じじぃの「ミヤネ屋・星はどのようにしてブラックホールになるのか!マンガ・ホーキング入門」

Why this black hole photo is such a big deal

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pAoEHR4aW8I

Stephen Hawking

Forming a Black Hole in General Relativity

Black Holes

Department of History and Philosophy of Science University of Pittsburgh
https://www.pitt.edu/~jdnorton/teaching/HPS_0410/chapters/black_holes/index.html

情報ライブ ミヤネ屋

2019年4月16日 日本テレビ
【司会】宮根誠司林マオ 【ゲスト】パックン、本村健太郎(弁護士)、高岡達之 【解説】本間希樹(天文学者
●世界注目! ノーベル賞級の快挙! 話題の天文学者生出演
約100年前にアインシュタイン一般相対性理論ブラックホールの存在を予言した。

スティーブン・ホーキング博士は1974年に「ブラックホールはエネルギーを微量に放射しながら質量を減らしているためやがて無くなる」と予言した。

世界初「ブラックホール」の撮影に成功した研究者の一人である本間希樹教授がスタジオ生解説。
4月10日、世界6都市で同時に会見しブラックホールの撮影成功を発表。
地球から約5500万光年離れたおとめ座の銀河“M37”の撮影に成功した。
日本が海外で運用する望遠鏡が活躍し、データの解析や撮影対象となったブラックホールの研究に日本人研究者22人が大きく貢献した。
8つの電波望遠鏡で観測したデータの解析には本間教授らが開発した手法が採用された。
撮影されたのは、「メシエ87(M87)」呼ばれる銀河の中心にある巨大ブラックホールで、地球の直径の約300万倍の超巨大なものだという。
本間希樹、「私たちの住む銀河系(天の川)にも地球に似た星は数多く存在する。宇宙人は存在する。将来は宇宙人を探してみたい」
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/

『マンガ ホーキング入門―天才物理学者の人生とその宇宙論

J・P・マッケヴイ、スカー・サラーティ/著、杉山直/訳 ブルーバックス 2005年発行

星はどのように潰れて白色矮星中性子星ブラックホールになるのか より

図(画像参照)は、ブラックホールの形成過程を3次元の図式にしたものである。縦方向上向きが、時間が経過していく方向を表す。
ここでは、光の経路が曲げられていく様子と、星の表面が(事象の地平線を経由して)特異点に至るまでどのように縮んでいくかが示されている。
星の表面から放射された光の経路が事象の地平線の形成前と形成後でどのように変わるかを理解することがとても重要となる。
事象の地平線が形成される直前には、光は重力によって強く曲げられているものの、星の表面からなんとか抜け出すことができている。
ほんの少し時間が経過して星が事象の地平線の内側に入ると、光は星の内部方向、後に中心に形成される特異点に向かって引き寄せされていく。
光がまだ抜け出せる時刻と、もはや抜け出せなくなってしまった時刻の間に、星の表面がちょうど事象の地平線の大きさになる瞬間が訪れる。その瞬間には、重力は光が抜け出すには強すぎ、また星の内部に引き寄せるほどには強くない。そのため、光は星の表面に巻き付いた状態になる。この状態が生じることこそ、事象の地平線の形成に他ならない。
もし誰かがブラックホールに飛びこんだとしたらどうなるのだろうか?
アインシュタインと相対論研究者のこの問いに対する解答は、サイエンスフィクションも顔負けするものだ。オッペンハイマーとスナイダーの解に基づけば、事象の地平線をくぐり抜けたものは必ず最終的には特異点へと落ち込んでいき、悲惨な最期を遂げることとなる。
彼は引っ張られて、そして絞られ続けてスパゲティのようになり、ブラックホールの真ん中に到達するころには、体は無限に長くなり、ぺちゃんこに潰されて厚みが0となる。
彼の体を構成する原子でさえ同じ運命をたどることになる!

