じじぃの「未解決ファイル_231_津波の速さ」

Japan Tsunami 2011 - Sendai Airport 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=bM8oT-Rfu5w
2011.3.11 東日本大震災津波

津波の伝わる速さ (気象庁HPより)

津波発生と伝播のしくみ 気象庁
津波は、海が深いほど速く伝わる性質があり、沖合いではジェット機に匹敵する速さで伝わります。 逆に、水深が浅くなるほど速度が遅くなるため、津波が陸地に近づくにつれ後から来る波が前の津波に追いつき、波高が高くなります。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/tsunami/generation.html
『数学で社会/自然と遊ぶ本』 中村力/著  学芸みらい社 2014年発行
津波の速さはジェット機並み! (一部抜粋しています)
未だ記憶に生々しい2011年3月11日に発生した東北大地震と大津波地震によって起こる津波の恐怖は決して忘れることができないでしょう。津波の伝わる速さは一体どのくらいでしょうか。また海でみられる普通の波とは何が違うのでしょうか。
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津波の伝達速度はどう求める?
問題2で出てきましたが、
津波の速さ(m / 秒)Vは
 V = √gh (gは定数で9.8m / 秒2、hは水深m)
で計算できます。この式は津波の速さは水深hの平方根に比例することを示しており、覚えておいた方がよいでしょう。
例えば、日本海では水深2000m程度なので、h = 2000を代入して
 V = √9.8 X 2000 = 140m / 秒、時速に換算して約500kmになります。
また、太平洋側では水深4000m程度なので、日本海に比べて水深が2倍になります。水深が2倍になれば、V = √ghから津波の速さは√2 ≒ 1.4倍になります。
つまり、500 X 1.4 = 700kmと、時速700kmとなり、飛行機(ジェット機)に近い速さになります。
水深と津波の伝達速度のだいたいの関係を次の図(画像参照)に示します。水深が深いほど津波の伝達速度は速くなることが理解できるでしょう。水深5000mでは飛行機(ジェット機)並み、水深500mでは新幹線並み、水深100mでは高速で走る自動車、また海岸でもオリンピックの短距離走選手並みの速さです。
水深が浅いところでは津波は遅くなるといっても、100mを10秒で走るオリンピックの短距離走選手なみの速さ(=時速36km)で陸上に押し寄せるのです。

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じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『数学で社会/自然と遊ぶ本』という本があった。
津波の伝達速度はどう求める?
津波の速さ(m / 秒)は、V = √gh の公式で求められるんだそうです。
水深5000mでは飛行機(ジェット機)並で、海岸でもオリンピックの短距離走選手並みの速さで押し寄せてくるのだそうです。
すごいですね。