じじぃの「大腸がん・内視鏡手術!医療の現場」

ESDについて
従来の内視鏡治療法では、ある程度の大きさの早期がんまでしか、1つのブロックとして切除できませんでした。
ESDという手技を用いることにより、従来の手法ではとりきれずに手術になっていた、範囲の広い早期ガンを安全かつ1つのブロックとして切除できるようになり、より正確な病理診断が可能になりました。
できるだけ少ない侵襲で根治効果を得ることが、内視鏡的治療の目的です。
http://hattori-clinic.com/esd.htm
鳥越俊太郎 医療の現場!「シリーズ がんと闘う!〜大腸がんに挑む最新内視鏡〜」 4月17日放送 BS朝日
【司会】鳥越俊太郎 【アシスタント】野村真季 【ゲスト】癌研有明病院名誉院長 武藤徹一郎
107回目のテーマは「大腸がん」。
年間4万人以上が命を落としている「大腸がん」。
女性においては、がんの中でも大腸がんで命を落とす人が最も多いそうです。
そんな大腸がん治療の現場で、いま「ESD手術」という、内視鏡を使った最新の手術が始まりました。
番組では、検査で摘出されたポリープにがんの疑いがかけられ、ESDを受ける一人の患者に密着。
果たして、ポリープはがんだったのか?その一部始終を取材しました。
スタジオには、癌研有明病院メディカルディレクターの武藤徹一郎名誉院長をお招きし、大腸がんの予防から最先端医療までじっくりと伺います。
http://www.med.or.jp/housou/genba.html
どうでもいい、じじぃの日記。
4/17、『鳥越俊太郎 医療の現場!』の「シリーズ がんと闘う!〜大腸がんに挑む最新内視鏡〜」を観た。
番組の最初に内視鏡の映像が流れた。
「人類最後の敵 ガン」 1950年、日本で初めて内視鏡が誕生した。最初に使われたのは「胃カメラ」だった。
今、内視鏡を使った治療が注目されている。内視鏡で手術が可能となったのだ。
内視鏡手術(ESD)を受けた森田さん(女性:81歳)が出てきた。肛門から10センチぐらいの場所にポリープがある。
このポリープが良性のものなのか、悪性のものなのか。癌研有明病院でおしりからの内視鏡手術を行った。4センチを超える大きなポリープだった。
しかし、ポリープは粘膜層にとどまっているのでポリープの周囲にヒアルロン酸などの薬液を注射し、ポリープを浮かせた状態にして切開して摘出した。
ポリープの摘出手術してから1週間で退院した。
森田さん親子が、病院に再来して手術経過を教えてもらう。摘出したポリープの中に「がん」が見つかっていた。「がん」は転移していなかった。
病院から帰る途中、森田さん親子の安心したほがらかな顔が映し出された。「先生のおかげで。全く痛みがなくて。ありがたいと思っています」
癌研有明病院の武藤徹一郎先生が解説する。
鳥越 大腸がんといえばまかせてください。2005年、腹腔鏡で大腸がん手術を受けました。腹腔鏡手術は内視鏡手術と同じように、最も患者側にとっては身体への負担が少ない手術方法です。
野村 (パネルをを出して)女性にとって最も死亡者が多いのが大腸がんです。
     男      女
1位  肺がん   大腸がん
2位  胃がん   肺がん
3位  大腸がん  胃がん
鳥越 (年単位のがん推移のパネルを見て)大腸がんの患者数が増加している。
武藤 食べ物が欧米化してしているためです。男は会社など定期健診で大腸がんが発見される率が多いが、女性は専業主婦などで定期健診する機会が少なく大腸がんが進行してしまうことからです。
野村 内視鏡の大きさはボールペンほどなんですね。
武藤 内視鏡の中にメスとか、生理食塩水を注入するものとか入っていて手術しています。
鳥越 (がん手術件数のパネルを見て)ESDの件数は20件と少ないですね。
武藤 まだ大腸がんでも粘膜層にとどまっている初期のがんです。(図を見ながら)がんの周囲にヒアルロン酸などの薬液を注射し、十分な粘膜下膨隆を作ったうえで、さまざまな電気メスを用いてがんを少しずつ切りはがしていく方法です。
鳥越 大腸がんの予防は。
武藤 分かっていたら、私も実践しています。でも運動が体にいいことは分かっています。1日に1万歩は歩きましょう。もうひとつは食事。野菜を多くとって動物性を控えること。それと早期検査が重要です。
野村 肥満との関係は。
武藤 糖尿病の人は大腸がんになりやすいです。よく言われる便秘は関係ありません。
鳥越 これだけは言っておきたいこと。
武藤 がんで無駄死にしないため健診を受けること。家族に大腸がんの人があれば検査したほうがいいです。
番組の最後に
鳥越 大腸がんといっても技術が進歩しているから、そんなに心配することはないですよ。
じじぃの印象
「大腸がんといっても技術が進歩しているから、そんなに心配することはないですよ」
少し、安心した。