ブラックホールの観測的証拠

スティーブン・ホーキングによれば、天の川銀河の中だけでも無数のブラックホールが存在しているそうである。
しかし、これまで知られている星が消えるのを天文学者が直接観測する日が幸運にやってくるまでは、間接的な方法によってしかブラックホールを探ることはできない。間接的な方法とは、片方が普通の星で、もう一方が目に見えない天体(つまりブラックホール)という特別な連星の運動を観測する、というものである。ジョン・ホイラーはこのような系を説明するのに、次のようなとてもおもしろい比喩を用いた。

マンガによる説明

ダンスパーティで黒いタキシードを着こんだ若い男性と、白いドレスの女性が互いの腕を絡ませてぐるぐると回りながら踊っているのを見たことがありませんか。もし会場の光が弱く落とされたとしたら、このとき見えるのは女性の方だけですよね。
そうです。女性が普通に輝いている星で、男性がブラックホールなのです。あなたには男性は見えませんが、女性がくるくると回って踊っている様子から、彼女がだれかに支えられて回っていることがわかるのです。

じじぃの「科学・芸術_809_イーストウッド『硫黄島からの手紙』」

Letters From Iwo Jima (2006) Trailer - HD

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=51lo2dpaZ_g

解説・あらすじ 硫黄島からの手紙 (2006) Letters from Iwo Jima Yahoo!映画

監督 クリント・イーストウッド
第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、日本側の視点から描いた戦争映画。
硫黄島アメリカ軍を悩ませた伝説の陸軍中将である栗林忠道と彼の部下たちによる死闘が描かれる。監督は『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド。『ラスト サムライ』の渡辺謙、嵐の二宮和也ら、日本人俳優が出演する。イーストウッドが日米双方の視点から“硫黄島の戦い”を描く“硫黄島プロジェクト”第2弾作品としても注目だ。

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硫黄島 国策に翻弄された130年』

石原俊/著 中公新書 2019年発行

地上戦と島民たち――1945年 より

2006年、硫黄島地上戦を題材とするクリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島2部作」(配給:ワーナーブラザーズ)が日米で公開された。2部作の公開に合わせて、日本では硫黄島地上戦にまつわる書籍や雑誌記事、テレビ報道が数多くリリースされ、「硫黄島ブーム」というべき現象が起った。この2部作が21世紀の日本社会の硫黄島認識に与えた影響は無視できない。
2部作の1本である『父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)』(原作:ブラッドリー、ジェームズ+パワーズ、ロン/島田三蔵訳『硫黄島星条旗』)は、硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げた6人の米海兵隊員が主人公だ。この6人は、ピュリッツァー賞を受賞したAP通信カメラマン、ジョー・ローゼンタールの報道写真の被写体となったことで、歴史的人物に仕立て上げられてしまった。(ただし米海兵隊は2016年になって、6人のうちの1人であるジョン・ブラッドリーが星条旗を掲げたメンバーに含まれておらず、人違いだったことを公式に認めている)。
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「2部作」のもう1本『硫黄島からの手紙(Letters from Iwo Jima)』の原作は、栗林忠道中将が硫黄島から本土の家族に向けて送った手紙である。(栗林忠道著/吉田津由子編『「玉砕総指揮官」の絵手紙』)。イーストウッドはこの作品でも、先立って自滅する隊や投降せずに自決する将校たちを登場させ、戦場における死の無残さや無意味さを描いてはいる。
しかしながら、『硫黄島からの手紙』は、主人公が指揮官の栗林であることの必然的な結果として、戦場経験や戦場死の美化・英雄化から距離をとることには失敗している。そこでの栗林は徹頭徹尾、大本営から捨て駒にされたことを熟知しつつ、「われわれの子どもらが日本で1日でも長く、安泰に暮らせる」(劇中の栗林の台詞)ために、塹壕戦術で粘り強い抵抗を指揮した、「合理的」で「英雄的」な戦術家として描かれる。
これに対して加藤陽子は、栗林英雄史観の危険性に言及しながら、栗林率いる小笠原兵団が硫黄島で1ヵ月も持ちこたえた事実がその後、軍内の本土決戦派・徹底抗戦派のプロパガンダに利用しつくされたと指摘する(保坂正康+加藤陽子福田和也硫黄島からの手紙 新資料から立ちのぼる栗林忠道の品格」)。
たとえば、詩人で彫刻家の高村光太郎朝日新聞に発表した「栗林大将に献ず」という詩には、そうしたプロパガンダに棹(さお)さす典型的な作品であった(栗林は本土との通信を絶った後、大将に昇任している)。
  本土最後の防塁硫黄島の陣中より
  栗林大将最後の無電を寄す。
  その辞痛烈卒読に耐へず。
  食ふが如くこれを読みて
  最後の国風三首にいたる。
     ・
とはいえ、『硫黄島からの手紙』は『父親たちの星条旗』よりも、いくぶん固有性をもった人間として日本軍将校たちを描いている。さらに興味深いことに、『硫黄島からの手紙』には1シーンだけだが、強制疎開直前の硫黄島の集落(おそらく元山部落)と住民たちが登場するのだ。日本社会で硫黄島民の存在がほとんど意識されることのなかった2000年代半ばの時点で、イーストウッドが一瞬とはいえ、硫黄島に「社会があった」事実を作品に映し込んだことは画期的だったといえよう。

