じじぃの「科学・芸術_517_シンギュラリティ(技術的特異点)」

Robots | Ask an Expert | Singularity University 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7rehfxTxGSM
AIがAIを開発する時代

人工知能人工知能をプログラムする時代がやってきた 2017年1月20日 TechCrunch Japan
プログラムをプログラムするのは誰か? 近々、人間ではなく別の人工知能プログラムが高度な人工知能プログラムを書けるようになるという。
MITのレポートによれば、Google Brain始め機械学習ソフトを開発している多くの組織でこのことが確認された。人工知能によって作成された人工知能プログラムの性能が人間が開発したプロダクトと同等であるか、場合によっては上回わっていたという。
https://jp.techcrunch.com/2017/01/20/20170119ai-software-is-figuring-out-how-to-best-humans-at-designing-new-ai-software/
『知らないと恥をかく世界の大問題』 池上彰/著 角川SSC新書 2017年発行
人工知能の進化とリスク より
テクノロジーの進化も格差拡大の一因です。トランプ大統領は、「中国のために雇用が失われた」と言い、「アメリカに雇用を取り戻す」と言っていますが、たとえ製造業が復活しても、いまや工場は人間でなくロボットやコンピューターが埋め尽くしています。
今日のグローバル経済では、企業の本社がどの国にあるかは意味がありません。テクノロジーは、生産プロセスを世界中に分散させることを可能にしました。
経済学者のロバート・ライシュ氏によれば、たとえばアマゾンなどは、インターネットを使った商取引で最も成功した会社のひとつで、売り上げは890億ドルにも達します。しかし、これだけの規模でありながら、雇っている従業員は6万人に過ぎないといいます。(映画『みんなのための資本論』2013より)
さらに人工知能(AI)の発達で、2045年には人間の仕事の99%が人工知能に奪われると指摘する識者もいます。
最新の人工知能は、人のように学習し進化します。昔の人工知能は、膨大な知識やルールを人間が与え、それを再現するものでしかありませんでした。しかし、最近の人工知能は、世界中のデータからコンピューターが勝手に学び学習する。ここが大きな違いです。
身近なところの活用例では、人工知能搭載のロボットアームを持つシステムキッチン。一流シェフの技を記録し、その技を正確に再現します。味付けから盛り付けまで同じです。家にいながらにして、一流シェフの料理を堪能できるのです。
最近発売された世界初「全自動衣類折りたたみ機」は、独自の画像解析により衣類を見分け、ベストなたたみ方を判断して洗濯物をたたんでくれます。
最近「シンギュラリティ」という言葉をよく聞くようになりました。人工知能が人類の知能を超える転換点のことです。2045年がターニングポイントといわれています。
果たして、人間が何もしなくても済むことが、「豊」なのか。結局は、我々がどうコントロールするかが問われます。