アメリカと中国の蜜月時代へ?

新春対談「覚悟の年」 2009年1月4日(日) 産経新聞 (一部抜粋しています)
ジャーナリスト:櫻井よしこ
立命館大学:加地信行氏
櫻井   ・
もうひとつは、清朝の時代の版図の再現があると思います。
そこには、朝鮮半島ベトナムチベットウイグル、台湾、沖縄も含まれる。
中国人民解放軍の戦略目標、第1列島線の制覇、第2列島線の制覇は、まさに、清朝の版図回復の意図を示すものです。
第1列島線は樺太から日本列島、沖縄列島を結んでフィリピンのほうまで南に下げた線。
ここまで中国の支配権を及ぼすこと。
第2列島線はその先にあって太平洋を真ん中から割って西太平洋をとるという戦略です。
加地 米国と分けあうと。
櫻井 中国が持ちかけたという報道がありました。
第1、第2列島線は約30年前に立てられた戦略目標です。
着々と進めているわけです。
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櫻井 今年は日本にとって覚悟の年になるでしょう。
明らかにオバマ新政権は中国にシフトしがちで、中国も柔軟路線で米国との関係を強化しようと最大限の努力をする。
両国の政府レベルの波長はあっていく。
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テレビ東京 1月4日(日) 「日高義樹のワシントン・リポート 激動の2009 世界を予測」。
2009年キッシンジャー博士の予測
番組内容
第1部「オバマ大統領はアメリカを救えるか」・第2部「中国は混乱に陥るか」・第3部「イランは核兵器を持つか」・第4部「北朝鮮は崩壊するか」・第5部「ロシアはどうなる」・キッシンジャー博士2009年10の予測
出演者
【司会者】日高義樹 【ゲスト】米元国務長官ヘンリー・キッシンジャー
番組概要
2009年、世界はこれまでにない苦難の年になると予想されている。経験の全くない大統領を選んだアメリカで不況が深刻になり世界経済が苦境に陥るとともに中国の将来に大きな不安が生じてくる。中東ではイランが勢力を強め、核兵器を持つようになれば中東は再び大混乱になる。
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/13470_200901041600.html
中国メディア “好意的”な日本報道目立つ (1/2ページ) 2008.12.25 21:17
【北京=矢板明夫】中国メディアが最近、中国の経済発展における日本の貢献を積極的に評価している。これまでの日本報道と比べて異例ともいえる“好意的”な内容が多い。背景には日本重視路線を打ち出している胡錦濤政権への国内世論の反発をやわらげるとともに、対中感情が悪化している日本国民に対する配慮がありそうだ。
12月5日発行の共産党中央宣伝部の機関誌「半月談」は「1978年にトウ小平氏は日本から何を学んだのか」と題する記事を掲載した。同年10月の訪日で新幹線に初めて乗り、松下電器産業新日本製鉄などを見学したトウ小平氏が日本の発展ぶりに大きな刺激を受けたことを詳しく紹介、「この経験は後の中国の近代化構想の中で大いに参考となったに違いない」と論評した。
また、23日付の中国紙「中国青年報」は「日本がなければ、改革・開放は大きく異なっていた」とするコラムの中で「1979年以来、日本は中国の最大の援助国となり、総額2000億元(約2兆6000億円)以上を提供し、中国が受け取った援助額全体の67%を占める」と紹介、「2002年までに日本は12,000人の専門家を中国に派遣し、農村開発などの分野で大きな役割を果たした」と指摘した。北京紙「新京報」なども最近、同様の内容の記事を掲載している。
これまでの中国メディアの日本報道といえば、歴史認識や領土問題などで日本を批判し、旧日本兵の残虐行為を強調するものが目立ち、戦後の日本を客観的に伝える記事は少なかった。このため多くの中国人は中国の近代化に日本が資金面や技術面で大きな役割を果たしたことをまったく知らない。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081225/chn0812252120002-n1.htm
どうでもいい、じじぃの日記。
1月4日、「日高義樹のワシントン・リポート 激動の2009 世界を予測」を観た。
印象に残ったこと。
①昔、アメリカには製造業が国内にあったが中国などに移転してしまったので、今年アメリカの景気は良くならない。(疑問なのは、それじゃあ来年製造業がアメリカに戻ってくるのか)
アメリカの歴代政権は今まで、中国とは体制も違うので距離を置いておこうと考えていたが、途中で中国とうまくやっていったほうが得になると気がついた。
オバマは外交に対して素人だが、強力な政策ブレーンがついている。
④今年はドルは基軸通貨にならないだろう。いくつかの通貨がドルの替わりに使われるだろう。
NHK BSで各国の新年のニュースを観ていて、中国のニュースでニューズウィーク誌が発表する『世界で影響力のある50人』の中でオバマの次の2番目に胡錦涛国家主席が載っていることをトップで放送していた。
以前、じじぃのブログ「オバマの電話の相手」でアメリカの次期大統領になるオバマが自ら9か国に電話をかけたとき中国になぜ電話を入れないのかと中国の新聞が載せていると書いた。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20081115/1226697107
中国海軍幹部がアメリカの太平洋軍キーティング司令官に「太平洋分割管理」を提案したという。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080312/amr0803122304014-n1.htm
今、アメリカの金融危機で世界中が混乱している。
いろんな情報が飛び交っている。
中国も変わりだしているので、1年ぐらい前の情報で中国を見ると間違いを犯すかもしれない。
去年、日本人が4人ノーベル賞を受賞したが、これもNHK BSでだが「なぜ、中国人がノーベル賞を取れないのか」を中国のテレビでやっていた。(去年、アメリカ在住の中国人は1人受賞している)
これから、アメリカ、中国、日本の関係はどうなるのだろうか。
中国はアメリカの偉大さをよく認識しているようだ。
じじぃにはもともと中国人は世界の中心が中国であると思いたいのだが、アメリカにはかなわないので2番目でもいいやと考えているように思える。そのため日本は邪魔なのかもしれない。
中国が何か行動を起こす場合、日本よりも良く見られるようにアメリカに対して「ゴマをする」、「媚びる」ようなことが多くなるのではないかと思うのだが・・・