じじぃの「オリンピック・各国の本当の実力・日本は何位?五輪のメダル」

オリンピック 各国の本当の実力は?

ロンドンオリンピック大会が佳境を迎えている。
中国やアメリカが圧倒的な数のメダルを取っているがそれが本当の実力だろうか?
本当の実力とは?或いは国民の本当の資質はどうかと考えてみた。
頭数(人口)の多い国が多数のメダルを取れるのは当たり前の話である。 しかし、本当の国民一人一人の資質というか実力・平均値はどうなのか考えてみた。
8月6日現在ではニュージーランドが国民100万人当たりのメダル数が1.6666と一番になる。
表右半分の赤枠の中の数字は国民100万人当たりのメダル数を表す。
人口比でメダル数が多いのは、
ニュージーランド、②デンマーク、③オーストラリア、④ハンガリー、⑤ベラルーシ
の順になる。 これが国民一人一人の実力と言って良いであろう。
英国、フランス、ドイツ、イタリア等も質が高いことを示している。
韓国が上位にいるのも特筆すべきことであろう。
http://www.kannagawa.com/info/rank.html

なんで日本が ●位なの?世界の最新ランキングから出題SP

2019年1月28日 テレビ朝日
【レギュラー出演】優香、大竹一樹三村マサカズ清水俊輔山崎弘也 【ゲスト】石原良純伊集院光岩永徹也宇治原史規カズレーザー弘中綾香天明麻衣子山崎怜奈、大野南香、皆藤愛子高畑淳子徳光和夫パトリック・ハーラン 【解説】柳澤秀夫
世界の最新ランキングから出題される問題でインテリ芸能人が大激突!
日本の順位&その理由を知れば今の日本がよくわかる!
久々参戦の徳光和夫をはじめベテラン勢が本領発揮!急成長中の若手やQさま!!常連メンバーを相手に熾烈な戦いを繰り広げる!!
【第8問】
過去5大会の夏季五輪で日本が獲得したメダ獲得数は何位?
四択問題。
2000年  2004年  2008年  2012年  2016年
シドニー アテネ  北京   ロンドン リオデジャネイロ
金・銀・銅すべてのメダル (過去5大会)
1.アメリカ   11.キューバ   21.ポーランド  
2.ロシア    12.ウクライナ  22.ケニア    
3.中国     13.オランダ   23.ニュージーランド
4.A      14.カナダ    24.D      
5.ドイツ    15.スペイン   25.デンマーク  
6.オーストラリア16.ハンガリー  26.アゼルバイジャン
7.フランス   17.ブラジル   26.スウェーデン 
8.B      18.ベラルーシ  28.チェコ    
9.イタリア   19.C      29.ギリシャ   
10.韓国     20.カザフスタン 30.エチオピア  
これまでの五輪通算で日本が獲った金メダルは142個。
【第9問】
? に当てはまる競技は何?
1位.柔道  39回
2位.?   32
3位.体操  31
4位.水泳  22
5位.陸上   7
【第10問】
モザイク動画。
2020年、東京五輪で新たに行われるこの競技は何?
横に滑っているような動き。
2020年、東京五輪・追加種目。
野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン
https://www.tv-asahi.co.jp/qsama/backnumber/0016/
どうでもいい、じじぃの日記。
オリンピックメダル数と経済規模との相関図(画像参照)を載せた。
        https://honkawa2.sakura.ne.jp/3981.html より
主要国50ヵ国の2000年シドニー大会から直近のリオ大会までの5年次分のデータを示している。
エコノミストが掲載した前回ロンドン大会までの図にリオ大会の分まで加えて作成したものである。経済規模に比例してメダル数が増える関係にあることが分かる。
図からは経済規模の割にメダル数が多い国と少ない国とがあることも読み取れる。
一方、人口比でメダル数が多いのは①ニュージーランド、②デンマーク、③オーストラリア、④ハンガリー、⑤ベラルーシの順になる。
ハンガリー、オーストラリアは昔からメダルを多く獲得していた。
再放送だったが、テレビ朝日 「なんで日本が ●位なの?世界の最新ランキングから出題SP」を観た。
【答え】
A=イギリス、B=日本、C=ルーマニア、D=ジャマイカ
?=レスリング。伊調馨 4個、吉田沙保里 3個の金メダルを獲得。
モザイク動画はスケートボード
でした。

じじぃの「科学・芸術_808_イーストウッド『父親たちの星条旗』」

解説・あらすじ 父親たちの星条旗 (2006) FLAGS OF OUR FATHERS Yahoo!映画

監督 クリント・イーストウッド
第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる“硫黄島の戦い”を、アメリカ側の視点から描いた戦争映画。
監督は『ミリオンダラー・ベイビー』のクリント・イーストウッド。日米双方の視点から“硫黄島の戦い”を描く“硫黄島プロジェクト”第1弾作品としても注目だ。有名な“摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真”の逸話をもとに、激闘に身を置いた兵士たちの心情がつづられる。『クラッシュ』のライアン・フィリップら、若手スターが多数出演。第2次世界大戦の知られざる一面が垣間見られる。

