じじぃの「地球の自転・1日が1秒だったらどうなるのか?もっとホワット・イフ」

What If Earth Was Spinning at the Speed of Light?

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oRAtGDKeyYM

ONE-SECOND DAY


ONE-SECOND DAY

Q What would happen if the Earth's rotation were sped up until a day only lasted one second?

The Earth rotates, which means its midsection is being flung outward by centrifugal force. This centrifugal force isn't strong enough to overcome gravity and tear the Earth apart, but it's enough to flatten the Earth slightly and make it so you weigh almost a pound less at the Equator than you do at the poles.
https://what-if.xkcd.com/92/

『もっとホワット・イフ?――地球の1日が1秒になったらどうなるか』

ランドール・マンロー/著、吉田三知世/訳 早川書房 2023年発行

1日が1秒だったら より

Q 地球の自転が速くなって、1日の長さがたった1秒になったらどんなことになりますか?

破局的なことになるだろうが、2週間に一度、一時的にもっと破局的になるはずだ。

地球は自転するが、それはつまり、地球の真ん中あたりが遠心力によって外向きに振りとばされているということである。この遠心力は、重力に打ち勝ち、地球を引き裂くほどには強くないが、地球を少し扁平にする。その結果、あなたの体重は、北極または南極で量るほうが0.5キログラム近く軽くなる。

地球(とその上にあるすべてのもの)の回転速度が突然上がって1日がたった1秒の長さになってしまったら、地球は丸1日すらもないだろう。

赤道が、光速の10パーセント強の速度で動くことになる。遠心力が重力よりはるかに強くなり、地球を作っている物質は放り出されてしまうだろう。

あなたは瞬時に死にはしないだろう――2、3ミリ秒か、数秒間生きられるかもしれない。大した長さとは思えないだろうが、『ホワット・イフ?』に登場する他の相対論的(光速に近い)速度に関わるシナリオで死ぬ早さに比べると、これは結構長い。

地殻とマントルは割れて、建物ぐらいの大きさの塊にバラバラになるだろう。1秒が過ぎるまでには、大気が宇宙空間に広がって薄くなりすぎて、もはや呼吸ができなくなるだろう――とはいえ、あまり動かない北極と南極でさえ、あなたは窒息するほど長くは生きられないだろうが。

最初の2、3秒間、地球の膨脹により地殻が粉々に避けて、その破片が地軸の周りを回転する一方、地球上のほぼすべての生き物は死ぬだろう。
だがこれは、次に起こることに比べればまだ平穏だ。

すべては相対論的速度で運動しているだろうが、地殻の破片はどれも、すぐそばの破片とほぼ同じ速度で運動しているはずなので、相対論的衝突がすぐさま起こるわけではないだろう。つまり、どちらかといえば平穏な状況だというわけだ……今や円盤と化すほど扁平になった地球が何かにぶつかるまでは。
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どうでもいい、じじぃの日記。

現在地球の1日は24時間で、1年は365日となっている。
地球の自転をコントロールしている大きな要因は、月からの万有引力だ。

46億年前に誕生したばかりの地球は、1日の長さが「5時間」しかなかったらしい。
その後、地球を回る月が誕生し、地球の自転を減速させた。

だが月が無くても、地球の環境はそれほど今と比べて違わないともいわれている。
地球を電車(月がある)と新幹線(月が無い)に置き換えてみると、
電車に乗っていて、野球のボウルを真上に放うると手に戻ってくる。
時速200kmの新幹線に乗っていて、野球のボウルを真上に放っても手に戻ってくる。
外側の電車や新幹線の車体へ風圧が変わるだけだ。

Q 地球の自転が速くなって、1日の長さがたった1秒になったらどんなことになりますか?

「地球は自転するが、それはつまり、地球の真ん中あたりが遠心力によって外向きに振りとばされているということである。この遠心力は、重力に打ち勝ち、地球を引き裂くほどには強くないが、地球を少し扁平にする」
そして、
「あなたは瞬時に死にはしないだろう――2、3ミリ秒か、数秒間生きられるかもしれない」
だそうです。
(あなたが電車の中にいたら、数秒内に車体がバラバラになり、電車から放り出されるかもしれない)