じじぃの「ウサギの耳とハトの夢」ぱーと2

どうでもいい、じじぃの日記。
4月26日、テレビ東京 日高義樹のワシントン・レポート』「オバマはいつ景気を回復できるか 〜 米FRBリンゼー元理事に聞く」を観た。
観て、印象に残った言葉をまとめてみた。
オバマはいつ景気を回復できるか〜米FRBリンゼー前理事に聞く
第1部「オバマ大統領は何をしようとしているのか」
・3月に合わせて5兆ドルもの公的資金を金融機関に投入したが、経済は回復しないだろう。
オバマ大統領の景気対策は高い税金を取って、大きな政府を作ることだ。
大きな政府は短期的にはうまくいくかもしれないが、保護貿易になるだろう。
第2部「今年アメリカ経済はさらに悪くなるか」
・政府が大きくなれば、一時的には良くなるが、年末には再び悪くなる。
公的資金の投入で、去年40%の赤字だったのが、オバマ大統領の任期終了時には2倍の赤字になっているだろう。
・今年の暮には失業率は10%位、約1000万人の失業者になるだろう。
第3部「アメリカのドルはどうなる」
FRBオバマ大統領の景気回復策がうまくいかないと見て、通貨を大幅に増やすことにした。
・通貨を増やすことでドル安に誘導させ、デフレからインフレになるように仕向けるだろう。
第4部「アメリカの景気はいつ回復する」
・50代の人々は老後を、20代の人々は就職や学校の費用に貯金をするため、物を買わなくなるだろう。
・2010年の後期には、景気は回復するだろう。
アメリカの金融機関の信用は取り戻し、立ち直るだろう。
・自動車の年間売上げは1,400万台に戻る。だが、車の購買力が戻っても、バイ・アメリカン政策で日本車は買わないだろう。
第5部「オバマ大統領のハネムーンは終わったのか」
・大統領就任から100日が経ち、国民とのハネムーンは続いているが、マスコミからするとオバマ大統領とのハネムーンは終わった。
・3月に投入した公的資金がうまく働かなければ、国民もオバマ大統領に対して厳しい目を向けるようになるだろう。
・日本の失われた10年オバマ政権は繰り返さないと決意しており、今のところはうまくやっている。
じじぃの印象。
1月4日のテレビ東京 日高義樹のワシントン・リポート 激動の2009 世界を予測』、「2009年キッシンジャー博士の予測」の番組でキッシンジャーは今年の暮にはアメリカ経済は回復するだろうと言っていたが、どうも来年の暮にならないと回復しないようだ。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20090105/1231103349
日本の自動車は優秀なので、アメリカの経済が回復したら売れるだろうと思っていたのだが、経済が回復したといっても、日本の自動車が売れるとは限らないようだ。
それでもGMクライスラーの車がまた、売れだすとは考えにくい。
番組の中で「日本の失われた10年」が何度も出てきた。
話変わって
4月27日、BS 日テレ 歴史シリーズ 失われた世界の謎[再] 「核兵器が作られた町」を観た。
1939年、ドイツが核兵器を完成させそうとの情報を得て、アメリカのルーズベルト大統領は、先に核兵器を完成させるよう命じた。歴史の中で「秘密に埋もれた街」を再現したドキュメンタリ番組。
番組制作者が閉鎖されてから60年経った「秘密に埋もれた街」に出かけ、何があったかを検証する。
マンハッタン計画は、第二次世界大戦中に米国が行った原爆製造研究のコードネームである。この計画は最初、テネシー州のオークリッジで始まったが、原爆の製造はニューメキシコ州で行われた。
テネシー州のオークリッジに約7万人が集められ、何の仕事かを知らされず、ここで見たもの、聞いたこと、話したことを口外しないという完全に「秘密に埋もれた街」であった。オークリッジではウラン爆弾の核燃料(ウラン235)の分離・濃縮が行われた。原爆に必要な45kgのうち3kgのウラン235を取り出すことに成功した。その後、この45kgのウラン235を取り出すために当時の金で100億ドルをかけて世界最大の工業建造物K-25施設を作った。その施設の大きさは800X300メートルの研究所、兼工場だった。
1945年、最初のウラン235ニューメキシコ州に運ばれた。ニューメキシコ州に作られたロスアラモス国立研究所の初代所長のオッペンハイマーは原爆製造研究チームを主導した。彼らのグループはウラン235の爆弾の起爆装置を開発し、世界で最初の原爆を開発した。
その後、プルトニウムがウランに比べて核燃料の製造が容易なことと効率がいいことから、プルトニウムの爆弾の開発に着手した。プルトニウムの最大の問題点は、あまりに「爆発しやす過ぎる」点である。プルトニウムの密度を一定値以上にすると、直ちに小規模な爆発を起こし、まだ核分裂していない他のプルトニウムをバラバラに飛散させて連鎖反応を終えてしまう。大規模な爆発を起こさせるためには、プルトニウム全体を一瞬のうちに均一に圧縮して超臨界状態を作る必要がある。このプロセスを実現するために、プルトニウム燃料の周囲に火薬を配置し、その爆発力で圧縮する「爆縮」の手法が考案された。この方法の手順はこの番組の中でも説明されている。
作った核爆弾は理論通りに核爆発を起こし、実験は成功した。
1945年8月6日、広島にウラン235を使った原爆が落とされ、8月9日にプルトニウムを使った原爆が長崎に落された。
ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所は現在でも使われているが、テネシー州のオークリッジの「秘密に埋もれた街」は閉鎖された。
じじぃの印象。
今、森県 六ヶ所村にある燃料再処理工場では何トンものプルトニウムが作られている。
原爆を作るとしたら、問題は起爆装置でしょうか。もう、作る手順も分かっていることだし、高専の皆さん、チャレンジしてみますか。冗談です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Thermonuclear_weapon