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硫黄島 国策に翻弄された130年』

石原俊/著 中公新書 2019年発行

地上戦と島民たち――1945年 より

2006年、硫黄島地上戦を題材とするクリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島2部作」(配給:ワーナーブラザーズ)が日米で公開された。2部作の公開に合わせて、日本では硫黄島地上戦にまつわる書籍や雑誌記事、テレビ報道が数多くリリースされ、「硫黄島ブーム」というべき現象が起った。この2部作が21世紀の日本社会の硫黄島認識に与えた影響は無視できない。
2部作の1本である『父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)』(原作:ブラッドリー、ジェームズ+パワーズ、ロン/島田三蔵訳『硫黄島星条旗』)は、硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げた6人の米海兵隊員が主人公だ。この6人は、ピュリッツァー賞を受賞したAP通信カメラマン、ジョー・ローゼンタールの報道写真の被写体となったことで、歴史的人物に仕立て上げられてしまった。(ただし米海兵隊は2016年になって、6人のうちの1人であるジョン・ブラッドリーが星条旗を掲げたメンバーに含まれておらず、人違いだったことを公式に認めている)。
イーストウッドは6人のなかでも、ピマ族出身のアイラ・ヘイズを主役格にすえる。ヘイズは戦場からの生還後、凄惨な戦闘のトラウマと「インディアン」差別に苦しみ、アルコールに溺れながらも、「国民的英雄」として米国政府の戦時国債販売キャンペーンに利用されつくす。『父親たちの星条旗』は、ヘイズが疲弊し精神を病んでいく過程を、執拗なまでに反復する。じっさい、ヘイズは除隊後、アルコール依存症を悪化させ、32歳の若さで亡くなっている。
父親たちの星条旗』は、戦争映画として異色の表現手法を採用している。イーストウッド硫黄島の戦場シーンを徹頭徹尾、ヘイズら兵士たちの回想やフラッシュバックとして描くのだ。蓮實重彦が指摘するように、「回想しているのが誰だかわからない。そいつの若いときの顔がだれかもわからない。[中略]ところがそのわからないことがわからないままに話が流れていく」(中原昌也蓮實重彦「映画の頭脳破壊 第1回:人類の創成――硫黄島からの手紙」)。
1つのシーンは、もはや謎の記憶なのかも判然としない。そして、除隊後もフラッシュバックに支配される主人公たちとともに、観客の私たちも、誰のものともわからぬ戦場の記憶に巻き込まれていく。
