じじぃの「歴史・思想_311_ユダヤ人の歴史・イスラエル12部族」

Where are the Ten Lost Tribes of Israel?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pjzKLZ55jLA

list of 12 Israel tribes

Why was Dan removed from the list of 12 Israel tribes in Rev 7? [duplicate]

Christianity Stack Exchange
https://christianity.stackexchange.com/questions/14725/why-was-dan-removed-from-the-list-of-12-israel-tribes-in-rev-7

ユダヤ人の歴史〈上巻〉』

ポール ジョンソン/著、石田友雄/監修、阿川尚之/訳 徳間書店 1999年発行

イスラエル12部族 より

民族の名祖となった指導者ヤコブ、すなわちイスラエルは、理論上同民族を構成する12の部族の父祖でもあった。
聖書の記述によれば、ルベン、シメオン(レビ)、ユダ、イサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル、エフライム、マナセの各部族は、ヤコブとその息子ヨセフから発した(創世記35章22節後半ー26節および48章5節)。しかし前述のとおり、非常に古い起源をもつ「デボラの歌」は、10の部族しか名を挙げていない。すなわちエフライム、ベニヤミン、マキル、ゼブルン、イサカル、ルベン、ギレアド、ダン、アシェル、そしてナフタリである(土師記5章)。「デボラの歌」は戦いの情景を描写したものであって、シメオン、レビ、ユダ、ガドは戦闘に参加することが予定されていなかったため省かれた可能性がある。12という数は慣例に沿ったものかもしれない。イシュマエル、ナホル、ヨクタン、エサウの息子たちも、それぞれ12人列挙されている(創世記25章13-16節、22章20-24節、10章26-29節、36章10-14節)。
12(時に6)の部族で1つの部族連合を構成する習慣は、地中海東部から小アジアにかけて、後期青銅器時代に広く行われた。この連合体を、ギリシャ人は「周囲に居住する」という意味の「アンフィクティオン」という名称で呼んだ。イスラエルの12部族を1つにまとめたのは、共通の祖先ではなく、特定の聖所に対する共通の信仰であったかもしれない。19世紀と20世紀の聖書文献学者の多くは、同一の祖先ヤコブから民族が出発したという解釈をしりぞけ、この時代に県立されたイスラエルの聖所を中心とアンフィクティオニーとして、血のつながりがなく起源の異なる部族が連合を形成したのだという説をとった。しかしカナンの地に移り住んだこれら西セム系の各部族は、確かに同じ起源をもち、互いに近い関係にあったのである。彼らは記憶と伝統と、崇敬する祖先を共にしていた。聖書に出てくる部族すべての歴史をいちいち解き明かすのは、たとえ資料が存在していたとしても、複雑すぎてほとんど不可能に近いだろう。
しかし注目すべきは、ヤコブ、すなわちイスラエルの名と、イスラエル人が初めて共通の民族的自覚を抱いた時点とが関連づけられており、しかもそれが古代から連綿と続いてきた部族の伝統としきたりの枠組みの中で起こったという事実である。ユダヤ史全体を通して見られると同様、すでに宗教的家族的絆は強く、切っても切れないものとなっていた。ヤコブの時代、人々は依然それぞれの家の神々を携え崇めていたが、すでに一人の民族神という観念を受け入れるのも可能になりつつあった。
アブラハムは自分自身の信仰をもっていたけれども、「よそ者」そして「寄留者」として、一般に「エル」と呼ばれる土地の神々に敬意を表している。エルサレムではエル・リヨン(いと高き神)に10分の1を税を払い、ヘブロンではエル・シャダイ(全能の神)、そしてベエル・シュバではエル・オーラム(永遠の神)を崇めているのである(創世記14章18-20節、17章1節、21章33節)。ヤコブイスラエル(イスラ・エル)という名前を名乗るようになったとき、アブラハムの神はカナンの地に定着し、ヤコブの子孫すなわちイスラエル人の礼拝の対象として確固たる地位を占める。そしてこの神はまもなく、唯一の神、全能のヤハウェとして現れるのである。
ヤハウェの絶対性は、イスラエル人たちの宗教の核心をなしている。それは今日すべてのユダヤ教徒キリスト教徒、イスラム教徒が等しく崇める、唯一の神の原型である。この神の権威は、民族の歴史の次の段階、すなわち4エジプトへの移住とその地での苦役からの劇的な脱出を通じて、しだいに確固としたものとなっていく。
創世記がヨセフの詩をもってひとまず終わると、聖書は次にエジプトで艱難辛苦(かんなんしんく)に出会うイスラエル人の描写でもって、出エジプト記の物語を始める。この記述の流れを追うと、イスラエルの民すべてがエジプトへ移住したような印象を受けるがそれは歴史的事実と異なる。すでにヤコブの時代、今後イスラエル人と呼ぶべきハビルないしはヘブライ人がカナンの地に永住し始め、武力による領土の獲得さえ開始していたことがはっきりしている。創世記34章には、ヤコブの息子シメオンとレビがシケム(現在の町ナブルスの近くにあった)の領主とその町を微力によって首尾よく強襲した様子が描かれている。この事件はイスラエル人が祀った最古の場所であったかもしれない。
    ・
実際今日わかっている限りにおいて、イスラエル人すなわちヘブライ人たちは、エジプトで苦役に服している間すっとシケムを支配しつづけていた。聖書の中にヨシュアが征服によってシケムを取ったという記述は見当たらないが、イスラエル人の侵入者たちはエルサレムの北に連なる丘陵地帯に達するやいなや、アブラハムが最初に儀式を行ったのと同じ場所シケムで、契約の儀式を執り行った、あるいは再び執り行ったのである(ヨシュア記8章30-35節)。
この事実はシケムがすでに長い年月、共通の神を崇め、人種的にも近いと彼ら自身が考える人々の手にあったことを示している。シケムはこうしてある意味で、カナンの地にイスラエル人が最初に建てた中央聖所であり、首都でもあった。この点は重要である。なぜならアブラハムの到着の到着に始まってエジプトからの帰還にいたる長い年月の間、かなりの数のイスラエル人がパレスチナに途切れることなく住み続けていた事実によって、同胞の一部だけが参加した出来事を描く出エジプト記の物語とヨシュア記で語られる征服の物語の信憑性が、一層高まるからである。エジプトのイスラエル人たちは帰るべき故郷があることを、そして故郷の住民の中に味方として十分期待できる人々がいることを、常によく理解していた。この地に内応者が存在することによって、エジプトを出たさまよえる民は、カナン征服の試みにはほのかな希望を抱けたのである。

