じじぃの「人の死にざま_1228_J・シャーク」

NHKスペシャル 神の数式 第2回「宇宙はどこから来たのか〜最後の難問に挑む天才たち〜」 動画 Youku
http://v.youku.com/v_show/id_XNjE0NTgyOTMy.html
NHKスペシャル 神の数式完全版3「宇宙はなぜ始まったのか 残された最後の難問」 動画 Youku
http://v.youku.com/v_show/id_XNjUzNTU3MDMy.html
Superstring theory 超ひも理論の世界 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=7y_BlA3ZTeQ
Joel Scherk From Wikipedia, the free encyclopedia
Joel Scherk (1946 - 1980) (often cited as Joel Scherk) was a French theoretical physicist who studied string theory and supergravity. In 1974, together with John H. Schwarz, he realised that string theory was a theory of quantum gravity. In 1978, together with Eugene Cremmer and Bernard Julia, Scherk constructed the Lagrangian and supersymmetry transformations for supergravity in eleven dimensions, which is one of the foundations of M-theory.
He died unexpectedly, and in tragic circumstances, months after the supergravity workshop at the State University of New York at Stony Brook that was held on 27-29 September 1979. The workshop proceedings were dedicated to his memory, and stated that he suffered from diabetes, and got stuck somewhere without his insulin, and went into a coma.

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NHKスペシャル 「神の数式 第2回 宇宙はどこから来たのか〜最後の難問に挑む天才たち〜」 2013年9月22日
第2回は、物質の理論を手にした物理学者たちが、もう一つの偉大な理論、広大な宇宙を支配するアインシュタイン一般相対性理論(重力理論)との統合をめざし、その2つを網羅する“神の数式”に迫ろうとする闘いを描く。ミクロの物質から、極大の宇宙の果てまで、ほとんどを数式で表すことに成功した人類だが、どうしても説明できない場所が存在する。それはブラックホールの奥底だ。宇宙空間の超ミクロの点を解き明かすことができれば、宇宙がどのように始まったのか、という究極の難問にも答えることができる。
現在彼らがたどり着いたのは偉大な2つの理論を含む「超弦理論」と呼ばれる最新の数式。しかしその数式が示したのは「物質の根源は点ではなく、“ひも”である。そして、この世は“10次元”でなければならない」という、私たちの常識をはるかにを超えた世界像だった。車いすの天才スティーブン・ホーキング博士ら一流の物理学者たちが、ブラックホールをめぐって議論を闘わせてきた、人類の知のフロンティアを映像化していく。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0922/
9月22日 NHKスペシャル 「神の数式 第2回 宇宙はどこから来たのか〜最後の難問に挑む天才たち〜」より
神の数式への挑戦が大きな転機を迎えたのは1974年。無限大の謎を解く数式を見つけたとうたった論文が登場。論文を書いたのはジョン・シュワルツ。ジョン・シュワルツとジョエル・シャーク(Joel Scherk、1946 - 1980)は誰も見向きもしなかった時代遅れの分野「弦理論」を研究していました。
例えば、物質の最小単位である素粒子。弦理論では粒子は点ではなく様々な形をした震える弦(ひも)のようなものだといいます。この一風変わったアイディアは見捨てられた古い物理学の数式を元にしています。そうした中、2人は弦理論を進化させ超弦理論を提唱。その数式が無限大の問題を解決することに。ミクロの世界で飛び交う粒子同士の間の力は粒子の間の距離rの2乗分の1と表すことができます (1 / r2 に比例)。
粒子が点だとすると互いにぶつかった瞬間、距離rはゼロになります。つまり無限大が表れるのは粒子同士の衝突の瞬間だったのです。しかし、超弦理論では粒子を点ではなく輪ゴムのような形の弦だと考えていました。輪ゴムのような形だとすれば広がりがあります。そのため、粒子同士がぶつかっても、その輪の大きさ以下にはつぶれないのです。衝突しても距離rはゼロにはならず無限大はでなかったのです。超弦理論は半世紀近く物理学者たちを悩ませてきた無限大の問題を解消しました。そして宇宙誕生の謎にせまる可能性を開いたのです。
しかし、物理学者の主流派の学者たちは超弦理論に目もくれませんでした。超弦理論の数式を成り立たせる条件が現実ではありえないものだったからです。私たちの世界は縦、横、高さの3次元に時間を加えた4次元の世界だと考えられてきました。しかし、超弦理論の数式が成り立つのはこの世界が10次元の時だけだったのです。異次元の存在に多くの物理学者たちも耳を疑いました。超弦理論が認められない中、重い糖尿病を患い故郷フランスへ戻ったシャーク。シャークは何かにとりつかれたかのように異次元の研究に没頭していったと言います。次第に仏教の世界に傾倒し瞑想にふけるようになっていきました。そしてシャークは34歳の時、糖尿病の治療薬を大量に注射して亡くなりました。
シャークが亡くなった後もシュワルツは超弦理論の研究を続けました。最初の論文の発表から10年後、超弦理論に大きな転機が起こりました。イギリスのマイケル・グリーンが研究に加わったのです。シュワルツとグリーンは異次元の問題について、そもそもこの世が4次元でなければならないという証明はないため、数式が10次元と示しているのだからこの宇宙も10次元から成り立っているのかもしれないと考えるようになりました。そして2人は10次元の数式に一般相対性理論素粒子の数式が含まれているかを検証しました。
シュワルツとグリーンは超弦理論から一般相対性理論素粒子の数式を矛盾なく導きました。そして、世界中の物理学者たちも超弦理論の研究を始めたのです。超弦理論は物理学の最前線に躍り出たのです。

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