じじぃの「再犯予測プログラム・脳の検査で犯罪者が分かる?NHK・NEXTWORLD」

NHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か 170625 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fq8pRbgP_-A
Minority Report Trailer 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=q2bmImPNKbM
脳の損傷

Phineas P. Gage

解説・あらすじ - マイノリティ・リポート Yahoo!映画
西暦2054年、ワシントンDC。政府は度重なる凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。それは、“プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうというもの。
ジョン・アンダートンはその犯罪予防局のチーフとして活躍していた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが…。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/235792/
NHKスペシャル NEXT WORLD』 制作班 NHK出版 2015年発行
犯罪予測プログラム より
フィリップ・K・ディック原作の映画『マイノリティ・リポート』が公開されたのは、2002年のこと。3人の予言者が殺人を予知し、犯罪発生前に逮捕・収監するシステムを描いた作品だ。劇中では、犯罪場面の部分的なイメージ映像をもとに犯罪者の居場所を割り出し、そこに急行し逮捕するというシステムだった。この映画の公開から10年もたたないうちに、現実の犯罪予測システムが実用化された。
人口6万人の、アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ。近年、凶悪事件が相次いで発生し、警察官の数が足りないという事態に陥っていた。サンタクルーズ警察署は事態の改善を迫られていた。
 「警察官は911(日本の110番)コールにかかりきりで、犯罪抑止のために使う時間がありませんでした。その時間がなくなればなるほど、犯罪が増え、さらに時間がなくなっていきます。この悪循環をどうにかしなければなりませんでした」(サンタクルーズ警察署、スティーブ・クラーク副署長)
2008年に掲載された、ある雑誌の記事に、クラーク副署長は目を奪われた。そこには、サンタクララ大学助教授のジョージ・モラー博士とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授のジェフ・ブランティンガム博士による研究の成果が掲載されていた。それは、犯罪を予測する研究だった。
しかし、博士らの研究では犯罪データがあまりにも少なすぎたため、予測の精度が上がっていなかった。クラーク副署長は、サンタクルーズの犯罪データを提供することで、新たな犯罪発生予測モデルがつくれるのではないかと考えた。
これが「プレディクティブ・ポリシング」(Predictive Policing/予測警察活動)、通称、プレッドポル(PredPol)の始まりである。2011年7月、実際にサンタクルーズ警察に導入された。
プレッドポルにインプットされるのは、年間12万件に及ぶ通報や犯罪記録だ。さらに、街灯の故障個所やバーの開店時間も入力すると、人工知能によって場所ごとの犯罪確率パターンが示される。それを過去のパターンと照合し、よく似たものを探し出し、最も犯罪が起こりそうな場所を予測するものだ。
さらに、車上狙い、強盗、車泥棒、武器犯罪、けんか、ギャングの犯罪など、犯罪の種類ごとの予測も提示することができる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
認知症の一つに人格が変わってしまう「ピック病(前頭側頭型認知症)」というのがある。
岩田誠著『臨床医が語る認知症脳科学』という本に、ピック病のことが書かれていた。
「あるとき岩盤を爆破するための作業で事故にあい、鉄棒が顎の下から入って頭の上へ突き抜けた」
男(ゲイジ)は奇跡的に生き延びたが、この事故以来、人格が変ってしまったのだという。
脳の中で、知的な活動をする部位と道徳的な活動をする部位が分かれているのだろうか。
そのうちに、人工知能による「脳の犯罪予測プログラム」というのが登場するのかもしれない。