じじぃの「科学夜話・使い捨てカイロを貼る場所はどこだ?人間を科学する事典」

大動脈 (shonan-cvs.org HPより)

大動脈疾患 湘南心臓血管外科グループ
図のように、心臓から全身に血液を送り出す大動脈は、心臓から出て上方へ向かう部分を上行大動脈といいます。大動脈は、弓状に左方へ向かい下方へ向かいます。この部分を弓部大動脈といいます。そして、弓部〜下方へ向かう大動脈を下行大動脈といいます。
http://www.shonan-cvs.org/desease/aorta.php
『人間を科学する事典―心と身体のエンサイクロペディア』 佐藤方彦/著 東京堂出版 2005年発行
ヒトの急所とはヒトのツボ? より
そこに打撃などを受けると生命にかかわる場所を「急所」といいます。
人の急所は、現在の東洋医学でいう「経穴(けいけつ)」あるいは「つぼ」に一致します。人体には365のつぼがあり、体内をエネルギーが循環する道筋である「経絡(けいらく)」に沿って配列されています。たとえば内臓に何かトラブルが起こると、そこに関係する経絡に異常がおきます。その中で特に反応が強い場所がつぼなのです。
人の急所であるつぼは、様々な方面で利用されています。
合気道や柔道などの武道や格闘技などでは、生命にはかかわらなくても、そこへの攻撃によって相手の働きを封じることができる場所を急所とよびます。これらのスポーツにおいて利用されているつぼは、すべてのつぼのうち、眉間(みけん)など全身に40〜50数ヵ所あり、それらの多くは経穴に一致し、皮下の浅いところを大血管が通過していたり、骨の薄いところや、自律神経が集中していたりして、打撃によって外傷性ショックを起こしやすい急所となっています。
その他には、当て込み急所、痛覚急所、麻穴(まけつ)急所などがあります。当て込み急所とは適切な攻撃を加える事により瞬時に死に至らしめる、または重大な致命傷を与えうる人体部位です。痛覚急所は激痛を与え、麻穴急所は痺(しび)れさせる部位です。人体の急所を医学的に研究し力学的作用(テコの原理)をもって攻撃し合理的に敵を倒すとの考えを持っています。ですから、身体が大きな者を大きな者が倒すことができても、大きな者を小さな者が倒すには技とともにこの急所をねらうから倒せるのです。病気の治療に役立つつぼも、武道においては、早く鋭い力を加えると即倒させたり、即死させたりする活殺自在のものがあるのです。

                        • -

どうでもいい、じじぃの日記。
今年は暖冬と言われていますが、正月三が日は冷え込むそうです。
ネットで「使い捨てカイロの貼る場所」をキーに検索すると、まず「首」、そして「背中」、「お腹」、「腰」、「足」と続きます。
先日、テレビでニュース番組を観ていたら、「一番効果的な使い捨てカイロの貼る場所」とかやっていました。
首の下 上胸部に「大動脈」があるため、首から胸にかけた間に、ぺったんこ、カイロを貼るのが一番効果的なんだそうです(下着の上に貼る)。