じじぃの「人間の体に一番必要な元素は水素、酸素、炭素!世界一素朴な質問」

What Are Elements - Elements Of The Human Body - What Is The Body Made Of - Human Body Composition

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tZzsKMugLKM

細胞(生体)を作っている物質

2019年2月1日 AROMA FUTURE
●細胞を作っている物質とその比率
まず大きく水、有機物、無機塩類の3つに分けられます。
更に有機物は、タンパク質、核酸、糖(炭水化物)、脂質があり、無機塩類はリン、ナトリウム、カリウム、塩素、マグネシウム、カルシウム、鉄、硫黄などがあります。
有機物をそれぞれ構成する元素は、C、O、H、そしてP(リン)やN(窒素)です。
https://aroma-future.com/Cells-and-constituents

『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』

ジェンマ・エルウィン・ハリス/編者、西田美緒子/訳 2019年発行

わたしは、なにでできているの? 【回答者】ローレンス・クラウス教授(素粒子物理学者、宇宙学者) より

きみは星くずでできている。星くずのようなもの、といってもいい。
きみのからだのなかにあるもの、きみのまわりにあるものすべてを作っているのは、とても小さい、原子というものだ。原子には、元素と呼ばれるいろいろな種類がある。水素、酸素、炭素が、きみのからだにあるいちばん大切な3つの元素だ。
じっさいには、きみのからだの細胞のほとんどは水でできている。きみの90パーセントくらいは水なんだよ。水の分子には、2個の水素原子(軽い原子)と1個の酸素原子(水素より重い原子)がはいっている。
でもその原子は、じつはもっと小さいものでできていることがわかった。原子を作りあげているのは、陽子、中性子、電子と呼ばれる小さい小さいものだ。ところがその陽子と中性子は、さらに小さいクォークというものでできている。これまでにわかっているかぎりでは、電子とクォークを、それ以上小さいものに分けることはできない。
それなら、どうしてきみは星くずでできているといえるのかな?
ほくたちの宇宙は、130億年以上も前に、ビッグバンという大爆発からはじまった。でもその爆発では、陽子と中性子と電子から、とても軽い元素だけが生まれた。もっと重い、ぼくたちのからだになくてはならない酸素や炭素などの元素ができたのは、恒星ぼ中心のもえさかる炉のなかだ。恒星の中心はとほうもなく熱くて、温度が数億度にもなるからね。
星でできた元素が、どうやってきみのからだのなかにはいったのだろうか? そういう元素が、ぼくたちの暮らす地球のあらゆる物質を作るようになったのは、大むかしにいくつかの恒星が爆発して、中心にできていた重い元素をまわりの宇宙空間にまきちらしたからだ。それからしばらくして、今から45億年ほど前、ぼくたちの銀河のこの場所で、宇宙をただよっていた物質がおたがいを引きあって収縮をはじめた。こうして太陽が生まれ、そのまわりに太陽系が誕生し、地球の生命を作りあげる物質もできた。
だから、今、きみのからだを作りあげている原子のほとんどは、星のなかでできたものなんだ!

