じじぃの「邪悪になるな・ハッキングの誘惑・Hello、World!閉じこもるインターネット」

Ruby on Rails - Part 1: Hello World 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=LADHwoN2LMM
Daedalus in Interop Tokyo 2012 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=gzu0S_mQxtk&feature=endscreen
Song: COMPUTER GEEK (2002) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=YGTeVJIhJtg
How to be a Computer Hacker 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zixpms1oo40&feature=related
プライムニュース 「所属しない”働き方 インターネットで稼ぐ」 (追加) 2012年6月20日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理、安倍宏行解説委員 【ゲスト】安藤美冬(フリーランス)、イケダハヤト(ブロガー)、高木新平(トーキョーよるヒルズ編集長 コンテクストデザイナー)
今春の大学新卒者の就職率は中小企業への就職が進んだこともあり、2.6ポイント上昇し、93.6%。4年ぶりに改善し最悪期を脱した。しかし一方で、3割以上の若者が3年以内に会社を辞めているとの推計もある。
そんな中、若者たちの間で注目を集めているのが「ノマドワーカー」と呼ばれる新しいワークスタイル。彼らは組織に所属せずに、自宅やオフィスではなく、喫茶店ファストフード店などで、パソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする。彼らは、なぜそうした働き方にこだわるのか?
3人の若者をゲストに迎え、“ソーシャル時代”の現在、若者たちが見いだした新しい働き方、仕事観について聞く。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120620_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120620_1
探せ!正義のハッカー…国が初の競技会開催へ 2012年5月21日 読売新聞
コンピューターのハッキング技術を競う社会人対象の大会を、経済産業省が今年度、国として初めて開催することになった。
 深刻なサイバー攻撃が相次いで発覚する中、日本を守る「正義のハッカー」を発掘するのが狙いだ。
 大会は今年10月以降、全国を4ブロックに分けて予選を開き、来年2月に本戦を開催。担当者は「模擬的なサイバー攻撃のようなメニューで実践的な経験を積ませたい」と狙いを話す。今年度は7000万円の予算を確保し、米ラスベガスで開かれる世界最高峰のコンテストの実施方法も調査する。来年度以降は民間に引き継ぎ、将来は世界レベルの大会にしたい考えだ。
 経産省は2003年、同様の大会を高校生対象に計画したが、「ハッカー=悪」の偏見が強く、「国が犯罪者を養成するのか」との批判を受け見送った経緯がある。しかし、その後、防衛産業や衆参両院などへのサイバー攻撃が発覚したことから、経産省では「当時とは時代状況が変わった。人材発掘は急務だ」(担当者)と方針を転換した。今年2月には、技術者の有志が中心となり福岡県内で学生向けの大会を初開催。今月19、20日には茨城県つくば市で2度目の大会が開かれるなど、官民挙げて人材育成の機運が高まっている。
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120521-OYT8T00899.htm
日本発プログラム言語「Ruby」、国際標準に 2012年4月3日 朝日新聞デジタル
情報処理推進機構IPA)は2日、日本生まれのプログラム言語「Ruby(ルビー)」が国際規格「ISO/IEC30170」として承認されたと発表した。日本生まれのプログラム言語が国際規格となったのは初めて。言語仕様の安定性や信頼性が増し、企業が安心してルビーに基づく大規模な開発投資や人材育成を一段と活発化できる。
ルビーはネットワーク応用通信研究所松江市)フェローの“まつもと・ゆきひろ(松本行弘)氏”が1993年に発案した。豊富な機能と簡便さを併せ持ち、欧米での採用が相次ぎ、日本に逆輸入された。
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201204030014.html
グーグル 10の黄金律 活かす読書
 黄金律1 採用は全員で
 黄金律2 あらゆる必要を満たせ
 黄金律3 一ヶ所に詰め込め
 黄金律4 調整が容易な環境を
 黄金律5 自社製品を使わせろ
 黄金律6 創造性を奨励せよ
 黄金律7 合意の形成に努めろ
 黄金律8 邪悪になるな
 黄金律9 データが判断をもたらす
 黄金律10 効果的なコミュニケーションを
http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-entry-1210.html
日本人学者vs大物ハッカー『テイクダウン』(著)下村努/ジョン・マーコフ(訳)近藤純夫 の感想
http://www.kt-web.org/book/book0100/book0056.html
ギーク ウィキペディアWikipedia)より
ギーク (geek) とは、アメリカの俗語で卓越した知識があるということを指す。
そもそも良い意味では使われなかったが、インターネットが注目されるようになると共に、コンピュータやインターネット技術に時間を費やし、深い知識を有する者もギークと呼ばれるようになった。現在ではけなす意味合いも薄れてきており、自称としても用いられている。 なお、日本ではしばしば「オタク」と訳されるが、"geek" には サブカルチャーの熱心な愛好家という意味はあまり含まれず、「(コンピュータ系)技術オタク」という意味合いに近い。

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『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』 イーライ・パリサー/著、井口耕二/翻訳 早川書房 2012年発行
Hello, World (一部抜粋しています)
これは、プログラミングの教本で最初に取りあげられるコードの例、プログラマーになろうと思った人が最初に学ぶことだ。C++であれば、次のようになる。
void main()
{
  cout  <<  "Hello, World!"  <<
  endl;
}
具体的なコードはプログラミング言語によって異なるが、得られる結果は同じだ。真っ白なスクリーンに次の1行が表示される。
Hello, World!
