カゴのような繭
Urodidae - Alchetron The Free Social Encyclopedia
Urodidae were previously included in the superfamily Yponomeutoidea (Kyrki, 1984, 1988) and have also been lumped with Galacticidae (Heppner, 1991, 1997) or with other Sesioidea (Heppner, 1998). They belong to the lower part of the lepidopteran clade "Apoditrysia" (Dugdale et al., 1999) (i.e. not "Obtectomera"), but their closest relatives are as yet unknown and it is hoped that DNA sequencing can help resolve this question.
https://alchetron.com/Urodidae
『へんないきものもよう』 早川いくを/著 ベストセラーズ 2018年発行
カゴのような繭 より
可憐なフォルム。
端正な網目模様。
これを編み上げたのは、一匹のガの幼虫である。
この美しいカゴは、繭なのだ。
熱帯雨林に棲むガの中には、こんなきれいな、カゴのような繭を作るものがいる。
普通の繭では、雨が降ると水がたまってしまう。
さらには、アリなどが寄ってきて危険だ。
自らをカゴの中に包み込み、さらに糸で吊るせば、水もたまらないし、アリも寄ってこない。
緑におうジャングルに、風が吹く。小さく美しいカゴが、音もなく揺れる。
やがてサナギが羽化し、中から一匹のガが現れて、誰知ることもなく飛び立ってゆく。
何という美しさであろう。
え?
羽化したガはどうやってカゴから出るのかって?
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どうでもいい、じじぃの日記。
え?
羽化したガはどうやってカゴから出るのかって?
ちゃんと、カゴの底には脱出用の出口が用意してあるのだ、とか。