じじぃの「日本人が知らない村上春樹・ムラカミ・ワールド!ニューズウィーク日本版」

村上春樹さんの新作発売、書店に長蛇の列 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=y5Ldn4AjHac
村上春樹の演説の4番『卵と壁』朗読 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ZkmCm-pErUA
村上春樹 カタルーニャ国際賞スピーチ動画と原稿全文 wordpress reblog
http://shantiworks.info/2011/06/11/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9-%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%B3%9E%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81%E5%8E%9F%E7%A8%BF%E5%85%A8%E6%96%87/
村上春樹 作品 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&gs_l=hp....0.0.0.14040...........0.CBP5QaGbCFQ&sa=X&oi=image_result_group&ei=WHOVUfCiFMukkwXxkoCgCQ&ved=0CBsQsAQ&q=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%20%E4%BD%9C%E5%93%81%20%E7%94%BB%E5%83%8F&tbm=isch
ブックメーカーノーベル賞予想 文学賞村上春樹氏がトップ (追加)  2014年9月25日 スポニチ
 世界最大規模のブックメーカー(賭け屋)、英ラドブロークスは24日までに、10月に発表されるノーベル文学賞受賞者を予想するオッズを発表、日本の作家村上春樹さんが6倍(24日現在)で1番人気となった。
村上さんは一昨年、昨年の予想でもトップになっており、根強い人気を示した。村上さんは別のブックメーカーユニベット」や「パディパワー」でも1位となっている。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/09/25/kiji/K20140925008990060.html
特集:日本人が知らない村上春樹 2013年5月21日号 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
世界を魅了し続けるハルキ・ムラカミ──その謎に包まれた人物像と文学の真価とは
http://www.newsweekjapan.jp/magazine/100650.php
村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 本の話WEB
http://hon.bunshun.jp/sp/tsukuru
村上春樹さん「今回も新しい試み」 公開インタビュー 2013年5月6日 朝日新聞デジタル
作家の村上春樹さんが6日午後、京都市京都大学で、河合隼雄物語賞・学芸賞の創設を記念して「魂を観(み)る、魂を書く」と題する公開インタビューに応じた。村上さんが国内の公の場で話すのは珍しい。抽選で選ばれた約500人が集まった。河合さんとの交流や、4月に刊行された「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」について話した。
http://www.asahi.com/culture/update/0506/TKY201305060151.html
ねじまき鳥クロニクル』 概要 ウィキペディアWikipedia)より
・第1部 泥棒かささぎ編(1992年『新潮』10月号 - 1993年8月号)
・第2部 予言する鳥編(1994年4月 新潮社より書き下ろし)
・第3部 鳥刺し男編(1995年8月 新潮社より書き下ろし)
の、3部からなる。
1991年、村上がプリンストン大学に客員研究員として招聘された際、滞在1年目に1部と2部が執筆された。その後、加筆と推敲をあわせて、第3部までが出版されるまでに4年半の歳月が費やされている。村上の小説としては初めて、戦争等の巨大な暴力を本格的に扱っている。
1Q84』 概要 ウィキペディアWikipedia)より
10歳のとき黙って手を握り合い心を通わせた青豆と天吾がそのまま別れ別れになり、20年後の1984年4月に個別に1Q84年の世界に入り込み、さまざまな出来事、試練に遭遇したのち、12月に再会、手に手を携えて1984年の世界に戻る物語。 これは黙って手を握り合った10歳の孤独な少年少女が別れて20年後に結ばれる、という恋愛小説の一つの極致であるとともに、2人が損得勘定なしに自己に忠実に行動してそれぞれ「殺人」や新人賞候補作品の「ゴーストライター」という世間的には明らかに罪悪である行為を行う経緯・心理描写や、それらと関係を生ずる新興宗教団体「さきがけ」の成立事情・現況、さらには「さきがけ」のリーダーと青豆の会話などを通して、倫理・善悪では律しきれない人間存在や宗教なるものの根源を問う作品になっている。

