じじぃの「人の死にざま_1161_V・ヘス」

ヴィクトール・フランツ・ヘス - あのひと検索 SPYSEE
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宇宙線 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=prUlhddJ_J8
Victor Hess Centenary Flight at the Bristol International Balloon Fiesta 2012 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=WJnh6nRCNg8
ヴィクトール・フランツ・ヘス ウィキペディアWikipedia)より
ヴィクトール・フランツ・ヘス(Victor Franz Hess、1883年6月24日 - 1964年12月17日)は、オーストリア生まれで、後にアメリカ合衆国に移住した物理学者である。1936年、宇宙線を発見した功績でノーベル物理学賞を受賞した。
【生涯】
オーストリアシュタイアーマルク州ペッガウの近郊で生まれた。1910年にグラーツ大学で学位を得た。ウィーン大学などで放射線の研究を行った。当時検電器に蓄えられた電荷が自然放電するのは、地球内部からの放射線によるものと考えられていたが、1912年、ヘスらは気球に乗って高度と放射線の強さの関係を測定した。上空に行くほど放射線強度が増加することを見出して、放射線が宇宙起源であることを示した。

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ヒッグス粒子とはなにか? 素粒子物理とヒッグス粒子の世界を追う』 ハインツ・ホライス、矢沢潔/著 サイエンス・アイ新書 2013年発行
湯川粒子はパイ中間子 (一部抜粋しています)
よく”真空”と形容される宇宙空間は、実際にはまったくなにもない虚空ではない。そこには陽子を始めさまざまな粒子が飛び交い、それを強力に加速する力や電磁波も存在する。それらが組み合わされたときには一種の”陽子の風”となって地球にも降り注ぐ。
しかし宇宙からやってくる粒子が地球に直接衝突することはほとんどなく、それらはほぼすべてが大気の上層で空気の分子に衝突する。この衝突によって原子核が壊れて新しい粒子が生成すると、その一部はすぐに崩壊してさらに別の粒子に姿を変える。
こうした宇宙線の存在は、すでに1912年にオーストリアの物理学者ヴィクトール・ヘスによって観測されていた。ヘスは大気中の放射線を測定する3台の電位計を気球に乗せて高度5300メートルまで上昇させ、あるときは生命の危険を冒して自分が気球に乗り込み、高度によって放射線の強さがどう変化するかを昼夜にわたって調べた。
当時、大気中の放射線は地面から放出されたものと考えられていた。だがヘスはこの観測により別の答えを見つけた。地上から高くなるにつれてそれは徐々に弱くなり、高度1000メートルで最低となったかとみるや、それより高くなるにつれて今度は徐々に高まり、高度5000メートルでは地上の4倍になった。
こうしてヘスは、大気中の放射線が宇宙からやってきていることを発見し、その業績により1936年にノーベル物理学賞を贈られた。「宇宙線(cosmic ray)」という呼称はヘスの発見後につけられたものである。ヘス自身はその2年後にアメリカに亡命したが、それは妻がユダヤ人であり、ナチスの迫害を逃れるためであった。
1936年には、アメリカの物理学者カール・デヴィット・アンダーソンが、宇宙線と大気の反応生成物の中の湯川粒子の候補を初めて発見した。当時この粒子は”ミューメソン(ミューオン)”と呼ばれていた。ミューオンはひんぱんに現れた。地上では毎秒数個のミューオンが人間の頭部を貫通していることがわかったのであった。
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こうして湯川秀樹の理論が検証されると、素粒子物理は著しい発展の道を歩み始めた。素粒子物理が物理学のホットなテーマとなり、多くの若く才能ある研究者がこの分野に引き寄せたのである。そして彼らのなかに、日本生まれでのちにアメリカ市民となる南部陽一郎がいた。

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