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どうでもいい、じじぃの日記。
人間の体を構成している主な元素の比率は以下のようになっている。
酸素65.0%、炭素18.0%、水素10.0%、窒素3.0%、カルシウム1.5%、リン1.0%、少量元素0.9%、微量元素0.6%。
人間の体を構成している物質を重量比でみると水(酸素と水素)が約60%を占める。
体は細胞からなっていてその細胞はタンパク質からなり主な元素は炭素から構成されている。タンパク質を構成するアミノ酸はこのほかに窒素を持っている。
また、神経細胞の一番外側には細胞膜といわれる膜があり、水やイオンを通さない膜だが、この細胞膜の内側にはカリウムイオンが多く、外側にはナトリウムイオンが多くある。
カリウムイオンとかナトリウムイオンはニューロン神経細胞)で情報伝達を行なっている。
骨や歯を作る成分はカルシウムやマグネシウムやリンだ。
体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっていいる。
ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき酸素を肺から体のすみずみまで運ぶ働きをしている。
後は、よく分かりません。 (^^;;

じじぃの「歴史・思想_310_ユダヤ人の歴史・ヤコブ・イスラエル人」

Jacob Wrestles with God! - Bible Stories For Kids!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UBE_aePABu4

children of Jacob, children of Israel.

Why it matters that we’re People of Israel instead of People of Jacob

The patriarch Jacob is attempting to escape once again from the wrath of his brother, Esau, who’s still out for revenge after not getting the blessings of their father, Isaac. Alone on a riverbank, he is accosted by a stranger who wrestles him through the night but is unable to subdue elderly Jacob.
Daybreak reveals that the stranger is an angel who tells Jacob that his name will from now on be “Israel.” What a change! The two names couldn’t be more opposite. Yaakov, which means heel, was clutching onto his twin brother Esau’s heel at birth, signifying always being behind and struggling to get ahead. Yisroel means to be on top, to prevail and have mastery over the divine.
https://www.jweekly.com/2017/11/30/matters-people-israel-instead-people-jacob/

