角形」をキーにして検索してみた。
「ハチの巣」、「雪の結晶」、「カメの甲羅」、「自然の岩場」、「干上がった土地にできるひび割れ」が出てきた。
北アイルランドの北端付近のアントリム海岸線には、六角形の奇妙な岩の柱が、まるで地中から生えてきたかのように無数にニョキニョキと立ち並び、壮大なる石階段になっている」が出てきた。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51422190.html
「雪の結晶」の場合はなぜ、六角形になるのか、それらしい解説のものがある。
http://www.an.shimadzu.co.jp/support/science/020112/020112a.htm
「ミツバチの巣」はなぜ、六角形なのか、ミツバチは六角形を意識して巣を作っているのだろうか。
自然が作り出したものには、神が作ったとしか思えないようなものがある。それは数式でも表現できたりする。
「カメ」の遺伝子に「六角形」が組み込まれているように、「ミツバチ」にも「六角形を作れ」という遺伝子が組み込まれているのであろうか。