作品に対する神からのあいさつ、いや、神に対する作品のあいさつかもしれない。この1行を目にしたとき、人はしびれるほどの喜びを感じる――創造の電気が指先からキーボード、コンピュータへと流れ、世界へと還流する。生きていると感じるのだ。
プログラマーのキャリアが必ず「Hello, World!」から始まるのは偶然ではない。プログラミングとは新しい宇宙を創造する力である。だからこそコードに魅せられる人が多いのだ。数行あるいは数千行を打ち込み、あるキーをたたくと、スクリーンに新しいなにかが生まれる――新しい宇宙が生まれる、新しいエンジンがうなりをあげはじめるのだ。能力さえあれば、創造できるかぎりのものを創り、操ることができる。
「我々は神のようなものであり、その役割を上手にこなせるようになるかもしれない」――未来派のスチュアート・ブランドが1968年、ホールアースカタログ誌の表紙に書いた言葉だ。ブランドのホールアースカタログは「大地へ帰れ運動」から生まれた雑誌で、カリフォルニア州で増えつつあったプログラマーやコンピューターマニアに人気を博した。ヒトは普通、環境のなすがままだが、ツールや技術を手にすれば神となり、環境を意のままに操ることができる――ブランドはそう考えた。そしてコンピューターは、どのようなツールにでもなれる万能のツールだった。
ブランドは、シリコンバレーギークの文化に計り知れないほどの影響を与えた。本人はプログラマーではなかったが、シリコンバレーの世界観を作ったのはブランドのビジョンなのだ。フレッド・ターナーが『カウンターカルチャーからサイバーカルチャーへ』で詳しく紹介しているように、ブランドらDIY未来派の人々は不満をいだいたピッピーであり、ハイト・アシュベリーに次々と誕生していたコミューンは居心地が悪いと感じて社会変革を求める人々だった。彼らは、譲歩と妥協、そして集団の意思決定というややこしい方法で政治的な変化を勝ちとって新しい世界を作るのではなく、自分たちだけで新しい世界を作ろうと考えたのだ。
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プログラマーは神に成りたいという想いを持つこともあるし、社会を変革したいという願いを持つこともある。しかし、政治家になりたいと思うプログラマーはまずいない。「プログラミングというのは透明で中立、統制しやすい領域だと考えられており……ここでは、喜びをもたらす有益な成果が得られる。これに対して政治は妥協の産物や問題、汚点だらけの世界、イデオロギーで曇った活動であり、この活動からはまずなにも生まれないとプログラマーは考えることが多い」と、ニューヨーク大学の人類学者、ガブリエラ・コールマンは書いている。このような考え方にもいい面はある。しかし、プログラマーが政治を忌避しているのは問題である。ヒトが集まればどうしても問題が発生するわけで、そのとき、力を持つ人々が裁定を下し、統治しなければならないからだ。
この死角が我々の暮らしにどのような影響を与えているのか、それを検討する前に、まずエンジニアの考え方を見てみたほうがいいだろう。
自分を、頭はよいが底辺高校に通う生徒などだと考えてみてほしい。大人社会から疎外されているのは当然だが、あなたは、生徒仲間の権力構造からも疎外されており、孤独感と疎外感に満たされている。数式や体系はさっと理解できるが、人は難しい。社会的な信号はごちゃごちゃとややこしく、なかなか正しく解釈できないからだ。
ある日、あなたはコードに出会う。お昼のテーブルで無力なあなたもコードを使えば望むままに世界を改変できる。コードはまた、秩序だった明快な記号体系をもたらしてくれる。地位や居場所を人と争う必要はもうない。がみがみと小うるさい両親ももう気にならない。目の前には真っ白なページがあり、自分の世界を自由に描くことができる。すばらしい世界や自分の居場所を1から作ることができる。
これであなたもりっぱなギークである。
ギークやソフトウェアエンジニアは友達がいないとか、社会性に欠けるとか言いたいわけではない。プログラマーになれば手にはいると考えられることがあると指摘しているのだ。記号体系を身につけ、記号体系を支配するルールを学べば、その体系を好きに操る力を得る。現実世界で無力だと感じるほど、この魅力は強くなるだろう。「ハッキングすると対象システムを深く理解できるだけでなく、病みつきになりそうな支配力が手にはいり、もう少しですべてを支配できるようになるのではないかと幻想を抱く」とスティーブン・レビューも書いている。
