じじぃの「人の死にざま_942_W・ハーシェル」

ウィリアム・ハーシェル - あのひと検索 SPYSEE
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William Herschel (1738-1822) - Sinfonia para cuerdas no 8 en Do menor 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=7BehLlyqYk8&feature=related
Sir William Herschel: infrared radiation and its applications 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=XPrVeks2OHI
ウィリアム・ハーシェル ウィキペディアWikipedia)より
フレデリック・ウィリアム・ハーシェル(Sir Frederick William Herschel)は、ドイツのハノーファー出身のイギリスの天文学者・音楽家・望遠鏡製作者。ドイツ語名はフリードリヒ・ヴィルヘルム・ヘルシェル(Friedrich Wilhelm Herschel)である。天王星の発見や赤外線放射の発見など、天文学における数多くの業績で知られる。
命名
ケフェウス座μ星はこれまで知られている最も半径の大きな恒星の一つで、「ハーシェルのガーネット・スター」として知られている。
・月と火星のクレーターにハーシェルの名前が付けられたものがある。
土星の衛星ミマスの巨大なクレーターもハーシェル・クレーターと命名されている。
・1964年に発見された小惑星番号2000番の小惑星には「ハーシェル」と命名された。
・18世紀から19世紀にかけて、一部の天文学者天王星のことを「ハーシェル」と呼んでいた。例えば、1795年にパリで出版された『フラムスティー星図』の第3版では、天王星にあたるおうし座34番星に対して Herschel と記している。また、1835年にアメリカで出版された『バリット星図』の太陽系図でも天王星を Herschel としている。
カナリア諸島ラ・パルマ島にはウィリアム・ハーシェル望遠鏡がある。
・2009年5月14日にヨーロッパ宇宙機関によって赤外線宇宙望遠鏡であるハーシェル宇宙望遠鏡が打ち上げられた。

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『人類を変えた科学の大発見』 小谷太郎/著 中経の文庫 2010年発行
赤外線と紫外線の発見 (一部抜粋しています)
ニュートンニュートン力学を構築した偉大な理論物理学者でしたが、実験物理学、特に光学の分野でも成果をあげました。レンズを器用に磨いて望遠鏡を作り、さらに主レンズも鏡に変えたニュートン反射望遠鏡を発明しました(しかし人柄は控え目だったので、自分の発明をニュートン式と呼ぶのはためらいました)。プリズムを通すと太陽光が虹の色に分解されることを見出し、白色光はじつは虹色の混合なのだと明らかにしました。
それから100年以上たって、ドイツ系英国人天文学者ウィリアム・ハーシェル(1738〜1822)とドイツの物理学者ヨハン・ヴィルヘルム・リッター(1776〜1810)があいついで新しい「色」を発見します。じつは太陽光のスペクトル上には、虹の色に加えて目に見えない色があるのです。
1800年ハーシェルは得意のガラス磨きで作ったプリズムで太陽光を分解し、壁に虹を映し出しました。そして温度計をその人工の虹にかざし、どの色がよく温度を上昇させるかを調べました。
太陽光は熱を運びます。冬の陽だまりに暖を求めて猫がつどい、夏の日射しにあぶられた砂浜は裸足で歩けません。そして太陽光が虹の色の混じったものなら、熱を担うのは赤・橙・黄・緑・青・藍・紫、どの色でしょうか。
順に色を調べていったハーシェルは、奇妙なことに気づきました。虹の端。赤の外れ、もはや色のないところに置いた温度計の目盛が昇るのです。
これは虹の赤の外側に目に見えない、色、いわば「赤外線」がある、それが温度を温めているのだとハーシェルは結論しました。赤は最も波長が長い光ですが、赤外線の波長はさらに長いというわけです。
ほとんど同時期の1801年、ドイツの物理学者リッターは光が引き起こす化学変化を調べていて、スペクトルの紫に外に「紫外線」があることに気づきました。紫外線を塩化銀にあてると黒く変色するのです(これは紫外線写真の原理です。リッターは写真技術の発明される前に紫外線写真の実験をしたわけです)。
そして赤外線が赤より波長の長い光であることから察しがつくように、紫外線は紫より波長の短い光です。太陽のスペクトルは虹の7色で終ることなく、その両側にはるかに伸びていたのです。ヒトの眼で感じられるのは、じつはごく狭い世界だけだったのです。これはニュートンもびっくりです。
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赤外線を発見して我々の知る世界を倍に広げたハーシェルは、天文学の分野でも世界観をかえるような大発見をしています。
太陽は銀河系という星の集団のなかにあることを明らかにし、また望遠鏡をのぞいて「天王星」を見つけ、惑星の数を数千年ぶりに増やしました。ハーシェルは赤外線よりむしろ天文学の業績で有名かもしれません。

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