Alex the Parrot 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=eawfoMHyUHQ
World Record 20 Parrot Tricks in 2 Minutes 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=r8g-Zk56aiU
「知能は5歳児並み」世界一賢いオウム、アレックス死去 2007年9月13日 AFPBB News
高度なおしゃべりをすることで世界的に有名なオウムのアレックス(Alex)が、7日に31歳の生涯を閉じた。アレックスの飼い主であるアイリーン・ペッパーバーグ(Irene Pepperberg)博士(比較心理学)が明らかにした。死因は自然死だったという。
アレックスは、ペッパーバーグ博士から100以上の英単語を教え込まれ、「僕は〜をしたい」「僕は〜に行きたい」など、目的語や目的地を入れた簡単な会話をすることができた。また、50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることもできた。「彼は2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」と同博士は指摘する。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2282019/2139047
地球ドラマチック 「動物はどこまで賢いのか?」 2012年4月15日 NHK Eテレ
【語り】渡辺徹
1000以上の単語を覚えているボーダーコリーのチェイサーは、おもちゃの山の中から、自分が「聞いたことのない」おもちゃがどれか選び出せるか? オウム返しとは、意味が分からないまま相手の言葉を繰り返すことだが、実はオウムは言葉の意味を理解し、積極的にコミュニケーションを図っているかもしれないのだ。世界一賢いオウムと呼ばれたアレックスと生物学者のアイリーンの絆を紹介。アレックスの特別な能力に迫る。
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120415-33-30343
カケス ウィキペディア(Wikipedia)より
カケス(Garrulus glandarius)とは鳥綱スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥である。
【生態】
日本においては全国の平地、山地の森林に生息する。繁殖期は縄張りを形成する。
食性は雑食で昆虫類が主食だが果実、種子等も食べる。他の小鳥のひなを食べることもある。また信州・美濃地方では「カシドリ」の異名もありカシ、ナラ、クリの実を地面や樹皮の間等の一定の場所に蓄える習性がある。冬は木の実が主食となり、蓄えたそれらの実を食べて冬を越す。
繁殖形態は卵生。マツ、スギなどの樹の上3-10mのところに木の枝を使って皿状の巣を作る。1腹5-6個の卵を産む。抱卵期間は16-17日で、雌雄協同で抱卵する。雛は17-20日で巣立ちする。
「ジェー、ジェー」としわがれた声で鳴く。英語名の『Jay』はこの泣き声に由来する。また他の鳥の鳴き声や物音を真似するのが巧く、林業のチェーンソーや枝打ち、木を倒す時の作業音を「ジェージェー」の間奏を入れつつ再現することもある。飼い鳥として人に慣れたものは人語の真似までする。
エピソード記憶 ウィキペディア(Wikipedia)より
エピソード記憶(episodic memory)とは、宣言的記憶の一部であり、イベント(事象)の記憶である。エピソード記憶には、時間や場所、そのときの感情が含まれる(感情は記憶の質に影響する)。自伝的記憶はエピソード記憶の一部である。エピソード記憶は意味記憶(事実と概念に関する記憶)と相互に関連している。エピソード記憶は物語にたとえることができる。
【動物の場合】
1997年までは、人間以外のエピソード記憶の証拠はほとんどなかった。
Clayton & Dickinson (1998) は初めて動物がエピソード記憶を持つ証拠を提示した。彼らはアメリカカケスが食べ物を蓄えている場所を食べ物の種類によって記憶しており、蓄えた時期とその食べ物の腐り易さを考慮して食べる順を決めていることを示した。つまり、アメリカカケスは個々のイベントについて「何をいつどこで」ということを覚えていることになる。Clayton & Dickinson (1998) は、このような行為がエピソード記憶の行動による証拠であると主張した。しかし、この研究ではエピソード記憶の現象学的側面に関するものではなかったため、彼らはこれを「エピソード的」記憶と称した。
エジンバラ大学で2006年に行われた研究によると、ハチドリが世界で初めてエピソード記憶の2つの側面を示した動物とされた。それは、ある花のある場所とどのくらい以前にその花の蜜を吸ったかを思い出す能力である。彼らはハチドリの行動範囲に(ショ糖を内部に仕込んだ)8本の造花を配置し、ハチドリがそれらの花を訪れる頻度を観測した。8本のうち4本は10分ごとにショ糖を補給し、残る4本はショ糖が空になってから20分後に補給するようにした。ハチドリは造花のショ糖補給スケジュールに合うように訪れるようになり、10分間隔で補給される造花には頻繁に訪れるようになった。「我々の見識によれば、これは野生動物が食料源の場所といつそこを訪れたかを記憶していることを世界で初めて示したものである」とエジンバラ大学の Susan Healy は述べた。
より人間に近い脳を持つ動物でこのようなエピソード的記憶の証拠を探すための研究が始められている。例えば、Kart-Take らはネズミが物を見た場所や時期で、その物に対する興味がどう変化するかを研究した(Kart-Teke et al, 2006)。さらに Eacott らの研究 (Eacott et al, 2005) では、ネズミが必要に応じて過去に見た物をその状況と共に思い出すことを示した。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
