じじぃの「人の死にざま_1266_S・ボッティチェリ」

Documental sobre Sandro Botticelli - Mac and PC 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5Ww5ZU0Edvg
Sandro Botticelli (1445-1510) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=9rJz_3orT7I
トマ・クチュール作 『退廃期のローマ人』

ボッティチェリ作 『誹謗』

サンドロ・ボッティチェリ ウィキペディアWikipedia)より
サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli, 1445年3月1日? - 1510年5月17日)は、ルネサンス期のイタリアのフィレンツェ生まれの画家で、本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピ (Alessandro di Mariano Filipepi) といい、ボッティチェリは兄が太っていたことから付いた「小さな樽」という意味のあだ名である。
【代表作】
プリマヴェーラ』と『ヴィーナス(ウェヌス)の誕生』の作者として著名である。異教的、官能的なテーマの絵画であり、フィレンツェルネサンスの最盛期を告げるものである。
プリマヴェーラ』は、近年の修復の結果、オリジナルの華麗な色彩がよみがえり、従来、煤(すす)に覆われてはっきり見えなかった多くの草花が、ヴィーナス(ウェヌス)の立つ地面に描き込まれているのが見えるようになった。研究者によると、これらの草花のほとんどは、今でもトスカーナ地方に自生しているという。

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『絵画の「進化論」 写真の登場と絵画の変容』 小田茂一/著 青弓社 2008年発行
絵画の表現力、写真の描写力 (一部抜粋しています)
レィランダー(1813 - 75)の合成写真『人生の2つの道』は、しばしばラファエロ・センティ(1483 - 1520)の『アテネの学堂』(1509 - 10年)の構図やイメージを意識しているといわれてきた。また、レィランダーと同時代のフランスの大家トマ・クチュール(1815 - 79)が1847年のサロンに出品した『退廃期のローマ人』(1846年)[画像 参照]といった絵画作品との共通性も指摘されている。それらの作品のほかに、たとえば「真理」や「悔悛(かいしゅん)」を表す擬人像によって画面が構成されているサンドロ・ボッティチェリ(1445 - 1510)の『誹謗』(1494 - 95)[画像 参照]といった作品から、寓意画としての手法、すなわち物語の絵画化への範を得ているものと考えたい。
サロン的絵画『退廃期のローマ人』と共通する構図によって合成写真としてレィランダーの擬人像。意図どおりの寓意性を発揮しているかはともかく、コンビネーション・プリントという独自性がある手段を工夫することで、写真メディアによって伝統絵画の表現力に挑んだ作品とみることができrだろう。当時のフランス・サロンでは、「歴史画」を最も価値が高い表現内容と評価していた。クチュールの『退廃期のローマ人』はこの伝統に則って歴史的エポックとしてのローマ人の典型的生きざまを想像し、人物相互の連関性を通じて明確でわかりやすい「逸話」を感じさせることをめざして描かれた。またボッティチェリの『誹謗』では、「寓意」は擬人化されている。この作品は紀元前4世紀のギリシャヘレニズム世界の画家アペレスの失われていた『誹謗』を古代ローマ期の作家ルキアノス(120ごろ - 180ごろ)やアルベルティの『絵画論』の記述に基づいて15世紀末にボッティチェリが再現したものだといわれている。
内容を詳細に見れば、画面左側から、「真理・真実」は天を指す裸体女性で表され、「悔悛」は衣服を切り裂く老婆の姿として、さらに、右へ、「誹謗」が1人の若者を引きずり、「悪意」と「欺瞞」を従えている。そして、「無知」「猜疑」のほうへと向かうのである。ここではイコノグラフィ、すなわち図像の約束に基づいて、1人ひとりを擬人像として意味と役割を具象化し、その各人物相互に連関性をもたせることで1つの寓意的な物語世界をわかりやすく表出しているのである。

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