ユダヤ人の歴史〈上巻〉』

ポール ジョンソン/著、石田友雄/監修、阿川尚之/訳 徳間書店 1999年発行

ヘブライ人とイスラエル人 より

民族の基礎を固めたのがアブラハムであるとすれば、イスラエル人を1つにまとめ、自らの名イスラエルを冠し、彼らに新しい民族としての自覚を抱かせたのは、アブラハムの孫ヤコブであった。ユダヤ人の祖先を何と呼ぶかは、常に難しい問題である。「ヘブライ人」という言葉が時に用いられるが、あまり適切とは言えない。その語源と考えられている「ハビル」という言葉は、1つの人種集団よりも、むしろある一定の生活様式を表していた。さらにこの言葉には軽蔑的な響きがある。「五書」の中で「ヘブライ」(原語はイヴリー)は「イスラエルの子ら」を指す言葉として現れるが、それを用いるのはエジプト人エジプト人の面前にいるイスラエル人に限られている。
紀元前2世紀頃ベン・シラが使用して以来、「ヘブライ」という名称は、聖書とその後の書物で用いられた言葉を意味するようになった。そこで軽蔑的な意味あいはしだいに薄れ、ユダヤ人およびユダヤ人に友好的な非ユダヤ人の双方にとって、「ユダヤ」よりも「ヘブライ」の方が、人種を表す用語として好ましく思われたのである。例えば19世紀には、アメリカ合衆国ユダヤ教改革派運動において、「ヘブライ」が盛んに用いられた。ヘブライ・ユニオン大学、アメリカ・ヘブライ会衆連合などという団体名がそれを表している。しかしユダヤ人の祖先は、決して自ら「ヘブライ人」とは名乗らなかった。民族としての自覚を持ったとき彼らが用いたのは、聖書で標準的に用いられている「イスラエル人」あるいは「イスラエルの子ら」である。ヤコブの存在意義はここにある。
ところがここで問題が生じる。ユダヤ人とは誰か、ユダヤ人の定義とは何かを考えるときいつも直面せねばならない特有の困難がある。神はヤコブイスラエルと改名させた。ところがこの名称が最初に出現する、いうならばイスラエル人が民族として誕生する瞬間は、聖書の中でおそらく最も神秘的で謎に満ちた出来事として描かれている。ヤコブは夜通し天使と取っ組み合って争い、その結果イスラエルという名を授かるのである(創世記32章24-28節)。
イスラエル」という名称には、「神と戦うもの」、「神のために戦うもの」「彼のために神が戦うもの」、「神に支配されるもの」、「神の前に正しきもの」、「神は正しきもの」といった、様々な解釈がある。定説はない。この出来事が何を意味するのか、誰も満足すべき答えを出していない。聖書の最古の編纂者たちと、それを書き写した者たちが、この事件の意味するところをはかりかねていたのは明らかである。しかし彼らはユダヤ人の歴史におけるこの出来事の重要性を認識していた。そこで彼らの理解する宗教的教義とのつじつまを無理に合わせようとせず、一字一句へんこうを加えず書き写したのである。なぜならそれは「トーラー」であり、神聖なるものであったからである。
ヤコブの経歴は、創世記に詳しく述べられている。すばらしい生涯であった。ヤコブは祖父のアブラハムとは非常に異なっていた。機略に富み、謀(はかりごと)に長け、戦士というよりは戦略家であり、すぐれて政治的で、ひとを動かすのを得意とし、同時に夢を追う人、夢想家でもあった。ヤコブは富み栄え、祖父のアブラハムや父のイサクよりも大きな財産を築いた。
    ・
創世記はヤコブが父と同じように、カナンの地で「よそ者」の地位にあったと描写している(創世記37章1節)。実際彼の息子たちは、末子のベニヤミンを除く全員がメソポタミアかシリアで生まれたようである。しかしヤコブの存命中、東方と北方地帯との絆(きずな)が最終的に断ち切られる。そして彼の後継者たちは、カナンの地こそ自分たちが何らかのかたちで永久につながりをもつ故郷だと考えるようになる。だからこそ飢饉のときエジプトへ身を寄せても、神はカナンの地への帰還を無条件で命じたのである。

じじぃの「米国はファーウェイへの輸出規制実施・どうする日本!日曜報道プライム」

【教えて!ワタナベさん】米、ファーウェイ半導体輸出規制強化とその行方[R2/8/22]

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5pDIqbbQ3Hw

米国はファーウェイへの輸出規制実施へ

米政府 中国5社製品使う企業排除 日本企業800社と取引停止 遠隔診療/医薬材サプライチェーンにも影響

2020/07/18 九州医事研究会ニュース
●台湾の半導体メーカーTSMC村田製作所(5G基地局コンデンサ受注50%増)が確実に影響がある。
ソニーパナソニック、京セラ、ジャパンディスプレイ(JDI)、村田製作所など、ファーウェイに部品を供給しているメーカーは数多い。
実際、ファーウェイは日本企業から2017年には5000億円、2018年には6800億円規模で部材を調達しているという。ファーウェイ製スマホの売り上げが落ちれば、日本メーカーへの悪影響は避けられないのだ。日本ではSIMフリースマホで人気を得たファーウェイだが、この夏商戦では、NTTドコモが「HUAWEI P30 Pro」、KDDIが「HUAWEI P30 lite Premium」、ワイモバイル(ソフトバンク)が「HUAWEI P30 lite」を取り扱う。
ファーウェイ、世界92社から調達 制裁で打撃必至
富士通ソニー東芝メモリパナソニック村田製作所なども電子部品やカメラを納入している。
https://qmir.wordpress.com/2020/07/18/huawei/

日曜報道 THE PRIME

2020/09/13 フジテレビ
【キャスター】松山俊行、梅津弥英子 【ゲスト】宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)、橋下徹(元大阪市長・弁護士)

米国は9月15日、中国・ファーウェイへの輸出規制を実施

15日から発効する米政府の制裁は、米国の技術とソフトウェアを活用して生産した半導体を今後は原則的に米国の事前承認がなければファーウェイに供給できないようにする制裁措置で、これまでの制裁がさらに強化されることになる。
半導体の製造は、米国の技術や装備なしでは事実上不可能のため、「ファーウェイが締め出される」ことになる。
ファーウェイ製のスマホは日本、台湾、韓国などの部品を使用している。
ITジャーナリスト・三上洋氏によると「スマホ部分の多くに米国の技術が使われている」という。