『動物が幸せを感じるとき――新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』 テンプル・グランディン/キャサリン・ジョンソン/著、中尾ゆかり/訳 NHK出版 2011年発行
餌を隠すカケス (一部抜粋しています)
すぐれたフィールド研究とは、観察科学だ。対照グループがなければ科学でないと考える人もいるが、対照グループをつくりようがない研究はたくさんある。これについて、私はイリノイ大学で指導教官とよく議論した。たとえば、天文学とはどんな学問だろうか。観察する学問ではないか。実物を見るのだ。
観察から始まり、それから研究室で実験や統計的な分析をするという研究は、たくさんある。たとえば、疫学の研究はかならず観察から始まる。非喫煙者より喫煙者のほうが肺ガンになる人が多いらしいことに世間の人が気づき、それから疫学者が科学的なデータや統計学調査によって、喫煙と肺がんの関連をつきとめるのだ。動物の行動の研究も、できるかぎり頻繁に観察するところから始めるのがよいと思う。
・
生物学者のニコラ・クレイトンは鳥を研究しており、やはり、研究室での研究と、野外での行動の観察を同時に行なっている。ユーラシアカケスなど餌を隠す鳥の脳の海馬を研究し、隠す餌が多いほど海馬が大きいことを最初に発見した。ふつうなら、研究はここで終る。動物の脳や体の器官をべつべつに眺めるだけだ。
ところが、クレイトン博士は、鳥の野鳥での行動にも目を向けた。カリフォルニア大学デイヴィス校に転任したときに気づいたのだが、アメリカカケスは人間の食料を失敬して隠し、それからしばらくすると、食べるためではなく新しい場所に移すために、隠し場所にやって来るのだ。どうしてそんなことをするのか、博士は知りたくなった。
ここから研究室での研究が始まる。博士は実験に取りかかり、小さな部屋が3つあるホテルのスイートルームのような「三間続きの部屋」にアメリカカケスを入れた。鳥は中央の部屋に泊まり、翌日、隣の部屋のどちらかに移された。一方の端の部屋には餌がどっさりあり、反対側の部屋には食べる物が何もない。数日後、博士は、鳥にどれでも好きな部屋を選ばせ、中央の部屋に餌を置いた。鳥は中央の部屋で餌を見つけると、餌のない部屋に運び、博士があらかじめ砂を満たしておいた製氷皿に隠したのだ。この行為は、次に餌のない部屋に入れられたときのために、将来を見越して計画を立てている証拠だと博士は言う。
これは大発見だ。将来を見越して計画を立てることがはっきりわかっている動物は、人間しかいない。霊長類のいくつかの種にはできるという研究結果もわずかながらあるが、研究に使われた霊長類はどれも、将来の計画を立てることを学ぶ機会がたくさん与えられていた。このような研究結果は、独自に計画を立てる能力ではなく、訓練の成果を示していると考えられる。
クレイトン博士は、フィールド研究も行ない、カケスが仲間の餌を盗むこと、幼虫など腐りやすい餌を隠した場所と、種や木の実など腐らない餌を隠した場所を区別しておぼえていることを発見した。これは、鳥にエピソード記憶があることを意味すると博士は解釈している。エピソード記憶とは、過去の特定の出来事や事件の記憶だ。これも大発見。カケスが野生で行動するところを観察していたからこそ、なしとげられたのだ。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
どうでもいい、じじぃの日記。
『動物が幸せを感じるとき――新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』という本を読んでいたら、「餌を隠すカケス」というのが出てきた。
そういえば、以前読んだ『もの思う鳥たち―鳥類の知られざる人間性』という本にも「偉大なるロレンツォ――おしゃべりカケス」というのがあった。
ロレンツォの身体言語には、次のような発言が含まれている。
・「[ケージや鳥小屋から]出して」――決まったつつきかたをしながら、ガラガラという声を出す。
・「飲みものがほしい」――金属的な喉頭音を出しながら、頭をひょいと動かす。
・「食べものはもういい」――後ずさりしながら、頭を上げ、奇妙な形で回す。
・「あなたに腹を立てている」――決まったやりかたで手をつつく。
・「それをください」――それとは別のつつきかたをする。
・「すみません」――ふつうは、相手の手を軽く噛(か)む。
http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20100807/1281129104
「次に餌のない部屋に入れられたときのために、将来を見越して計画を立てている証拠」
この本に出てくるカケスは、将来のことを考えて、餌の隠し場所を変えていたのだ。
カケスはカラス科に属し、オウムはオウム科に属し、インコはインコ科に属しているが、インコはオウムに特徴が似ているのだそうだ。
この間、動画でインコが飼い主と会話しているのを見て、笑ってしまった。飼い主が出かけるときに「バイバイ」と言うと、「いってらっしゃ〜い」、「ただいま」と帰ってくると「おかえり」と言う。「いってらっしゃ〜い」の「し」だけがやたらと大きい。
4月15日放送 NHK Eテレ 『地球ドラマチック』の「動物はどこまで賢いのか?」を観た。世界一賢いオウム、アレックスが出ていた。
少し古いが(2008年12月)、産経新聞に「ジュウシマツのさえずり」という記事が載っていた。ジュウシマツがぺちゃくちゃしゃべっているのは会話をしているのだという。
鳥の脳の大きさは人間とか、チンパンジーと比べたら随分と小さいのだが、カラスやオウムは賢くみえる。
ヒトゲノムの全遺伝子数は2万2000個と見積もられている。
ヒトゲノム全体で、遺伝子をコードしている領域はわずか1.5%しかなく、残りのほとんどは「ジャンク(がらくた)DNA」なのだそうだ。ただ、がらくたといっても全く役に立たないかというとそういうわけでもないらしいが。
もしかして、カラスやオウムの遺伝子は比率から言うと、人間みたいな「がらくたDNA」が少ないのかもしれない。