じじぃの「ヤシオウム・歌って踊ってドラムを叩く鳥?動物の賢さ」

ヤシオウム

ダーウインが来た! 第582回「オウムが歌う!踊る!ドラムを叩く!!」

2019/1/27 NHK
●ヤシオウムのドラム演奏は「文化」!?
今回の撮影地は、オーストラリアのケアンズから北に800km、ロックハートリバーという地域。ヤシオウムはそのほかに、ニューギニアや周辺の島にも暮らしています。
でも不思議なことに、「ドラム演奏」するのは、この地域のヤシオウムだけ。ある個体が足を踏み鳴らしたとき、たまたま巣材の枝をつかんでいたのが「ドラム演奏」の始まりで、それを子どもや近くの個体がまねて「文化」ができていった、というのが、ヤシオウム研究者・クリスティーナさんの考えです。番組の中では紹介できませんでしたが、生きものっておもしろいなあ、と改めて感じたエピソードでした。
http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?p=p582

『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』

フランス・ドゥ・ヴァール/著、 松沢哲郎、柴田裕之/訳 紀伊国屋書店 2017年発行

カラス参上! より

オックスフォード大学の鳥類飼育場で、カラスのベティは透明な垂直の筒から小さなバケツを引っ張り出そうとしていた。バケツの中には小さな肉片が入っており、筒の隣にはベティが選べるように、2つの道具が置いてあった。真っ直ぐな針金と、先が鉤(かぎ)形に曲がった針金だ。ベティは後者を使ったときだけ、バケツの取っ手に引っかけられる。ところが鉤形のほうを仲間に取られてしまったあとは、不適切な道具で課題に取り組む羽目になった。それでもベティは挫けずに、嘴を使って真っ直ぐな針金の先を鉤形に曲げ、筒の中のバケツを引き上げられるようにした。
     
古代ギリシャの寓話作家イソップは、『カラスと水差し』という寓話を書いたところをみると、こうした才能に薄々感づいていたのかもしれない。彼はこう書いている。「渇きで死にかけたカラスが水差しを見つけた」。だが中の水が少なくて、カラスには飲めない。嘴を差し入れて飲もうとするのだが、水面が低すぎて届かない。「そのとき、良い考えが浮かんだ」と、イソップは語る。「そして、小石を拾うと水差しの中に落とした」。それからいくつも小石を落としていると、水面が上がって水を飲むことができた。こんな芸当をやってのけるのはとても無理のように思えるが、今ではもう研究室で再現されている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
1月27日、NHK ダーウインが来た! 「オウムが歌う!踊る!ドラムを叩く!!」を観た。
オーストラリアに生息するヤシオウムは生涯伴侶を変えないのだそうだ。
「オウムが歌う!踊る!ドラムを叩く!!」
まあ、歌う、踊るはいろいろな鳥でもやっているので驚かないが、「ドラムを叩く」のだ。
実はウロという木が頑丈かどうかを確かめている(打音検査)のだという。
空洞になっている木の穴に小さな小枝をオスとメスで入れていく。穴に雨が落ちてきたとき濡れないように高床にしている。
どっかのくそじじぃより、よっぽど賢い。 (^^;;