輸出規制が実施されると日本に多大な影響。

日本企業の損失は驚くべき額になる。
日本企業のファーウェイへの供給部品は2019年、約1兆1000億円。
ソニースマホ向け画像センターは米国の輸出法を含め適用される法令は順守していくとしている。
日本は米国につくのか、中国につくのか
9月2日 国連の人権理事会で日本、英国、ドイツなど27ヵ国が国安法を批判し、適用の再検討を求める共同声明を発表。同じ会合ではキューバが53ヵ国を代表して中国への支持を表明し、香港を巡る国際世論は二分されている。
橋下徹、「米国についていってファーウェイとの取引を止めたら、日本の損失ははかりしれない。国連なんかで中国を支持する国が多い中で、二者択一をとることは賢明ではない」
宮家邦彦、「日本は自由・民主・人権の国家として米国とは国家安全保障で結びついていくことがベターだ。中国とは経済的に離れることは難しいので、米国の輸出規制に引っかからないように用心してやっていく」
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/nichiyouhoudou_theprime/
どうでもいい、じじぃの日記。
世界スマホ市場シェアで中国・ファーウェイは韓国・サムスン電子を抜いてトップに立った。
しかし、ファーウェイは半導体メモリ(DRAM、NAND)を作っていないのでサムスン電子やSKハイニックスから供給を受けていた。
9月15日から米国のファーウェイへの輸出規制の実施でサムスン電子はどうするのか、注目されていた。
サムスン電子とSKハイニックスはファーウェイへの半導体メモリ供給をストップすることに決めたらしい。
そのサムスン電子とSKハイニックスは半導体製造設備では日本に依存している。
勝つのは、中国か? 米国か? 日本か? 韓国か? それとも台湾か。

じじぃの「歴史・思想_309_ユダヤ人の歴史・始祖アブラハム」

Stories Of Abraham | Animated Children's Bible Stories | Holy Tales

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=CWOVs_LajPc&t=8s

Abraham in Bible


ユダヤ人の歴史〈上巻〉』

ポール ジョンソン/著、石田友雄/監修、阿川尚之/訳 徳間書店 1999年発行

マクペラのほら穴の象徴

ユダヤ人は歴史上最もねばり強い民族である。ヘブロンを訪ねればそれがわかる。エルサレムから南へ20マイル、ユダ丘陵地帯を3000フィート登って辿り着いたヘブロンの町、そのマクペラの穴の中に、族長たちの墓がある。古代からの言い伝えによれば、ユダヤ教創始者でありユダヤ民族の祖であるアブラハムの遺骸は、ほら穴の中に位置するそれ時代きわめて古い墓の中に納められている。アブラハムの墓と隣合わせで妻サラの墓があり、建物の中には息子イサクとその妻リベカの一対の墓がある。中庭をはさんだ反対側には、アブラハムの孫ヤコブとその妻レアのやはり一対の墓が、建物のすぐ外にはヤコブと彼が愛した妻ラケルの息子ヨセフの墓がある。民族の記憶をさかのぼれる限りさかのぼって行きつく所がここであり、4000年にわたるユダヤ人の歴史はまさにこの場所で始まった。

