じじぃの「自閉症が改善・オキシトシンで人は信頼・共感・寛容が増す!時空を超えて」

ポール・ザック:信頼と道徳性、そしてオキシトシン 動画 TED
https://www.ted.com/talks/paul_zak_trust_morality_and_oxytocin/transcript?language=ja
 オキシトシン

時空を超えて 「神が“進化”を創造したのか?」 2017年7月13日 NHK Eテレ
【案内人】モーガン・フリーマン
人間は神のような存在によって創造されたのか?
それとも偶然の積み重なりがこの複雑な世界と人間を生み出したのか?
科学者たちは生命誕生の謎を解き明かそうとしていますが分からないことが数多くあります。
人間を創造したのは超越的な存在なのか? それとも自然の法則か? 進化は果たして神のなせる業なのでしょうか?
『聖書』では、神がこれら全てを6日間で創造したとありますが、他の説もあります。
生命はおよそ38億年前に自然発生し、その後の進化が全ての生物をつくり出したとする説です。
インテリジェント・デザイン(ID)説の信奉者は、ダーウインの自然淘汰で鳥の目や翼人間の脳などが生まれるはずがないと主張します。
クレアモント大学院大学のポール・ザックは「神経経済学」という新しい分野を切り開きました。
脳内化学オキシトシンは信頼感の他にも共感や寛容さといったことにも強く関係していることがザックの研究で分かっています。
インテリジェント・デザインの支持者は無数の原子を自然の精緻なパターンにまとめ上げたのは超越的存在だとします。
オキシトシンの効力でインテリジェント・デザイン説の信奉者と進化論者が互いに歩み寄れればよいのですが。
http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2017-07-13/31/14087/1988029/
『脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ』 大隅典子/著 ブルーバックス 2016年発行
「社会性」に影響をおよばすホルモン (一部抜粋しています)
社会性の研究によく使われるモデル動物に「プレーリー・ハタネズミ」があります。このネズミは、繁殖形式が変わっています。同じハタネズミでも、ヤマハタネズミやアメリカハタネズミという種は乱婚制ですが、プレーリー・ハタネズミは「一夫一婦制」なのです。この性質をもつ種は、哺乳類全体の中でも3%以下しかありません。つまり、プレーリー・ハタネズミは、つがいとなる雄雌の愛着性・社会性がほかのハタネズミ」より強いと考えられ、ヤマハタネズミやアメリカハタネズミよりも、人間に対応づけられる「社会性」が存在するとみなされているのです。
このプレーリー・ハタネズミを研究することで、非常に興味深いことがわかりました。一夫一婦制という「社会性」の維持には、「オキシトシン」というホルモンが強く影響しているのです。
このホルモン自体は、昔から存在が知られていました。オキシトシンという言葉はギリシャ語で、「強い子宮収縮作用による早産」(quick birth)を意味しています。オキシトシンにはその名のとおりの分娩促進作用があるほか、乳汁を分泌させるなど、母子関係にとって重要な働きをもつことがわかっています。2014年に放送された「NHKスペシャル」でオキシトシンのことを「愛情ホルモン」と呼んでいたのをご記憶の方もいるかもしれません。
オキシトシンは脳内で合成され、下垂体という部分に運ばれてから、たとえば分娩などの刺激により。血中に放出されます。その一方では、脳内でオキシトシンの受容体をもったニューロンに直接働きかけることもできます。
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このようにオキシトシンを鼻から噴霧した人に、ゲーム理論にもとづいた心理テストを実地したところ、相手を裏切る選択よりも、相手を信じる選択を多くとるようになったのです。これは、「人を信じたい気持ち」が強くなったとみなすことができます。だとすれば、オキシトシンは人間の「社会性」にもなんらかの影響を与えている可能性があります。
この結果を受けて、いま日本でも東京大学浜松医科大学、金沢大学などの研究チームを中心に、自閉症の人にオキシトシンを使う臨床実験がおこなわれています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
7月13日、NHK Eテレ 時空を超えて 「神が“進化”を創造したのか?」を観た。
こんなことを言っていた。
クレアモント大学院大学のポール・ザックは「神経経済学」という新しい分野を切り開きました。
脳内化学オキシトシンは信頼感の他にも共感や寛容さといったことにも強く関係していることがザックの研究で分かっています。
ザック、「今日はスカイダイビングにトライして実際他人に命を預けた時脳内にどんな変化が現れるのか見てみましょう。地上で採取した血中のオキシトシンのレベルを基準値とします。それをスカイダイビング後に採取するものと比較するのです」
2人の人間にパラシュートは1つ。ザックの命はインストラクターのアンディが握っています。彼とは初対面です。
それでは、スカイダイビングの前後で脳内の化学物質にどんな変化があったのでしょう。ザック、「オキシトシンは17%増えていました」