じじぃの「人の死にざま_334_石坂・洋」

石坂洋次郎 - あのひと検索 SPYSEE
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青い山脈 (1949) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=bAKmKJxtWZg
横手市[観光情報 - 石坂洋次郎文学記念館]
http://www.city.yokote.lg.jp/kanko/spot/spot03.jsp
石坂洋次郎 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
石坂洋次郎は、日本の小説家。青森県弘前市代官町生まれ。慶應義塾大学国文科卒。
【来歴・人物】
1926年から秋田県立横手高等女学校(現在の秋田県立横手城南高等学校)に勤務。1929年から1938年まで秋田県立横手中学校(現在の秋田県立横手高等学校)に勤務し教職員生活を終える。
横手中学でのあだ名は、か細かったことから「夜蛾(ヨガ)」。3〜5年生時に国語と作文を教わったジャーナリストむのたけじは、前から成績の悪い順に着席していた当時の教室で、授業中教師と目を合わせないようにうつむいていた前列の者たちが、石坂の授業においては「あててくれ」といわんばかりに顔を上げるようになり、教室の風通しがよくなったと感じていたとのこと。また、英語の試験の試験官をしていた石坂が、答えのわからない生徒たちに聞かせるかのように窓の外に向かって正解をつぶやくのを数度目撃した。教室で人を解放させるようなあたたかなムードを持ち、空気のように包まれる感じであったと回想している(読売新聞秋田版、2008年9月10日、『あの日 X年前 − 82年前、1926年』)。
横手城址の文学碑には、横手中学の国語教師をしながら書き続けた『若い人』の一節、【小さな完成よりもあなたの孕んでいる未完成の方がはるかに大きなものがあることを忘れてはならないと思う】が刻まれている。

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『20世紀命日大事典』 蕪木和夫/著 風塵社 1999年発行
10月7日−石坂洋次郎 (作家)
石坂洋次郎といえば青春文学の巨匠である。そして、私はこの作家の作品世界を映像化した日活との出会いこそは、石坂にとってたいへんな幸運ではなかったかと思うのである。
青春映画の日活と言われ、石原裕次郎吉永小百合芦川いづみ浅丘ルリ子らキラ星の如くいた青春スターたちでおりなす星座で『青い山脈』をはじめ『若い人』、『陽のあたる坂道』、『あいつと私』など次々と石坂文学が映画化されていった。
1人の作家でこれだけ映画化された例を他に知らない。
石坂自身、弘前中から慶大に進み、14年もの教員生活を経験している。彼の小説にはいずれも青春の門の外で悩める若者たちが登場して来る。
小説も映画も読んで、見たりすると青春っていいなあと私は涙してしまう。青春映画の日活。そして石坂洋次郎よ、永遠なれ!

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『人間臨終図巻 下巻』 山田風太郎著 徳間書店
石坂洋次郎 (1900-1986) 86歳で死亡。(一部抜粋しています)
『若い人』も老いてゆく。
昭和46年、71歳の石坂洋次郎は、原稿を書く以外生活のすべてをまかせていた妻を失ってから、まったく創作意欲を失った。
昭和54年、79歳のとき彼は語る。
「夕方は田園調布の駅まで散歩に出て、ベンチに坐って人ごみを遠くから眺めています。みんなせわしく動いていますね。・・・・私は友だち付き合いをするような方もありませんし、酒は若い時から全く飲めません。さびしくないかとよく聞かれますけど、人間は何でも慣れるものでね、もう何ともありません」
しかし80前になって急に15キロも体重がふえ、心臓圧迫、血圧昂進の症状が現れて、医者からもう半年ももたないと宣告されて、昭和56年、娘たちは老父に静かな余生を過ごさせるため、住み馴れた東京の田園調布から相模湾を一望に見下ろす伊東の、温泉もある閑静な家に引っ越しさせた。
58年5月、長女の広子は語る。
「とにかく絵にかいたような老後を過ごしています。昼は新聞を読んだり、テレビを見たり、昼寝をしたり、それ以外はテラスで静かに庭を眺めている毎日。身体は至って丈夫で食欲は旺盛です。ただ老人性健忘症というんでしょうか、ひどいときにはほんの2時間前にお風呂にはいったばかりなのに、きょうは風呂はまだかな、なんていい出す始末です」
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昭和61年9月下旬、身体に震えを起こして臥床して以来ベッドから動けなくなった。蜘蛛膜下出血を起こしたのである。10月5日から意識がなくなり、7日午後1時10分静かに息をひきとった。
主治医の内藤史郎医師によれば、「どこが悪いというより、老衰死ですね」

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