よそ者の寄留者

小さな集落でなされたこの取引(アブラハムヘブロンで土地購入のため交渉)は、記念すべき出来事であった。ただ単に所有権の移転が成立しただけでなく、当事者の地位が変化したからである。儀式的な挨拶、とぼけ、虚礼、かけひき、これらすべてを聖書はみごとに描写している。しかし読者が最も心打たれるのは、そして読者の心に長く残るのは、アブラハムが取引を決めるにあたって述べる、鋭く短い言葉である。「わたしはあなたたちとともにいるよそ者、寄留者です」(創世記23章4節)。そして取引が完了したとき、その土地はそこの人々の所有をはなれて「たしかにアブラハムの所有となった」ともう一度念が押される(23章20節)。ユダヤ史上最初の出来事において、この民が抱く心許(もと)なさと不確かさが、驚くほど率直に語られている。
このアブラハムなる人物は、いったい誰だったのだろう。そしてこの人物は、どこからやってきたのであろうか。アブラハムが実在した唯一の証拠は、創世記および関連する聖書の記述だけであるが、これらの書物は彼が活躍したと考えられる時代から、おそらく1000年以上のちに書かれたものである。聖書の歴史的信憑性については、この200年間、激しく議論されてきた。ユダヤ教キリスト教双方の学者の多くは、文字どおりの事実としてではなく、象徴や比喩(ひゆ)として理解されるべき記述が、特に初めのいくつかの書に多数見られると、何世紀にもわたり主張してきた。にもかかわらず1800年頃まで、学者も一般人もほとんどの人々が、正統派の立場を取っていた。つまり、聖書の記述は神の啓示を受けて書かれたものであり、全般的にも部分的にも、すべて真実であるというのである。
しかし19世紀初頭から、新しい、より批判的な立場が、主としてドイツの学者によって唱え始められる。彼らは旧約聖書の歴史的価値を否定し、その大部分を宗教的神話とみなした。旧約聖書の最初の五書は、ヘブライの諸部族が長年にわたって口承してきた伝統であり、バビロン捕囚以降紀元前1千年紀後半に、書き物としてまとめられたと説明した。これらの口承伝説は、イスラエル人の指導者たちが信じていた宗教的信条、慣行、儀式に歴史的正当性と宗教的権威を与えるため、注意深く書き直され、まとめ直され、脚色されたのである。聖書初期の文書に登場する人物は、実際に存在したのではなく、神話上の英雄もしくは全部族を代表する合成された人物像に過ぎないという。
このように考えれば、アブラハムやその他の族長だけでなく、モーセやアロン、ヨシュアやサムソンも、すべて神話の世界の人物であり、ヘラクレスペルセウスプリアモスアガメムノンオデュッセウスアエネアスと同列ということになる。

道徳的洪水物語

洪水に関する記述はまた、神との契約に初めて触れ、カナンの地への最古の言及も行っている。これらの主題は洪水後の民族表を経て族長たちが現われるとともに、一層強く現れはじめる。そこで再び、いったいアブラハムは誰なのか、どこから来たのかを考えてみよう。創世記11章から25章の記述によればアブラハムはもともとアブラムという名で、遠くノアを祖先とする者であった。カルデアのウルから最初はハランへ移り、それからカナン各地を転々としたあと、飢饉の間エジプトへ身を寄せ、そしてヘブロンをついの住みかとし、そこで初めて土地を購入したとされている。
聖書の記述は、おおむね歴史的事実とみていい。ただしカルデア人への言及は時代的に合わない。カルデア人メソポタミア南部に侵入したのは、紀元前2千年紀の終わりになってからである。アブラハムはもっと前、2千年初めの時代に生きていた。カルデアは紀元前1千年紀の聖書の読者にウルを紹介するため、挿入されたのであろう。しかしアブラハムが聖書の記述どおり、ウルからやってきたことは間違いがない。
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アブラハムがウルを出発したのは、この王(ウル第3王朝のウルナンム)による統治の後であった可能性が高い。だからこそカナンの地へ、天にも届くジグラトとははるか昔に起った洪水の話を携(たずさ)えていったのだろう。彼は一体いつ、この旅に出たのであろうか。

族長たちの年代を確認するのは、かつて考えられていたほど不可能ではない。もちろん創世記にある洪水前の年代記述は、事実とは言いがたく、単なる説明に過ぎない。しかし聖書に現われる系図が、古代の他の王名表と比べて著しく信憑性に欠けるというわけでもない。紀元前250年頃、ヘレニズム時代のエジプトに生きた神官マネト等が残したファラオの系図によって、われわれはかなりの精度で紀元前3000年頃のエジプト第1王朝までさかのぼれる。マネトとほぼ同時代のバビロニアの神官ベロソスは、同じようなメソポタミアの王名表を残しており、その他にも考古学者が掘り出した系図がいくつかある。創世記における洪水以前と以後の名前を比較検討すると、最も古い形のヘブライ語聖書(マソラ本文)、ギリシャ語訳聖書(70人訳)、サマリア語の五書で年代に差があるものの、それぞれ10ノ名前からなる2つの系図が見つかる。聖書以外の記録にも同様の分け方が見られ、聖書の現れる人物の長寿の記録は、洪水前にシュルパクを治めたシュメールの王たちの年齢と似ている。最初期の系図は、洪水前の王として8人しか挙げていないが、ベロソスは10人掲げており、創世記の記述と一致する。ベロソスによるメソポタミア王名表と聖書の系図の間をつなぐのが、おそらくアブラハムであり、彼はこの伝承を携えているを後にしたのであろう。

