じじぃの「人の死にざま_208_マーラー」

グスタフ・マーラー - あのひと検索 SPYSEE
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Gustav Mahler - Symphony No. 4 - Leonard Bernstein 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pCsnpVYetMg
グスタフ・マーラー フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
グスタフ・マーラー1860年7月7日-1911年5月18日)はウィーンで活躍した作曲家、指揮者。交響曲と歌曲の大家として知られる。
【さすらう若者の歌】
『さすらう若者の歌』(または「さすらう若人の歌」)とも、はグスタフ・マーラーの歌曲集のうち、統一テーマによって作曲された最初の連作歌曲集である。低声とピアノ(もしくはオーケストラ)伴奏のために作曲されている。マーラー自身の悲恋に触発されて作曲されたものと広く信じられてきた。マーラーの最も有名な作品の一つとなっている。
以下の4曲からなる。
1.恋人の婚礼の時 Wenn mein Schatz Hochzeit macht
2.朝の野を歩けば Ging heut' morgens ubers Feld
3.僕の胸の中には燃える剣が Ich hab' ein gluhend Messer
4.恋人の青い目 Die zwei blauen Augen
全4曲の演奏時間は約16分。

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『クラシックのおすすめ―いい音楽との出会い』 黒田恭一/著 音楽之友社 1999年発行
かならずしも、名作であればいつ読んでもよく、名曲であればいつきいてもいいとはいいがたいように思う (一部抜粋しています)
27年ぶりに来日したメゾ・ソプラノのクリスタ・ルートヴィヒは、リサイタルでシューベルトの歌曲集≪冬の旅≫をうたった。その後、たまたま、ぼくはルートヴィヒにはなしをきく機会にめぐまれた。
ぼくは、こう尋ねた。男声歌手によってうたわれることの多い≪冬の旅≫をリサイタルでうたわれたりCDに録音なさったりされるのですから、以前、お若い頃に録音なさったことのあるマーラーの歌曲集≪さすらう若人の歌≫なども、あらためてコンサートでうたわれるお考えでしょうか?
ルートヴィヒは、こういった。
「あのような性格の作品は若いフィッシャー=ディースカウとか、若いヘルマン・プライのような声によってうたわれて映える作品だから・・・・」
いかにも賢明なクリスタ・ルートヴィヒらしいことばだった。
25歳のマーラーによって完成された歌曲集≪さすらう若人の歌≫はマーラー自身の書いた詩によった4つの歌曲で構成されている。この歌曲集の主人公もまた、≪冬の旅≫の主人公や≪詩人の恋≫の主人公と同じように失恋した若者である。しかしながら、シューベルトの≪冬の旅≫やシューマンの≪詩人の恋≫と較べると、マーラーの≪さすらう若人の歌≫における表現は、実際の体験をふまえて書かれた自作の詩によっていることも大いに関係してのことと思われるが、かなりなまなましい。
「あのような性格の作品は、若いフィッシャー=ディースカウとか、若いヘルマン・プライのような声によってうたわれて映える作品だから・・・・」
といったルートヴィヒのことばは、おそらく、そのようなことをふまえてのものであろう。
つまり、クリスタ・ルートヴィヒとしては、≪さすらう若人の歌≫のような作品は声そのものに青春の感じ取れる若い歌い手によってうたわれるべき作品である、といいたかったのである。
クリスタ・ルートヴィヒのいったことは正しい、と思う。そしてルートヴィヒのはなしをききながら、もしかすると、同じようなことが、≪さすらう若人の歌≫をきくききてについてもいえなくはないのかもしれない、とも思った。
名作であれば、いつ読んでもよく、名曲であれば、いつきいていい。名作とか名曲とかいわれるほどの作品ともなれば、読み手やききての年齢を選ばない。原則的には、そうである。しかし10代に読む『若きヴェルテルの悩み』と40歳になってから読む『若きヴェルテルの悩み』が同じとは、どうしても考えられない。やはり『若きヴェルテルの悩み』は、若い頃に読んでおきたい作品のように思える。
さすらう若人の歌≫を作曲した頃、マーラーはカッセル歌劇場の補助指揮官の地位にあった。若いマーラーはヨハンナ・リヒターという歌い手に恋をした。その、ヨハンナ・リヒターへの実らなかった恋が、≪さすらう若人の歌≫として結晶した。私小説といういい方にならえば、≪さすらう若人の歌≫は私歌曲集である。
さすらう若人の歌≫という歌曲集をぼくが知ったのは、まったく偶然の機会によってである。ぼくは、いいときに、絶好のタイミングで≪さすらう若人の歌≫と出会えたと思い、今、その幸運を感謝しないではいられない気持ちでいる。
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そのようなわけで、ぼくは≪さすらう若人の歌≫きくことのよってマーラーの音楽にめざめた。これは、今にして思うと、偶然のこととはいえ、ラッキーだった。それからしばらくして、マーラーの音楽をきく機会が多くなっととき、ぼくは≪さすらう若人の歌≫を突破口にしてききすすんでいくことができたからである。
≪冬の旅≫から≪さすらう若人の歌≫へとつづいたぼくの旅では、思いかけず、その先にマーラーのシンフォニーが準備されていた。しかし≪さすらう若人の歌≫という絶好の手掛かりがあったために、ぼくはさほどふりかぶることもなく、つぎなる一歩を踏みだすことができた。

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