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Newsweek日本版』 特集「日本人が知らない村上春樹 2013年5月21日号
アメリカが見たムラカミ・ワールド 【執筆者】ロバート・バージャー (一部抜粋しています)
村上春樹アメリカでも人気作家であることは間違いない。英語版では最も新しい作品である『1Q84』は、出版元によると約45万部が発行されている。最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』も、英訳が出版されればファンが飛び付くだろう(村上作品の翻訳者の1人であるフィリップ・ゲーブリエルが本誌に明らかにしたところでは、この作品も彼が翻訳を担当し、出版時期は来年の秋頃になりそうだという)。
村上の人気はさておき、明らかにしておくべき問題がもう1つある。村上作品は「文学」なのか。アメリカの作家や批評家はどう捉えているのだろう。
今のアメリカを代表する小説家の1人で、最新作に『フリーダム』(邦訳・早川書房)があるジョナサン・フランゼンは、村上の『ねじまき鳥クロニクル』を本物の文学だと言う。
「作品を読んでいる間、世界のあらゆることがそれまでとは異なって感じられる」と、フランゼンは言う。「私にとって、それは偉大な小説である証しだ。ここ30〜40年に世界で出版された小説の中で最も優れた作品の1つだと思う」
フランゼンは、村上作品に2つの「極」を見いだしている。一方の極は「破裂しそうなほどの創造力」。もう一方は「とても穏やかで平凡な日常」に根差したもので、「それは日本には従来からあった物語の展開の仕方なのかもしれない」と、フランゼンは言う。
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文芸誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」で『1Q84』を称賛した作家のチャールズ・バクスターは、村上は間違いなく文学を創作していると考える。「私が彼の作品で好きなのは、人間関係を愉快に、鋭く、悲しく描いている点だ」と、バクスターは言う。
もちろん欠点もあるが、そこが逆に魅力でもある。「つじつまが合わないときもある。しかし村上の失敗作は、他の作家のきちんとした作品より面白い」とバクスター。「彼は並外れた想像力と知性の持ち主だ。そういう書き手は極端に走るという過ちを犯す」
村上作品には繰返し登場するモチーフがあり、それをばかばかしいと思う人もいる。例えば猫や井戸、野球にジャズ……。テーマとして彼が扱うのは、人間関係の複雑さ、性、自己発見、日本に対する西洋文化の影響、暴力、そして今も残る第二次大戦の傷痕などだ。
「村上の作品からは、日本の現代文化の異様さや不可解さが感じされる」と、英文芸誌「グランタ」の編集長ジョン・フリーマンは言う。「その文化には、巨大な暴力から生まれた部分もあるのだろう。村上作品にはモンスターのような存在や地震がたくさん出てくる」
村上作品は「文学」なのか。「もちろん」と、フリーマンは言う。だが、全米書評家連盟の会長も務めたフリーマンは批評家の観点から、「村上に賞を贈るのが難しい理由は2つある」と考えている。
まず、実際にはそうでなくても、即興で書かれたような雰囲気があること。第2に「ナンセンスな喜劇性があること。コミカルなテイストを持つ作家が高い評価を得るには時間がかかる」と、フリーマンは言う。
では、村上はノーベル文学賞の候補ではないのだろうか。翻訳者のゲーブリエルは「村上はノーベル賞の有力候補だと思う」とメールで答えた。「ただし昨年、中国の作家が受賞したばかりだから、東アジアの作家に賞が与えられることはあと数年はないだろう。でも4〜5年後に最有力候補になっても、まったくおかしくない」
ピュリツァー賞批評部門賞の受賞者でワシントン・ポスト紙に村上の2作品の書評を書いたマイケル・ディルダも、村上がノーベル賞を受賞する「可能性はある」とみている。「確かに不利な要素もなくはない。1つは、まだ比較的若いと見られていること。さらに大きな障害は、村上作品は非常に人気があって読みやすいということかもしれない」と、ディルダは言う。「しかし質の高い作品を発表し続ければ、いずれは受賞するのではないか」
文学作品の響き方は読む人によって違う。村上の作品を高く評価するかどうかは、読者がその物語に共感できるかどうか、作品中の出来事に説明が与えられないことを許容できるかどうかに懸っているのだろう。
「人生は奇妙で理解し難いものだ。おかしなことがしょっちゅう起こる」と、ロサンゼルス・タイムズ紙に村上作品について書いた書評家のデービッド・ユーリンは言う。「村上は自作の奇妙さを用いて、誰もが経験する人生の奇妙さに迫っている」
小説家のフランゼンが大切だと考えているのは、『ねじまき鳥クロニクル』を読んだときに覚えた共感だ。この作品によってフランゼンは、人は誰しも見えない荷物を背負っているということを、あらためて考えさせられたという。
「私は心に入り込んでくる小説が好きだ」と、彼は言う。「とうに過ぎ去ったと考えていたものが、実は過ぎ去っていなかったという感覚をもたらしてくれる小説。日常生活の表面さえ突き破れば、その先には実は熱いものがあるという感覚を教えてくれる小説だ」
「私にとっては、それが『ねじまき鳥クロニクル』の魅力だ」とフランゼン。「この世界では表面に見えるよりもずっといろいろなことが起きていて、それを見つけるには外の世界に出ていく必要はない。私は内側に入っていく。見つけるために穴の中に下りていく」

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぶらっと本屋に寄ったら、2013年5月21日号 『Newsweek日本版』に特集で「日本人が知らない村上春樹」が載っていた。
村上春樹の最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)は発売後1週間で100万部を突破したのだそうだ。
今度の本のタイトルからは今までの著作とは異なった印象を受ける。
雑誌の記事にこんなことが書かれていた。
「破裂しそうなほどの創造力」
「では、村上はノーベル文学賞の候補ではないのだろうか。翻訳者のゲーブリエルは『村上はノーベル賞の有力候補だと思う』とメールで答えた。『ただし昨年、中国の作家が受賞したばかりだから、東アジアの作家に賞が与えられることはあと数年はないだろう。でも4〜5年後に最有力候補になっても、まったくおかしくない』」
今年、村上春樹ノーベル文学賞受賞はないかもしれない?