始祖アブラハム

偉大なユダヤの史家サロ・バロンは、アブラハムを、隆盛をきわめていた月神祭儀が一神教の原始的な形態に変容しかかっていた文明の中心地からやってきた、原初的一神教徒と考える。アブラハムの家族の名前には、サラ、ミカ、テラ、ラバンなど、月神礼拝と関係あるものが多い。ヨシュア記の中には、アブラハムの祖先が偶像を崇拝していたことを示す、謎に満ちた記述がある。「アブラハムの父テラは(中略)他の神々に仕えていた」(24章2節)。聖書の中で他のどこにも記載されていない古い伝承を書き残したイザヤ書の一節は、神が「アブラハムを購(あがな)い給うた」と記している(イザヤ書29章22節)。セム系諸民族が肥沃なる三日月帯を西へ向かって移動したのは、通常、経済的逼迫(ひっぱく)によるものだと説明される。しかしアブラハムを動かしたのは宗教的衝動であったことを理解する必要がある。彼は偉大なる遍在する全能の神からの呼びかけを聞き、信じ、それに応えた。一神教の観念がアブラハムの心の中で完全に形を成したのではないにしても、彼がそれをめざしていたこと、そして精神的に行き詰まったメソポタミア社会を嫌ってそこを離れたと考えることは、十分可能である。

じじぃの「ケニア・人工呼吸器の開発に臨む!ものづくり」

How ventilators are being made in Kenya

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RJGcXT-QPkY

人工呼吸器の製作をするケニア人開発メンバー

アフリカでの「ものづくり」の実践に鳥取大学のノウハウをフル活用!!

2014年10月20日 JICA
まず最初にJKUATとPAU構想について説明します。
2008年、アフリカ連合委員会(以下、AUC)が「アフリカ域内の社会開発を担う人材を育成・確保するためのアフリカ域内の高等教育強化」を目的に汎アフリカ大学構想(Pan African University構想、以下PAU構想)を立ち上げました。ケニアが所属する東部拠点の対象分野は「科学技術イノベーションSTI)」、ホスト国は「ケニア」、そしてホスト大学は競争的なプロセスを経て「JKUAT」に決定。JKUATは1977年の設立当初から2000年まで20年以上に亘ってJICAが支援活動を続けてきた大学です。また、ホスト国・ホスト大学をサポートするLead Thematic Partner(支援パートナー国、以下LTP)として日本が手を挙げました。
その後、2012年10月、JKUATにてPAUSTI(汎アフリカ大学の東部拠点)修士課程が開講。第1期生としてアフリカ11か国から57名が入学。その実施に伴い、ケニア政府はLTPである日本政府に、PAUSTIの持続的推進の原動力となるJKUATの研究環境整備・強化を支援するプロジェクトの開始を要請しました。
https://www.jica.go.jp/kenya/office/information/event/141020.html

【新型コロナに挑むJICA帰国研修員:日本での学びを活かし、各国で大活躍!】第3回 ケニア:ジョモケニヤッタ農工大学で、人工呼吸器の開発が進行中

2020年5月29日 JICA

プログラミングの知識を活かし、人工呼吸器の開発に臨む

鳥取大学で学んだCNC(コンピュータ数値制御)プログラミングや機械加工の知識とスキルが、現在、開発中の人工呼吸器の機械のデザインや部品の製造に活かされています」
そう語るのは、開発メンバーの一人で、ジョモケニヤッタ農工大学工学部のダニエル・オモンディ技官です。ケニアの産業人材育成に向け、鳥取大学で実施された「ものづくり機械工学イノベーション研修」に参加。研修での学びを活かし、開発に携わっています。
https://www.jica.go.jp/mobile/topics/2020/20200529_01.html
どうでもいい、じじぃの日記。
9月14日 朝 NHK BS1NHK ニュース」を観ていたら、ケニアで「人工呼吸器の開発」の映像が出てきた。
ケニア人が人工呼吸器の開発?
国際協力機構(JICA)が数年前から進めているアフリカを支援する活動の一環だそうだ。
ケニアから日本に留学した経験のある人たちが中心になって「人工呼吸器」を開発している。
そのケニア人が語る「ものづくり」。
ものづくりは日本の「職人」を表現する言葉だという。
黒人といっても、みなさん、賢そうなお顔をしています。

じじぃの「歴史・思想_308_ユダヤ人の歴史・マクペラの洞穴」

Three Religions, One Shared Holy Site: The Cave of The Patriarchs in Hebron

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qoi_48NNT7w

The Cave of Machpelah

The Cave of Machpelah

●Who was buried in the cave?
What should we expect to find in the Cave of Machpelah? Abraham, Sarah, Isaac, Rebekah, Jacob and Leah were all buried in the cave (Genesis.49:31). We knew that Jacob had been mummified in Egypt: GENESIS 50:2 And Joseph commanded his servants the physicians to embalm this father: and the physicians embalmed Israel. 12 And his sons did unto him according as he commanded them: 13 For his sons carried him unto the land of Canaan, and buried him in the cave of the field of Machpelah, which Abraham bought with the field for a possession of a burying place of Ephron the Hittite, before Mamre.
https://www.arkdiscovery.com/machpelah.htm