コールマンが指摘しているように、体育会系とオタクというステレオタイプ以外にもさまざまなギーク文化が存在する。たとえばオープンソフトウェアを推進する人たちがいる。この道でもっとも有名な、リナックスをつくったリーナス・トーバルズは、多くの人に使ってもらおうと、膨大な時間をかけて仲間と共同でフリーソフトウェアツールを作成した。このほか、シリコンバレーでスタートアップを立ちあげるアントレプレナーもいる。スパム防止に熱中し、オンライン警備隊を組織してバイアグラ販売業者を探して活動停止に追いこもうとする人もいる。スパマーなど、敵対的な一派もいる。技術によって他人を困らせ、それを楽しむトロール、通信システムへの侵入に情熱を燃やすフリーク、そして、可能だと証明するために政府系システムへ侵入するハッカーなどだ。
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技術決定論者は、技術とは本質的によいものだと考えがちである。しかし、ケビン・ケリーがなにを言おうと、技術に派レンチやネジ回し並の善意しかない。技術がよいことをするように人がしたとき、人がいい形で使ったときのみ、技術はよいものとなるのだ。このことは技術史のメルビン・クランツバーグ教授が30年近くも前に上手に表現し、クランツバーグの第1法則として知られている――「技術は善でも悪でもない。中立でもない」だ。
善きにつけ悪しきのつけ、プログラマーやエンジニアは、社会の未来を形づくる大きな力をもつ地位にある。この力は、貧困や教育、疾病など、現代社会が直面する大きな問題の解決に使うこともできる。あるいは、ハイファーマンが言うように、上手に屁をこくアプリの作成に使うこともできる。もちろん、どちらをしてもかまわない。ただ、都合がよいときだけ優れたよい会社だと主張し、都合が悪くなると砂糖水を売っているだけだと言うように二股をかけるのは不誠実だ。
市民が十分な情報をもって活発に活動できるようにすること、自分たちの生活だけでなく、コミュニティや社会をうまく動かせるようなツールを人々の手に渡すことは、エンジニアリング的な観点からとても重要で魅力的な課題だと思う。この課題の解決は、膨大な技術的スキルと人間性の深い理解が必要とされる偉業である。そのためには、グーグルの有名なスローガン、「邪悪になるな」の先をゆくプログラマーが必要だ。善を為すエンジニアが必要なのだ。
ぐずぐずしている暇はない。パーソナライゼーションがいまのまま進行すれば、社会は我々の想像をこえてどんどんおかしくなり、さまざまな問題が噴出するようになるからだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
図書館の中で新刊書コーナーを覗いてみたら、『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』という本があった。
「真っ白なスクリーンに次の1行が表示される」
Hello, World!
もう、プログラムを書かなくなってから、5年ぐらいなる。
プログラムにはいろいろな言語があるが、最初に表示されるのが、「Hello, World!」だ。
それから、表示される文字列を日本語に置き換えて、「こんにちは!」とやったもんだった。
こんな単純なプログラムでも、「俺は、ハッカーだ!」と表示させれば、一人前のハッカー気分になるから、不思議なもんだ。
「ハッキングすると対象システムを深く理解できるだけでなく、病みつきになりそうな支配力が手にはいり、もう少しですべてを支配できるようになるのではないかと幻想を抱く」
私は主にWeb(ウェブ)系の世界でプログラムを書いてきた。使った言語はPerl(パール)だ。PerlC言語と似ており、スクリプト言語なので書いてすぐ結果を出せる。最近では日本人(まつもとゆきひろ氏)が開発したRuby(ルビー)が人気らしい。
プログラマーをやってて思うことだが、プログラマーにしかできないことがある。それが「ハッカー」だ。
日本人ハッカーとして有名なのが下村努だ。彼は2008年にノーベル化学賞を受賞した下村脩博士の息子だ。
プログラマーだったら、一度は直接犯罪と結びつかなくても、頑強な通信システムを突き破って、秘密情報を手に入れてみたいと思うのではないか。
深夜、パソコンに向かって、「へっへっへ」と、やれるのも、プログラマーの特権なのだ。
「上手に屁をこくアプリの作成に使うこともできる」
「上手に屁をこくアプリ」、か。
くれぐれも、ウンコを残すことがないようにしましょうね。ハッカー諸君。