こうして『父親たちの星条旗』を観る者は、戦場死の無残さ、兵士のトラウマの深刻さを、否応なく共有させられる。この映像手法は、戦場経験や戦場死を美化し、兵士の経験を「国民的英雄」「国民的犠牲」として意味つけ利用しつくそうとする近代国民国家の残酷さを、見事なまでに浮かび上がらせる。
だが、他方で『父親たちの星条旗』が映像から経験したものがある。それは、日本軍将校の人間としての姿だ。この作品中、日本軍将校(朝鮮人など外地出身者を含む)はほぼ一貫して、6人の米海兵隊員の回想やフラッシュバックにおいて現われる、「見えない敵」として描かれている。すべてのシーンを回想やフラッシュバックで構成するという、イーストウッドの実験的な手法の帰結として、日本軍将校は人間としての固有性を徹底的に剥奪されてしまうのだ。もちろん、日本軍に徴用され、地上戦に巻き込まれた103人の硫黄島の島民たちは、まったく登場しない。
父親たちの星条旗』には、このことを象徴するかのような場面がある。米海兵隊の将校が硫黄島侵攻に先立って兵士たちに、硫黄島は「摺鉢山以外何もない」「醜い岩の塊」でしかなく、そこに住民や社会が存在した痕跡は徹底的に排除されている。
「2部作」のもう1本『硫黄島からの手紙(Letters from Iwo Jima)』の原作は、栗林忠道中将が硫黄島から本土の家族に向けて送った手紙である。(栗林忠道著/吉田津由子編『「玉砕総指揮官」の絵手紙』)。イーストウッドはこの作品でも、先立って自滅する隊や投降せずに自決する将校たちを登場させ、戦場における死の無残さや無意味さを描いてはいる。

じじぃの「不思議な花・ワタゲトウヒレンはセーターを着て酷寒を生きる?世にも驚異な植物たち」

キク科 トウヒレン属 ワタゲトウヒレ

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9DUxCQycMgs

ワタゲトウヒレ

セーター植物

ウィキペディアWikipedia) より
セーター植物とは、高山植物の一形で、植物体が綿毛に覆われているものである。保温および太陽エネルギー吸収に寄与するものと考えられる。
ワタゲトウヒレンはヒマラヤとチベットの特産種で、高山帯以上の亜氷雪帯に生育する。
高さ20cmほどの植物だが、葉の表面から生えた白い毛が植物全体を覆い、全体として球形の毛糸玉のようになる。その姿から英名はスノーボールである。その内部には直立した花茎と、その先端に上向きに咲く頭花がある。綿毛はそれら全てを覆うが、頭花の上には綿毛に包まれた空間があり、その真上に当たる部分に直径5mmほどの穴が開いている。小型のハチやハエはこの穴を通り抜けて出入りすることが出来る。内部の空間は日中には20℃以上になり、これは外気温より10-15℃も高い。侵入した昆虫は頭花の上を歩き回り、受粉に与ることになる。

