じじぃの「マイクロ波・日本が世界をリードする宇宙太陽光利用システム(SSPS)・21世紀アッと驚く大予言」

Space Based Solar Power - a solution to the carbon crisis 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zrcoD_vHzxU
Space Solar Power System (SSPS)

福室康行 宇宙での太陽光発電、実用化に向けて JAXA
Q. 宇宙太陽光利用システム(SSPS)とはどのようなシステムでしょうか?
レーザー光タイプのSSPS
宇宙太陽光利用システム(SSPS)は、静止軌道上で太陽光を効率的に集めてエネルギーを生み出す「宇宙太陽光発電所」です。そのエネルギーを地上に送って、電力や水素の形で利用します。SSPSは、宇宙空間に設置する太陽光を集めてマイクロ波やレーザー光に変換して地上に送る発電・送電施設と、それを地上で受ける受電施設で構成されます。
電子レンジや携帯電話などに使われるマイクロ波と、パソコンのプリンターやプレゼンテーションに使うポインターなどに使われるレーザー光では、性質も機能も異なりますが、どちらの方法で伝送をするか、または両方の技術を組み合わせて伝送するかは、まだ決まっていません。 現在、地上での実験をかさね、より効率的な方法を研究しています。
Q. 日本のSSPSの技術で、ここはスゴイ!というところを教えてください。
マイクロ波を使った送電については、マイクロ波の送信方向を制御して、静止軌道上から地上にある受電施設に正確に伝送するのはとても難しい技術です。高度36,000kmの軌道上から地上にあるおよそ直径3kmのグラウンドのような平面にマイクロ波を送るのは、小さい針の穴に糸を通すようなイメージです。この技術は日本が最も進んでいると思います。
また、レーザー光を使う場合にも大型の反射鏡によって太陽光を集めますが、この集光部で、太陽光のエネルギーを直接レーザー光の励起エネルギーとして利用するのが特徴です。このため、構造がシンプルにでき、小型軽量化が可能になると期待しています。
http://www.jaxa.jp/article/interview/vol53/index_j.html
『21世紀アッと驚く大予言 2030年までに暮らしはこう変わる』 金子隆一・望獲つきよ/著 二見WAi-WAi文庫 2000年発行
早くて2030年代には宇宙空間に「太陽発電所」を設置 より
化石燃料はいずれ、すべて底をつく。原子力はリスクが多きすぎる。かといって風や波の力、地熱などを利用する発電は、しょせん狭い地域での小口の電力需要にしか対処できないし、長期にわたる安定供給も見こめない。
と、なると、それらにかわる、未来のエネルギーの本当の主役とは何だろう? 実は、その答えはもうとっくに明らかなのである。答えは「太陽」だ。
地球の109倍の直径、33万倍の重さがあるあの天体は、巨大な水素の塊だ。その中心部では、あまりにも圧力が高いため、自然に水素核融合が起こっている。つまり、太陽はそれ自体「巨大な核融合炉」であり、今後少なくとも50億年間は燃えつづける(しかもだんだん出力が大きくなる)ことが保証されているのである。
そして、地球が今受け取っているのは、その出力のうちのわずか22億分の1にすぎない。それでも、地球の昼の側は、全体で毎秒50メガトンの水爆の爆発を受け止めている計算になる。
ならばこのエネルギーを利用しない手はない。しかし、地上で太陽の光を受け止めるだけでは、夜間には電力供給が止まってしまうし、曇りや雨の日もだめだ。そもそも、地球の大気を通り抜けてくるあいだに、太陽の光は大幅に弱まる。やはり、いちばんいいのは、宇宙空間に太陽発電所を作り、そこから地上に電気を無線送電することだ。
実は、このような構想は、1968年からNASAによって研究が進められており、1970年代には核融合と並ぶ「未来のエネルギー源」の本命としてもてはやされたことがあった。
しかし、1980年代に入ると、原油価格が安くなったことに加え、あまりにもその建造に巨額の費用がかかることがネックとなって、一度、研究は下火になったのだ。
ところが、最近になって、この方法が環境に対する悪影響を及ばさないこと、太陽電池などの性能が格段に向上し、以前考えられていたよりもずっと安い値段で建造できることなどが評価され、再び注目を集めるようになってきた。
NASAでは、1998年から再び予算をつけて、本格的にその研究に乗り出した。現在、NASAで考えられている「サンタワー方式」は以前のように、太陽電池の巨大なパネルを直接宇宙空間に広げるのではなく、透明な膜でできた風船のなかにガスを入れて直径50〜60メートルのレンズを作り、太陽の光を集めて、その焦点に高性能の太陽電池を置くという方法をとる。これなら、手軽に、わずかな資材で発電ができるだろう。
計画では、このレンズを100メートル間隔で約15キロにわたって並べ、このサンタワー方式1基で原発1基に相当する100万キロワットの出力を得られるという。
できた電力はマイクロ波に返還して地上に送るが、マイクロ波のビームは非常に広いため、地上側のアンテナの中心部でも、マイクロ波の密度は携帯電話のアンテナ付近と同程度にすぎない。
これは、ひょっとすると、まもなく急速にもっとも有望な未来エネルギーの候補に昇格するかもしれない。その実用化は、早くて2030年代くらいになるだろうが、一度動きはじめたら、太陽発電は事実上無限にエネルギーを供給してくれるのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
宇宙太陽光発電システム(Space Solar Power System:SSPS)は、宇宙空間に配置した「発電衛星」と地上の「受信局」によって電力供給を行う、というものである。
ずいぶん昔から、考えられていたシステムらしい。
巨額の費用がかかることと、マイクロ波にして送る技術が確立していなかったらしい。
何となく、「イージス・アショア」を2基 2000億円の金額でできそうな気がする。
技術的な問題は、すでにクリアしているそうだ。