ユダヤ人の歴史〈上巻〉』

ポール ジョンソン/著、石田友雄/監修、阿川尚之/訳 徳間書店 1999年発行

マクペラのほら穴の象徴 より

ユダヤ人は歴史上最もねばり強い民族である。ヘブロンを訪ねればそれがわかる。エルサレムから南へ20マイル、ユダ丘陵地帯を3000フィート登って辿り着いたヘブロンの町、そのマクペラの穴の中に、族長たちの墓がある。古代からの言い伝えによれば、ユダヤ教創始者でありユダヤ民族の祖であるアブラハムの遺骸は、ほら穴の中に位置するそれ時代きわめて古い墓の中に納められている。アブラハムの墓と隣合わせで妻サラの墓があり、建物の中には息子イサクとその妻リベカの一対の墓がある。中庭をはさんだ反対側には、アブラハムの孫ヤコブとその妻レアのやはり一対の墓が、建物のすぐ外にはヤコブと彼が愛した妻ラケルの息子ヨセフの墓がある。民族の記憶をさかのぼれる限りさかのぼって行きつく所がここであり、4000年にわたるユダヤ人の歴史はまさにこの場所で始まった。
ヘブロンは荘厳な美しさをたたえた土地である。古代の神聖な場所特有の、静けさと落ち着きに満ちている。しかしそこに残されたもの言わぬ石の数々は、絶え間なき戦いと4000年にわたる宗教上政治上の戦いを目撃してきた。この場所はヘブライ人たちの祈祷(きとう)の場、ユダヤ教シナゴーグビザンツ帝国のバジリカ聖堂、イスラム教のモスク、十字軍の教会、そして再びモスクとして、代わる代わる用いられる。ヘロデ大王は、今日なお40フィート近い高さを誇る巨大な石の壁で、この場所を囲った。組み上げられた巨大な切り石の中には、一辺の長さが23フィートに達するものがある。サラディンは礼拝所に説教壇を設けた。ヘブロンユダヤ人の長く悲劇的な歴史と、逆境を乗り越えて進む驚くほど強靭な意志力を象徴している。ダビデはここで王位についた。最初はユダの王として(サムエル記下2章1-4節)、次にイスラエルの王として(サムエル記下5章1-3節)。エルサレムが陥落したとき、ユダヤ人はこの地を追われ、ヘブロンにはエドム人が住みついた。やがてギリシャ人がこの地を征服し、続いてローマ人が支配する。再びユダヤ人の手に戻り、熱心党とよばれる愛国者たちに荒らされ、ローマ人によって焼き払われる。サラセン人、フランク人、マムルーク王朝の支配下に次々と置かれる。
西暦紀元1266年以降、ユダヤ人はマクペラのほら穴に入って礼拝を捧げるのを一切禁じられ、東の壁に沿った階段を7段上げることだけ許された。階段の4段目までのぼると、石をくりぬいてつくった6フィート6インチの深さの穴に、神への願い事を書いた神を差し込む。そして棒切れで押して、ほら穴の中へ落とすのである。これを堪え忍んでも、彼らの身の安全は保障されなかった。1518年には、オスマン・トルコによるヘブロンユダヤ人虐殺事件を起こった。この悲劇にもへこたれず、信心深いユダヤ教の信者たちはヘブロンに再び住み着いた。タルムードを忠実に守る正統派、カバラーと呼ばれるユダヤ神秘主義の信奉者、あるいは神聖な石の上に鮮血が飛び散るまで自らの体を痛めつけるユダヤの苦行者などが、この地にしがみつくようにして入れ変わり立ち代わり住み続けた。
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こうしてヘブロンは、4000年にわたる長い歳月の間、いかにユダヤ人がねばり強さを発揮して生き延びてきたかを表す、またとない象徴である。ヘブロンはまた、ユダヤ人が土地の所有と占有に関して抱く、奇妙なあいまいさを表してもいる。これほど長い間これほど情熱的な愛着を特定の土地に対して示した民は、ユダヤ人の他にない。それでいてまたユダヤ人ほど、強固でゆるぎない移住本能を持ち続け、1つの場所を去るのを恐れず、新しい土地に定住するに巧みであった民族もないのである。