じじぃの「世界一薄い和紙の意外な活躍・毛先の柔らかい刷毛!世界に誇る日本のすごいチカラ」

和紙の石元さん 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=YI4x0QcwQ00&feature=related
文化財の保存修復〜表装・表具〜:文部科学省 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=yXo4Q-1uMho
SNOWFLAKE【私が子供のころ編】美濃手漉き和紙 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HEeWqa2rtNU
和紙に新境地を求めて 写真家 藤井秀樹1 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=PYYScyT0WoY
表具道具(糊刷毛) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=lRWHmXcglVU
日本の和紙 無形文化遺産登録 決定へ (追加) 2014年11月26日 NHKニュース
日本からは島根県の「石州半紙」、岐阜県の「本美濃紙」、それに埼玉県の「細川紙」という、いずれも「こうぞ」だけを原料にし、伝統的な手すきで作られる和紙が提案され、22番目に審議される予定です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141126/k10013484431000.html
和紙 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?q=%E5%92%8C%E7%B4%99&hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&prmd=ivnsl&ei=oGgvT7iXFce1iQfQ5u3VDg&start=10&sa=N&oi=image_result_group&sa=X
和紙に未知の世界が透けて見えた 2010年08月06日 ニューズウィーク日本版
欧米の美術館でもアジア絵画の修復には必ず和紙を使う。一時は(材料に使う鉄から)さびが出たり不評だった時期もあったが、改良が進んで今はかなりよくなったよ」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2010/08/post-1507.php
修理屋の本棚 - 第7回:書物のコンサベーション(2) ― フィレンツェ 1966- 本のある時間 TIME with BOOKS
こうした知見のいくつかは、すでに述べたように、コッカレルやパウエルの工房で日常的に実践されてきたことだが、フィレンツェでのマス・コンサベーションに全面的に導入され、改良された。他に、これまでは廉価本のための簡易な製本と見なされていたリンプ・ベラム製本の耐久性と耐用性の再評価、補修材料としての和紙とデンプン糊の全面的な導入、新しい防カビ・駆除法の適用等、この救出活動の中から生まれた知見はたくさんある。その知見は、この救助作業に参加した各国からの専門家にも受け継がれ、世界に広がってゆき、書物だけではなく、文化財全般のコンサベーションの考え方や技術に活きている。
http://210.133.111.135/rensai_repair/vol07/p01/p01.html
世界一薄い和紙が修復する父子の“絆” 2009年10月2日 日経ビジネスオンライン
世界で最も薄い和紙に触れた。1平方メートルあたりの重さは3.5グラム。超極薄の典具帖紙(てんぐじょうし)、土佐で発達した極めて薄く強靭な紙でタイプライター用などに利用されてきた和紙である。手に取った感触では重さが感じられない。新聞紙に被せてみれば、鮮明に文字を読むことができる。
純白に漂白された紙だが塩素を使用しない独自の製法で漉かれている。そのために経年の酸性劣化が起こりにくいという特質を持っている。この特性に注目したのは文化財や美術品を修復する関係者だった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091001/206005/
首都圏ネットワーク 「桐生和紙」 2012年2月7日 NHK
【キャスター】池田達郎、上條倫子
群馬県桐生市の織物工場と和紙職人が協力し合い、和紙を織物にしたいという思いから帯が完成した。水に強く、夏には涼しいという。桐生市に新たな伝統を作り始めている。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/
三宅一生 東北へ 伝統を未来につなぐ旅 2012年1月2日 NHK
【出演者】三宅一生 【語り】西島秀俊
三宅さんは、89歳になる今も奈良までお水取りの紙を納めにいくまし子さんのために、そのときに着る服を作ろうと持ちかけた。紙の服について、作家も「紙衣(かみこ)一重は寒さをしのぐ」と詠んだという。柿渋の染色についてまし子さんから学ぶ三宅さん。
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20120102-21-21790
和紙 『ウィキペディアWikipedia)』より
和紙は、日本古来の紙。欧米から伝わった洋紙(西洋紙)に対して日本製の紙のことをさす。日本紙と同義。
【特長】
和紙の特長は洋紙に比べて格段に繊維が長いため、薄くとも強靭で寿命が比較的長く、独特の風合いをもつ。木材パルプから生産される現在の洋紙と比較すると原料が限られ生産性が低いために価格が高い。伝統的には独特な流し漉き技術を用いるが、現代の和紙は需要の多い障子紙や半紙を中心に、大量生産が可能な機械漉きの紙が多い(伝統的な製法と異なる機械漉きの紙を和紙と認めない人もいる)。
和紙は世界中の文化財の修復に使われる一方、1000年以上もの優れた保存性と、強靱で柔らかな特性を利用して、日本画用紙、木版画用紙等々、独特の用途を確立している。また、日本の紙幣の素材として用いられる。一部工芸品の材料・家具の部材・紙塩など一部の用途にも使用され、江戸時代には日本中で大量に生産され、建具の他に着物や寝具にも使用されていた。
和紙の産地は全国に点在しているが、代表的な産地として「越前和紙(えちぜんわし)」「美濃紙(みのがみ)」「土佐和紙(とさわし)」があり、3大和紙産地と呼ばれている。
【日本の流し漉き】
日本の流し漉きについて述べると、中国・朝鮮の流し漉きに類似する部分と日本独特な漉き方の部分で構成されているのが特徴である。紙の表面と裏面の紙層を作る時には、中国・朝鮮の流し漉きと同様に、紙料を汲み込む動作と紙料を捨て戻す動作を一連の動作で行い「化粧水」(紙表面)と「捨て水」(紙裏面)の薄い紙層を作るが、表と裏の中間の紙層(紙の厚みの部分)を作る技術は日本独特で、汲み込んだ紙料をしっかりと粘剤を利かせて繊維同士を絡ませるために、紙を均一にするように簀を十分に振って紙層を作ってから不用な紙料を捨て、また次の紙料を汲み込んで必要な紙厚が得られるまで繰り返す。これが日本の流し漉きの特徴である。
ダビデ像 (ミケランジェロ) 『ウィキペディアWikipedia)』より
完成後500年を間近に控えた2003年には、像の汚れが目立ってきたため1843年以来160年ぶりの清掃がなされることになったが、ここで再び大理石の質をめぐって問題が発生した。アカデミア美術館館長のフランカ・ファレッティは500年分の汚れを徹底的に清めるためには水洗いをするべきだと主張したのに対し、依頼を受けた修復の専門家パロンキが水洗いは大理石を傷めるとして反論したのである。館長と対立したパロンキが依頼を退けて辞任する事態にまでいたったが、最終的には表面に貼った和紙に水分を与えて汚れを吸収させてから剥がすという方法で修復は無事に終えられた。
石州和紙 『ウィキペディアWikipedia)』より
石州和紙(せきしゅうわし)・石州半紙(せきしゅうばんし)は、島根県の西部、石見地方で製造される和紙である。1967年に重要無形文化財(石州半紙)、1989年に伝統工芸品の指定、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録。
ブータン王国との技術交流】
1980年代の前半、ブータン王国では上質な紙が不足しており、その多くを海外からの輸入に頼っていた。そこで日本の優秀な手漉き和紙の技術を取り入れ自国で生産する紙の質を向上するべく日本に協力要請がなされた。
1986年にブータン王国より三隅町(現浜田市)に技術研修員を受け入れて以来ブータン王国に手漉き機材を贈るなどの交流が進められ、現在でも交流が続けられている。

