じじぃの「時空の歪み・太陽と月ではどちらの引力が強いか?話のネタ」

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earth and moon laying on the ‘fabric of space-time’

『時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体』 松浦壮/著 ブルーバックス 2017年発行
揺れ動く時空と重力の正体――特殊相対性理論 より
アインシュタインは、曲がった時空を取り扱うための自然な数字としてリーマン幾何学を採用し、その言葉を使って理論を書き下しましたが、そこで表現されている内容はこの章で説明した通りです。
一般相対性理論は、物体が時空を曲げて「重力場」を形成することで重力が発生することを明らかにしました。言うなれば、時空は重力の仲人役。これもまた「時間とはなんだろう?」という問いへの答えのひとつです。
これまで見てきたように、時間が物体の運動を通じて測られる存在である以上、時間観は物体のどのように理解しているかに左右されます。私たちがどうしても「時間は宇宙全体を一様に流れている」と思ってしまうのは、私たちの日常が、ニュートンの運動法則を使えば十分に理解できる現象で溢れているからです。ですが、私たちは今や、光速度不変の原理、等価原理、そして、一般相対性理論を知っています。その知識の下では、この素朴な時間観は時間のほんの一部分でしかなくて、空間方向への移動や、重力という力すら、実は時間の異なる側面と理解できます。

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『話のネタ―会話がはずむ教養読本』 毎日新聞社/著 PHP文庫 1998年発行
太陽と月ではどちらの引力が強いか より

潮の干満は、月の引力で起こる――小学校の理科で習ったとおり。
同時に、太陽の引力はせいぜい大潮・小潮、補助的な働きしかしないことも。それからあなたは、海水に対しては月の引力のほうが強い、と結論してはいないだろうか。実際は、太陽のそれのほうが176倍も強い〈引力 = G × 2体の質量の積 ÷ 距離の2乗〉――中学2年程度の計算である。
では、なぜ月が勝つ?
太陽はたいへん遠い(約1億5000万キロ)から満潮点も干潮点も(地球の半径だけ太陽との距離に差がある)、及ぶ引力はそう違わない(0.008%)。一方、月はわりと近い(約38万キロ)から、両地点に及ぼす引力の差の割合いは大きく(1.8%)なる。そこで海水は……。
いうならば、イタズラッ子が、ヘビー級でも鷹揚なパパより、ライト級でもロやかましいママのほうをこわがるようなあんばいです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
今年1年、NHK Eテレ シリーズで モーガン・フリーマン 「時空を超えて」をよく観た。太陽とか地球とかが絡む重力の説明には、よく空間に網を張ったようなアニメが出てきた。
ニュートンはこの宇宙は絶対時間、絶対空間として捉えた。
アインシュタイン一般相対性理論では時間と空間は切り離して考えることができない2つを合せた「時空」として捉えた。
「この素朴な時間観は時間のほんの一部分でしかなくて、空間方向への移動や、重力という力すら、実は時間の異なる側面と理解できます」
宇宙空間に、太陽と月が浮かんだ画像がある。
地球の周りの時空は歪み、月の周りの時空も歪んでる。
これを太陽系まで拡大させると、太陽系の時空もまた歪んでいる。
太陽と月ではどちらの引力が強いか?
地球への引力は、太陽からの時空の歪みより月からの時空の歪みのほうが大きいということなのだ。
あなたが今いる部屋の時空もまた歪んでいるのである。