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『世にも驚異な植物たち』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2017年発行

ワタゲトウヒレンはセーターを着て酷寒を生きる より

高山植物には、過酷な環境に適応するために独自の進化を遂げたものが多い。ヒマラヤやチベットなど一部の地域に生息する「ワタゲトウヒレン」もその1つ。学名をサウスレア・ゴシッピフォラというキク科のこの植物は、ワタゲトウヒレンというだけあって、ふわふわの綿毛に覆われ、花をすっぽりと包み隠している。
この綿毛には、さまざまな役割があると考えられている。
高地の厳しい寒さから身を守るための保温の効果や、雨よけ、紫外線よけ。このへんまでは、おおよそ予想がついただろう。けれどももう1つ、ワタゲトウヒレンの綿毛の大切な役割を忘れてはいけない。
その役割を知る手がかりは、綿毛で覆われた球状のてっぺんにあいた直径5ミリほどの小さな穴である。この小さな穴は、虫たちの”出入り口”。小型の昆虫がこの穴を使って綿毛の中に入り込む。
ワタゲトウヒレンの内部の空間は、外気にくらべてずいぶん暖かくなっている。あるデータによれば、外気温約10℃のときでも、綿毛の中は最高35℃にまで達したそうである。寒さに震えながら潜り込んできた虫たちは温められ、動きが活発になり、その結果、受粉の役割を担うことになるのである。
このような綿毛をまとった植物は「セーター植物」と呼ばれ、高山植物愛好家にとっては、死ぬまでに一目会いたい憧れの植物だ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ヒマラヤやチベットなどの地域に「セーターを着て酷寒を生きる」植物が生息しているのだそうです。
「外気温約10℃のときでも、綿毛の中は最高35℃にまで達したそうである」
なにか、愛おしく感じます。

じじぃの「科学・芸術_807_中国・ビッグベイエリア(大湾区)」

《大湾区》20171028

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MiliEEz4chI

コラム:香港とマカオつなぐ中国「大湾区構想」の欠陥

2019年2月21日 ロイター
中国政府は広東、香港、マカオを一体化させる「ビッグベイエリア(大湾区)構想」の青写真を発表したが、計画には3地点を結ぶのに必要不可欠な要素がいくつか抜け落ちている。
18日に公表された60ページの文書は英語で、人口約7000万人のこの地域を、2035年までに最先端技術、製造業、サービス業が集まる一大経済拠点へと変革させる壮大な目標を描き出している。中国共産党が主導する産業政策の典型的な形だ。
https://jp.reuters.com/article/china-hongkong-guidelines-breakingviews-idJPKCN1Q90I5

エコノミスト 「特集:中国の闇」

2018年10/2号 毎日新聞社

疑問9 高まる北京の支配力 「香港」の民主化とん挫? 高速鉄道開業で進む“統合” より

2014年に市民が公道を占拠して民主化を求めた「雨傘運動」後、香港では独立運動が高まったが、その実現可能性の低さから16年をピークに減退している。筆者が8月に訪問した香港中文大学では昨年、「香港獨立(独立)」と書かれた横断幕が出現して一時騒然となったが、その横断幕もちぎれかかったまま放置されていた。
香港での中国の影響拡大を象徴するのが、9月23日の高速鉄道の開業である。広東省の広州から深圳をを経由して香港も至る高速鉄道が開通すれば、中国大陸が香港と高速鉄道網でつながる。香港・西龍駅と広州南駅は最速47分で結ばれるため中国・香港政府は「1時間生活圏」にはいると利便性を強調してる。
高速鉄道は、今年開通予定の香港とマカオ広東省珠海を結ぶ世界最長(約55キロ)の巨大大橋とともに、中国本土から香港への観光客の誘致に寄与するであろう。しかし、筆者が9月初旬に香港を訪れた際には、高速鉄道開業を歓迎する声はあまり聞かれなかった。
まず、香港市民にとっては使い勝手が悪い。北京行きと上海きはいずれも1日1往復しかなく、所要8時間以上。香港紙の試算によれば、北京行きの運賃は、約3時間で到着する飛行機より4割高い。
加えて問題は、中国独特の「実名制」の導入である。中国でに乗るためには、身分証による本人確認や、厳重な荷物検査が必要になる。こおのため、発車1時間前には駅に到着せねばならない。
高速鉄道と同時に、「中国式」が持ち込まれることに違和感を持つ人も多い。香港・西九龍駅で中国側の入管手続きを実施するため、駅の一部に中国本土の法が適用される管轄区がつくられたことも大論争になり、弁護士団体は「返還後最大の法治の後退」と非難した。

