じじぃの「バイオミミクリー・クモの糸をヒントに生まれた最強素材?雑学読本」

Peacock Spider 7 (Maratus speciosus) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=d_yYC5r8xMI
Peacock Spider

ダーウィンが来た! 「歌って踊る!“世界一美しい”クモ」 2016年5月29日 NHK
オスがメスに気にいってもらおうと、歌って、踊る!
求愛しても受け入れられなければ、オスは食べられてしまうんですね〜え。
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?p=p461
その幅なんと25メートル!!強靭な糸で世界最大の巣を作る新種のクモ、「ダーウィンズ・バーグ・スパイダー」
無駄にスペックのでかいクモの巣を作るクモが発見されたようだ。その幅なんと25メートル。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51767767.html
『頭にやさしい雑学読本1』 竹内均/著 同文書院 1990年発行
クモの糸は体のなかではどうなっているか より
雨上がりのクモの巣は水の玉がキラキラ光ってそれはきれい。
かわいらしいチョウや虫たちをとる恐ろしい道具だということを忘れてしまうほどです。
クモはこの糸をどのようにして作るのかというと、おしりに糸いぼというものがあって、そこにある出糸管から糸を出しているのです。出糸管の数は、糸いぼ1個に多いもので200個もありますから、1本に見える糸も実は何本もがより集まったものということになります。
クモの糸は、体のなかでは粘液状になって袋に入っていますが、出糸管から出て空気のふれた途端、固まる性質があります。糸の成分はどれも同じですが、出てくる糸いぼの位置によって、あみを作る糸、えものを縛り上げる糸、卵をくるむ糸などに使い道が分かれています。
なお、あみを張りかえるとき、多くのクモは古い糸を食べて消化してしまい、またそれは新しい糸を作る材料として利用するという効率のいい使い方をしています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
動物や昆虫の持つ能力を模倣した商品のことをバイオミミクリー(バイオミメティクス)といいます。
「クモの糸」からは、強靭な繊維が作られています。
クモの糸は、鋼鉄よりも4倍も高い強度と、ナイロンのような高い伸度を兼ね備えています。
太さ0.01センチメートルのオニグモの糸は、80グラムの重さに耐えられるそうです。
それでは、クモをたくさん飼ってカイコの作る絹糸のように量産化すればいいんじゃないでしょうか。
ところが、クモをたくさん飼うには、エサとなる生きた虫を確保するのが大変だし、クモは仲間同士、共食いする習性があるのです。
そこんとこを改良すれば、本当に映画のスパイダーマンも夢ではないかもしれません。
ついでに、人間はヘビかクモのどちらかに苦手意識を持っていますが、クモ嫌いの人はサッパリ・タイプが多いそうです。