半導体巡る経済安保 日本の立ち位置は 供給網強化に対する中国の危機感とは 【Bizスクエア】|TBS NEWS DIG
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TSMCが米で3ナノ先端半導体、26年生産開始-5.5兆円に投資拡大
2022年12月7日 Bloomberg
半導体の受託生産最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は6日、米アリゾナ州での投資額を400億ドル(約5兆4800億円)に増額し、 最先端の回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体を製造する第2の生産設備を建設する計画を発表した。 2026年の量産開始を目指す。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-06/RMHEPSDWX2PS01
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アリゾナ州 半導体産業の流入によって大躍進! より
面積と人口 全米で6番目に大きな州
アリゾナ州の面積は、29万5253km2。全米で第6位にあり、本州と四国を足した面積よりも、広大である。人口は735万人を上回る。
地勢と気候 年間のほとんどが晴れている乾燥地帯
合衆国の西南部に位置する内陸州。ロッキー山脈以西にあり、南はメキシコと接する。西のコロラド川は、カリフォルニア州との州境になる。北部は険しい山地だが、ここに高名なグランドキャニオンがある。南部は、平野と丘陵地帯。乾燥した気候下にあり、年間約330日が晴天である。
政治風土 共和党優位だが、2020年に民主党のバイデンが勝利
共和党の優位が続いていたが、近年、民主党の勢いが強まっている。2016年の大統領選では、民主党のヒラリー・クリントンが接戦の末に敗北。2020年の大統領選では、民主党のバイデンが共和党のトランプを下している。州に新たに流入した層には、民主党の支持者が多いと見られる。
全米第6位の人口を誇るフェニックスの発展
アリゾナ州は、ここ数十年で躍進著しい州である。2000年の人口は510万人程度であったが、約20年で人口は4割近くに増加した。
その原動力となっているのが、州都フェニックスの進撃だ。フェニックスの人口は164万人を超え、今や全米第5位の人口を有する大都市だ。
フェニックスの発展の基幹となったのは、半導体産業である。乾燥した気候にあるフェニックスは、半導体の生産に適している。しかも、コロラド川の電源開発やフーヴァーダムによって、電力も豊富だ。フェニックスは、半導体の先端州であるカリフォルニア州に近いこともあって、カリフォルニア州から先端産業が流入し、フェニックス周辺は「シリコン・デザート」とも呼ばれる。