じじぃの「ブロックチェーン・情報・金融・ハイテク覇権に挑む中国!アメリカVS.中国」

NHK 中美未来覇権攻防 アメリカVS.中国 “未来の覇権”争いが始まった

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eEoJ5ooXsnw

5G覇権争い 「勝たなければ」 ~トランプ氏

2019年4月13日 日テレ
http://www.news24.jp/articles/2019/04/13/10428385.html

中央型帳簿と分散型帳簿のイメージ

ブロックチェーンと分散型データベースの違い

2017.02.3 BlockChain Online
ブロックチェーンの概要を一通り聞くと、技術的に少し詳しい方はこのようなことを思うかもしれません。
「これって分散型データベースと何が違うのだろうか?」
「分散型データベースで既にできていることを置き換えるメリットはあるのか?」
確かに保持するデータを分散する点などが似ていますが、実は根本的な部分でいくつかの違いがあるのです。
そこで本記事では『ブロックチェーンと分散型データベースの違い』という観点でブロックチェーンを見ていきます。
https://blockchain-jp.com/guides/196

BS1スペシャル 「アメリカVS.中国“情報・金融・ハイテク覇権”に挑む中国」

2019年4月7日 NHK
貿易摩擦で対立するアメリカと中国。
その水面下では“覇権”を巡る攻防が。国家戦略の下、アメリカを猛追する中国。
グーグルなどGAFAが握る“情報覇権”にブロックチェーンで挑戦。アメリカのドルによる“金融覇権”に挑むIT企業も。さらに自動運転の開発競争では独自のAIを開発し、アメリカの“ハイテク覇権”を揺るがし始めている。米政府は、中国が技術を盗用していると警戒を強める。米中の攻防と日本での動きを追う。
ブロックチェーンは、もともとビットコインを支える中核技術として開発された。
「ブロック」と呼ばれる取引データの固まりを一定時間ごとに生成し、時系列的に鎖(チェーン)のようにつなげていくことにより、データを保管するデータベースの技術である。ブロック(データの集まり)の連なりがチェーンのように見えることから、「ブロックチェーン」と呼ばれる。
中国がブロックチェーンという新しい技術を積極的に進めていくことで、ドル中心の経済から新しい経済勢力図になっていくかもしれない。
例えば、ネット通販のアリババという企業ではブロックチェーン技術により銀行を介さない決済システムを作った。
ブロックチェーンのスタンダードが中国で作られれば、世界の経済は中国が支配することになるかもしれない。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115597/index.html
どうでもいい、じじぃの日記。
4月7日、NHK BS1スペシャル 「アメリカVS.中国“情報・金融・ハイテク覇権”に挑む中国」を観た。
次世代通信規格「5G」の主導権を巡って、米国と中国の対立が激しさを増している。
中国広東省深圳にある世界で2番目に大きい携帯会社ファーウェイ(huawei)が、商業用ブロックチェーンサービスを国際市場でも正式に開始したと発表した。
中国では、QRコード決済サービスが現金に取って代わるデジタル社会に突入している。
次世代通信規格「5G」の争いかと思ったら、「5G」+「ブロックチェーン」+「QRコード決済」で世界制覇を狙っているのだという。