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『図解 世界に誇る日本のすごいチカラ』 インタービジョン21【編】 三笠書房 2012年発行
薄さ0.02ミリ――世界一薄い和紙の意外な活躍 (一部抜粋しています)
土佐特産の和紙「典具帳紙(てんぐじょうし)」は「カゲロウの羽」とも讃えられるほど薄くて強い紙として、かっては国内外のタイプライター用紙などに重宝された。コピー機の普及によって需要が激減してしまったが、その伝統を伝えるひだか和紙(高知県日高村)は2009年、機械漉(す)きにより薄さわずか0.02ミリの紙の開発に成功。天然繊維でできた紙としては世界でもっとも薄いとされる。
典具帳紙はその薄さと丈夫さに加えて、塩素を用いないため劣化しないことが評価され、絵画や子文書、仏像などの文化財の修復に重宝されている。たとえば東京・浅草寺宝蔵門の吽形(うんぎょう)像の修復作業にも使われた。さらに、スペインやポルトガルの図書館をはじめ、西欧、中東、中国などへ活躍の場を広げている。
一方、伝統的な手漉き和紙の石州半紙は2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された。

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どうでもいい、じじぃの日記。
http://space.geocities.jp/hhiratsuka2005/
ぼけっと、『図解 世界に誇る日本のすごいチカラ』という本を見ていたら、「薄さ0.02ミリ――世界一薄い和紙の意外な活躍」というのがあった。
「和紙」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
日本はヨーロッパからみると、東洋の辺境の国だ。ヨーロッパは石の文化で、建築物や庭園は自然を取り入れるという考え方ではなく、人間が自然を支配するという考えのもとで造られているように思われる。
和紙から連想させるのは、京都・宇治の平等院であり、日本家屋である。和紙には自然との一体感が感じられる。
1月2日にNHK三宅一生 東北へ 伝統を未来につなぐ旅」を観た。
三宅さんは東日本大震災後に、自分が東北のために何が出来るのか?を問いかけての東北への旅であったが、それは受け継がれてきた伝統(和紙)のパワーを広く伝え、未来につなぐ旅でもあった。
和紙はもともと、中国から伝わった。今は日本独特な流し漉き方で作られているのだそうだ。
「その伝統を伝えるひだか和紙(高知県日高村)は2009年、機械漉きにより薄さわずか0.02ミリの紙の開発に成功。天然繊維でできた紙としては世界でもっとも薄いとされる」
東洋の辺境の国で作られた和紙が世界中の美術館、文化財の修復に使われている。
「伝統的な手漉き和紙の石州半紙は2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された」
日本の力が認められたのだ。
じじぃは東洋の辺境の国、日本に生まれてよかったと思う。