じじぃの「人の生きざま_258_徳永・万喜洋」

徳永万喜洋 - あのひと検索 SPYSEE
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光学顕微鏡観察サービス 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=xo0avsrQWrA
徳永・十川研究室 メンバー
【徳永 万喜洋】
1959年 愛媛県生まれ
1982年 東京大学理学部卒
2008年 東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生命情報専攻 教授
http://www.toku.bio.titech.ac.jp/member/profile.html
NHKスペシャル 「人体ミクロの大冒険 第3回 あなたを守る! 細胞が老いと戦う」 2014年4月6日
【出演】山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長)、野田秀樹(劇作家・演出家・役者)、阿川佐和子(作家)
これまで老化とは「身体のあらゆる場所が衰えること」とされていたが、最新の細胞研究は「免疫細胞の衰えがその根底にある」という事実を明らかにしつつある。
身体を守るはずの免疫システムを指揮するT細胞という免疫細胞は思春期の始まりとともに生産がほぼ終わってしまう。そのため、年齢を重ねるにつれて能力が衰え、やがて誤作動して自らの組織を攻撃するようになり、老年病や生活習慣病といった多くの病気を引き起こす原因のひとつになっているのだ。
こうした知見により、免疫細胞の老化そのものを防ごうとするまったく新しい老化研究がはじまっている。
みなさん、歳をとると増えてくる病気といえば何が思い浮かぶでしょうか。
脳出血心筋梗塞動脈硬化、慢性肝炎、骨粗しょう症・・・。
こうした年齢とともに増える病気そのほとんどは免疫細胞が深く関わっているのです。
体を守るはずの細胞が逆に体を壊していく。その決定的な映像を捉えたのはバイオイメージングという最新の技術です。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0406/
分子のありのままの動きをとらえる 〜1分子イメージングへのこだわり〜  バイオイメージング オリンパス
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)が世界に先駆けて製品化した全反射蛍光顕微鏡システム(製品名TIRFM)は低バックグランド、高シグナル蛍光感度を実現し、超高感度の1分子イメージングを提供する。この方法の開発者であり、さらに技術的に一歩深めた薄層斜光照明法の開発者である理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの徳永万喜洋氏にお話を伺った。
http://bioimaging.jp/user/003/
『ビヨンド・エジソン 12人の博士が見つめる未来』 最相葉月/著 ポプラ社 2009年発行
顕微鏡を覗いて生命の本質を探究する (一部抜粋しています)
独立行政法人理化学研究所は、1917年に設立された日本唯一の自然科学の総合研究所である。寺田寅彦中谷宇吉郎ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹朝永振一郎ら日本を代表する科学者を輩出してきた。通称「理研」と呼ばれ、現在は本所のある埼玉県和光市をはじめ全国5ヵ所の研究所を中心に、物理学・化学・工学・生物学、医科学などを専門とする約3000名の研究者が基礎から応用に至るさまざまな研究を行っている。
生物物理学者の徳永万喜洋が所属する免疫・アレルギー科学総合研究センターは、JR鶴見駅からバスで十数分の理研横浜研究所にある。筆記具以外の荷物を預け、靴を脱いでから重い扉を開けてクリーンルームに入ると、赤や青の光と複数のモニター画面が幻想的に浮かび上がる暗い部屋で、徳永がコンピュータと静かに向き合っていた。
徳永は、「1分子イメージング」の第一人者である。1分子イメージングとは、生きている細胞の分子を顕微鏡のもとで観察し、1分子ごとにその機能や運動、構造の変化を画像化する手法をいう。ヒトゲノムの解読が終了して遺伝子の機能解明が進む中、21世紀の新しい生命科学を担う基盤技術として研究が加速している分野だ。
今のところ日本が世界をリードしているといわれているが、なかでも、徳永が中心となって開発した「細胞内1分子イメージング顕微鏡」は、細胞の分子1個を生きたまま観察したいという生命科学者の長年の悲願を現実のものとした。
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08年1月、徳永は、新しく開発した薄層斜光照明法によって、細胞の中で働いている生体分子を生きたままさらに鮮明に観察し、画像化することに成功。成果を「ネイチャー・メソッズ」に発表した。
クリーンルームのモニター画面には、論文に添えられた写真と同じ、細胞核の核膜孔を3次元で表現した画像が映し出されている。蛍光色素に染められた細胞の分子がきらめく様子はまるで宇宙塵のようで、生命はそれ自体が宇宙だったのかと感じされるほど美しい。
「これがいのちの本質なのです。こういう画像を見ていると、そんなふうに納得してしまうような気がしませんか。これがなぜ生命のシステムとして成り立っているのか、今後明らかにしていきたい。かなり無謀で遠い話ですが、むずかしいからこそ、がんばろうと思うのです」
この先、3次元画像がさらに鮮明になって、たくさんの種類の分子を同時に見られるようにマルチカラー化が進めば、生きた細胞の中の5W1H、すなわち、生体分子がいつ、どこで、何個、どんな分子と、どのくらいの強さで働きあって、どんな役割を果たしているのかを数値にして定量化できるようになる。「1分子イメージング」は、生命現象をシステムとして総合的に理解しようとするシステム生物学と結びつき、21世紀の新たな生命科学を切り開く鍵となることだろう。
08年春、徳永は理研に加え、東京工業大学大学院生命理工学研究科教授に就任し、学生を教える立場にもなった。遺伝研と理研にしかなかった光学顕微鏡の3号機を東工大につくりたいと考えている。ホームページに掲げた徳永研究室の合言葉はもちろん、「チャレンジ」、そして、「必ずできる」である。

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