じじぃの「非常階段マーク」

制作風景/2年ベーシックデザイン(ピクトグラム 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=b-x4Qrt5Zqg
もみじマーク Google 検索
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【正論】社会学者・加藤秀俊後期高齢者」でもけっこうだ 2009.4.24 MSN産経ニュース (一部抜粋しています)
「識別」は「差別」にあらず
もう「後期高齢者」になってから何年もたつ。若いころとちがって、そんなに運転はしないが、それでも近隣の買い物だの病院への往復などにはクルマをつかっている。もちろん車体の前後には「もみじマーク」をつけている。
このマーク、正式には「高齢運転者標識」というらしいが、これがまことにうれしい。このマークをみると対向車も後続車も、おおむね気配りしてくれる。安全を期してノロノロ運転をしていても追い越されたり、クラクションを鳴らされたりすることはない。右折のときなど、どうぞ、とライトや手ぶりで合図して先方から道をゆずってくださるドライバーもすくなくない。いくら本人に自信があっても反射神経はだんだん鈍ってくる。こうして親切にしていただけるのはありがたいことである。
「もみじマーク」のほかにも、運転者を識別する標識はたくさんある。免許証をとったばかりの「初心運転者標識」いわゆる「若葉マーク」、身体障害者は青地に白の「クローバーマーク」、そして聴覚障害者はグリーンに黄色で蝶(ちょう)をえがいた「チョウチョウマーク」と、運転者によってこうした標識をつけることが義務づけられている。それをみれば、ほかのクルマも用心してくれる。
もっとも、同窓会に出席したりすると、なかにはこのマークをイヤがる連中もいる。年寄り扱いしやがって不愉快だ、というのである。年寄りなんだから、年寄り扱いされるのはあたりまえじゃないか、元気なのは結構だが、いくら腕に自信があってもトシには勝てない。あんまり強がりをいうんじゃないよ、頭と身体ご用心、といっていつも笑い話でおわる。
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そこで思いだしたのだが、ある自治体では公衆便所の男女別の標識が問題になり、女はピンク色スカート、男は青のズボンというのは「差別」でけしからぬということになり、男女別の表示がなくなって、ともに緑色の便座のデザインに塗り替えられ、そこに「男」「女」という文字だけがしるされるようになった、という。これには笑った。
もともとこの「区別」は「男」「女」という直截な「ことば」による表示を避けるために色や抽象的なデザインで性別をしめす苦心の発明であった。だれにでもすぐわかるから世界各地の国際空港などで採用されはじめ、いまではどこでもこの色とデザインで男女を「識別」できるようになっている。
そこまで知恵をしぼって世界的に通用するようになった「標識」による「識別」を「差別」だといって騒いでいるひとたちは、よほどヒネくれたひとかバカなひとだとおもった。ときとして事実は落語よりオカシ、なのである。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090424/sty0904240300000-n1.htm
街で発見! 一瞬で伝わるコミュニケーションの極意 日経ビジネス オンライン (一部抜粋しています)
ピクトグラム」から考えるストレス知らずの都市計画(前編)
村越 いまでは世界中で目にする非常口のピクトグラムですが、発祥は日本なんですよ。
日本でも以前は「非常口」とか「非常階段」といったように漢字で示されていました。別にそれで問題ないと思うかもしれません。けれども、いざ火事だとか緊急事態が起きたとき、字の読めない外国人や子どもは困るわけです。
実際、1972年に大阪の千日デパート、翌年に熊本の大洋デパートで相次いで火災事故が起き、それぞれ100名以上の犠牲者が出てしまった。
いろいろ調査した結果、非常口がどこにあるかわからなかったことが多数の犠牲者を出した原因のひとつとして挙げられました。確かに煙が立ちこめていたら、漢字だけのサインでは識別がつきません。そこで慌てて政府が非常口のデザインを公募し、それをもとにデザイナーが仕上げたわけです。現在は日本の案がISO(国際標準化機構)に選ばれ、国際標準になっています。
東京オリンピックから街に普及
−−ピクトグラムの重要性が認知されていくようになったのですね。日本にピクトグラムが導入されたのは、いつ頃なのでしょう。
村越 本格的にピクトグラムが導入されたのは、1964年の東京オリンピックのときです。オリンピックともなれば、外国からたくさん観光客がやって来ます。ところが日本人は英語をあまり話せないし、海外からやってくる外国人に日本語の会話能力を期待できない。唯一の共通点といったら一目でわかるピクトグラムを主としたサインだけ。
さて、どうしようかとなっても、政府は手をこまねいているだけで、特に何かする気配もない。
そこで勝見勝さんという評論家がディレクターとして競技施設や競技種目のピクトグラムを提案したわけです。東京オリンピックで使用されたピクトグラムはそれ以降のオリンピックに強い影響を与えました。「ピクトグラムの国際リレー」と呼ばれたほどです。
ピクトグラムという未開拓の領域は、民間主導で切り開かれたわけです。いまでも政府は道路にはお金をかけているのに、街の景観や歩きやすさ、公共サインやピクトグラムには関心がない。あまり昔と変わりませんね。

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どうでもいい、じじぃの日記。
4月24日の産経新聞『正論 後期高齢者」でもけっこうだ』が載っている。
「紅葉マーク」の表示が罰金無しの『努力義務』となった。高齢者を差別しているということが原因らしいが、「紅葉マーク」の絵を見て差別しているようには見えない。
トイレのマークも男女を差別しているというのも、ほんとうかしらと思ってしまう。
「標識 トイレ」をキーにして検索してみた。
検索結果で上位に表示されたのから、2つ選んだ。
トイレの男女別標識について
http://www.y-morimoto.com/haisetsu/mark.html
ほとんどの国で、「ズボン姿で青い色の標識」は男性用トイレ、「スカート姿で赤い色の標識」は女性用のトイレとして使っているようだ。
男性用か女性用かなんとなく理解できる世界のトイレの標識いろいろ GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070912_bathroom/
いろいろのマークがあります。ポコチンマークはちょっと、どうかと思うが。
「非常階段マーク」をキーにして検索してみた。マーク(ピクトグラム)が採用されたのは東京オリンピックのときで、英語が通じにくいアジアで初めて開催される大会だったことから、日本が国際オリンピック委員会の要請で考案したのだそうだ。ずいぶん、東京オリンピックのときに使われたマークが世界中で使われている。
どこかのじじぃがトイレの男女のマークを漢字の標識「男」、「女」に変えてはダメだよと言ってました。